う?こ座り考
みなさん、なめんなよ!
コロナ自粛からしばらく、気がつけば近所のコンビニはいつも盛況です。
いや、これは盛況というのだろうか。
正しく描写するとコンビニにたむろしている人がすごく増えた印象です。
公民館でのひとときを失ったお爺ちゃん、お婆ちゃんはイートインに、中高生は
軒先でフリーWi-Fiをもらってゲーム。
無理もないですね、どこへも行くなっていうのだから。
自粛解除後の今でも、すっかりクセになったのか、はたまたGo To キャンペーンで
東京が仲間はずれになったから余計なのか、たむろっている風景は相変わらず。
そんな7月も終わりそうな某日、駐車場の隅で、懐かしい人に会いました。
脚を大きくひらいて、おもいきりしゃがみこむ。
なめんなよ!
いわゆるひとつの(@長嶋茂雄)、う?こ座り、であります。40年ぶりくらい。たぶん。
ここは東京の23区外、「都下」と呼ばれている東京都の左半分にあたる住宅エリアです。
本題から逸れますがオンワードの「23区」は売っていて、いやいやむしろそこはいちばん
売るとカドが立つ区域だろう、と。そういうところです。
とまれ、2020年の東京でう?こ座りに会えるなんて少し感動。神奈川の湘南にだって
もういないのに。
(九州や茨城にはたくさんいるというのは、あれは本当?)
う?こ座りといえばもちろんツッパリ、ヤンキーです。
そんな方々にとっての基本ポーズともいえる座り方がう?こ座り。
この、う?こ座りに関して長年にわたり、ある疑問を抱いていた事を思い出したのでした。
「 う?こ座りは、なぜ威嚇となりえるのか? 」
う?こう?こ連発してなんか申し訳ない。
けれど考えてもみてほしい。そもそも「威嚇」とは何か。
威嚇とは、往々にして自分の身を守るために自らを実際以上に誇示する
専守防衛的な行為である。そうですね。
かんたんに表現すると「実際より大きく見せること」、これが基本のキ。
ねこの威嚇ポーズはつま先立ちになって、フーっ!
レッサーパンダの威嚇ポーズも、立ち上がって、オレのほうが大きいだろー! (可愛いけど)
NAVERまとめ より
https://matome.naver.jp/odai/2149093332581457401
その他、クマだって、ヤマアラシだって、コブラだって、オオアリクイだって、
みんなみんな生きているんだ自分を実際よりも大きく見せているんだ。
人間にも「人を見下す」という言葉があります。「フン! 」という時の顔も、よくみると
アゴを上げて相手を見おろすような角度になっていたり。
だけどもだっけど(@小島よしお)、う?こ座りはむしろ相手よりもずっと
低い位置に自分を置こうとする。不利じゃないですか。圧倒的に不利です。
「どうだ、オレはおまえより小さいぞ!!」
ありえないこんなの。謎でしょう。何故。
「う?こ座り=ヤンキーの威嚇」を全く知らない人が見たら、
「疲労でしゃがんでいる」、もしくは「足腰の弱い人」と思うでしょう。
江戸時代の大名なら「おもてを上げぃ~」というでしょう。
ネットを探しまくっても、「相手より下に位置する」ことがどうして
威嚇となりえるのか、2時間探しても見つからなかったです。
もしかしたら、という僅かな可能性についてはひとつ思いました。
獲物を狙う前の「攻撃の準備態勢」ではなかろうかアレは?
狩りをする動物が、身を低く構える姿勢です。
ただ、う?こ座りの場合、お腹が前を向いちゃっているので、
映像的には「カエル」になりがちだけれど。あまり怖くないけど。
わからない。まだわかりません。
というワケで、う?こ座りへの謎が復活してしまった私の7月でした。
結論が出なくてごめんなさい。さらに「クリエイター」でも「レポート」でも
なくて2重にごめんなさい。
おわびにコレ。ネットを探している中で「威嚇」のフィギュアを見つけました。
人気の品らしいです。威嚇って、バズっているのですか?
ザ・威嚇! 全5種セット