わたしのまち紹介 大阪府茨木市〜フェスタ “麦音” 取材記〜
初投稿記念ということで、地元の大阪府茨木市を、市が後援する一大ビール・音楽フェスタ「麦音〜BAKUON〜」からPRしたい。
10月7、8日の週末、市役所前の大広場に精鋭プロ・ロックバンド計10組、地元の繁華街から選ばれし飲食店計24模擬店と、東は岩手県 〜 西は島根県と日本全国の醸造所から直送されたクラフト・ビールのブース計20ブルワリー(100品目超)が集結した。
来場者数万人が、家族や仲間と肴をつまみながらLIVEと酒に酔いしれる。飲食スペース用の特設テントは瞬く間に埋まり、お目当てのバンドやビール・飲食店の味を楽しもうと遠方から訪れるファンや音楽関係者も相当数にのぼる。
今年は、コロナ・ショックで開催が4年間延期され、中止も危ぶまれたなかでの大復活祭。茨木市長が自らLIVEステージ上でマイクをにぎり、会場を大いに盛り上げた。秋晴れと久々の開放感で気分上々なところ、材料費高騰のあおりを受けて心なしかビール単価も上向いていた。
関西老舗UKロックバンド『Muthas Pride』の演奏
2日間の(自主)取材を経て改めて思うのは、茨木市民の方々の”温和さ”と”充足感”だ。
本場の大阪中心部から離れたベッドタウンのため、私のような関東出身の外様にもわけ隔てなく暖かい。まちの至る所に、ホッピー片手に気楽に語らえる酒場と、食べログの上位にもランクインする伝統のラーメン店や懐石料理店が構え、市民の胃袋を満たす。文豪・川端康成ゆかりの地としても名高く、文学館をはじめ文化の色彩豊かなエリアも見所だ。
マイペースに過ごせる空間が広がる一方、新幹線(新大阪駅)まで10分、伊丹空港と京都まで30分とアクセス性も申し分ない。JR西日本在来線の最速達種別「新快速」が新たに停車する日もそう遠くないという説が濃厚である。
人情味あふれる“昭和“の頭上を、新世代の旗手たる“令和”がかけぬける——
”住めば都”の北摂のまち・茨木市にぜひ一度足をお運びください。