【ラベルデザイン第二弾】霞文様のビンテージラベルデザインしてみました。
前回、水の伝統文様を使ってラベル風デザインを作りました。 参考: 水文様のビンテージラベルデザインしてみました。 前回に続き、今回は「霞文」を使って作成してみましたよ! 暖かくなってきましたし、時期的にも霞は良い題材かなと思います。 桜や梅とも相性が良さそうですが、今回は霞だけで作成しました。
霞文のビンテージラベル
霞(かすみ):
霧・靄・煙霧などで遠くの景色がぼやけている(=かすんでいる)様。やや文学的な表現で、気象学用語ではない。春の季語。 (wikipedia/霞)
日本の伝統文様として扱われている霞はこちら。エ霞と呼ばれ、Illustratorで簡単に作れる上、汎用性が高い文様です。 この霞を使っで海外の酒瓶に見られるようなビンテージ風のラベルデザインを作成しました。 透明の瓶に貼っているので見辛いですが、透過の方が霞感が出るかなと。 前回の水よりも軽さを出したかったので、細い線でシンプルに仕上げてみました。 ふわっと消えそうな霞の合間から太陽の光が漏れているイメージです。 伝統文様を洋風にアレンジすると、馴染むプロダクトの幅が広がると思います。 霞文を知らないと、伝統文様がベースになっている事すら気づかないかもしれません。 今回作成するにあたり、「霞」の漢字をそのまま使うのも良いと思ったのですが、アルファベットの方が軽い感じがしたので 断念しました。 デザイン案を考える過程で、霞の漢字の成り立ちを調べました。 漢字を上下に分けると、雨かんむり+叚(おおう)です。水滴でおおわれた状態が霞という事です。 叚の左側は布などのカバーとその下に物があるイメージ。右側は手を表しているそうです。「手でカバーをかける=叚(おおう)」という状態です。 そこで!漢字の成り立ちからインスピレーションを得たバージョンも作りました。 これは連想ゲームのような想像力が必要になりますね。 海外の人が見たらさっぱり分からないと思いますが、漢字の意味を伝えると喜んで貰えそうです。
ということで、今回は霞文でラベルデザインしてみました!