空港の魅力

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつらひさこ

まだ結果待ちではあるけれど、ようやく子供の受験が終わった。

思えば本番が近づくにつれて、家族の誰かが熱っぽいということになれば、すわコロナかインフルかとピリピリし、誰に言われなくても不要不急の外出は控えまくる日々だった。

 

とにかく予定通りに全部受けられますようにと祈った甲斐あってか、予定していたところはすべて受験できた。

有難かった。そして今、少々、気が抜けた。あとは結果がついて来るとよいのだが。

 

子供の本命は地方の大学だったので、緊急時代宣言中ではあったが、付き添いで私も行ってきた。

それこそ1年ぶりくらいに空港に行ったのだが、休業中のお店が随分とあって驚いたし、地方とはいえかなりの大都会であるはずの都市が、夜7時だというのに何でこんなに静かなの?と思った。

 

昨年からの「どうしようもない淋しさ」を色々な場所で感じつつ、空港でいつものように本屋に行き、機内で読む本を探した。

それにしても、空港で買う本というのは、なぜか普段絶対買わないものが多い。

それこそファッション雑誌だったり、丁寧な暮らし系の本であったり。

おそらく旅行前という非日常感がおおいに関係していると思う。

今回は日本の歴史をじっくり辿る本を買い、美味しいコーヒーをいただきながら楽しんだ。

 

空港と言う場所は、それ自体が街のような不思議な存在で、銀行もあれば病院もあり、空港によっては映画館や温泉もある。

美味しいレストランもたくさんある。

いつも飛行機が飛ぶまでの期間限定でしかいない場所だったのだが、いつか空港で1泊するくらいの勢いでじっくりと遊んでみたいと思った。

今年も、地道に、自分なりに、経済を回していきたい。

 

プロフィール
ライター
かつらひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、7年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

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