練馬区民としまえん大好き問題。閉園から1年経っても根強い人気、区施設が企画展を開催
練馬区民がこよなく愛する遊園地・としまえんが昨年8月31日に閉園してから1年以上が経ちましたが、今でも閉園を惜しむ声が少なくありません。
としまえん最後の日、入場ゲート前で閉園の時を見届けようと待っている皆さん
正門前には現在もファンが訪れ、開園していた頃を懐かしんでいます。
企画展終了翌日の11月8日から仮囲いが設置されるそうです。この景色も間もなく見納め
閉園後もとしまえん関連の話題は尽きることはありません。としまえんグッズを販売するオンラインストアがオープンしたり、園内遊具の一部が他の遊園地に移設されたりしました。
そのニュースを見て「コロナが収まったら行ってみようかな。だってとしまえんの遊具があるんだもん……」と計画している区民がいるとかいないとか。
私の地元・仙台市が誇る八木山ベニーランドにもコークスクリューがお引っ越ししており、新しいマシンが来たことを喜ぶ人々を見てちょっと複雑な気持ちになっている自分がいたりして。としまえんがどれほど偉大な存在だったか、仙台の人たちにも見てほしかったなぁ……。
と思っていたら、11月7日(日)まで練馬区立石神井公園ふるさと文化館(練馬っ子は「ふる文」と呼ぶそうです)で「企画展 思い出のとしまえん」が開催されているではありませんか!
展示内容は、今年9月に西武鉄道が練馬区に寄付した同園で実際に使用していた備品64点を中心に構成されており、入場無料な上に写真撮影ほぼOKという太っ腹ぶり。さらに館内でとしまえんグッズも買える神対応。これは行くっきゃない!
石神井公園ふるさと文化館
こちらが石神井公園ふるさと文化館です。西武池袋線石神井公園駅から徒歩15分、多くの人で賑わう石神井池と、パワースポットと噂の三宝寺池の間にあります。ここにいるだけで圧倒的練馬パワーを感じずにはいられません。思わず「練馬最高!」と叫びたくなることでしょう(?)
みんなとしまえん好きなんですね
お邪魔したのこの日は、展示室の前に行列ができていました。10人以上は並んでいたと思います。入場無料とか、お天気のいい休日の昼間であることとかを差し引いても、公共施設の企画展示でこんなに人が集まるなんて……としまえんの人気、恐るべし。
首をハイドロポリス並みに長くして待っていると、10分ほどで入れました。中はとしまえんのレガシーだらけでファン垂涎のものばかり!
なんと言っても一番の目玉は「カルーセルエルドラドの壁面装飾」。
昨年8月のひとりとしまえん時に撮影、フリーパス買って乗ったのこれだけ
あの時見上げたあれが、
でっか!!!!!
目の前に!
いいんですか!?こんなに間近で見て、写真まで撮っちゃっていいんですか!?くぅーっ!!たまらん!!最高!!
…ハッ!取り乱してしまいました。失礼しました。
としまえんは練馬城址でもあります
他にも開園まもない頃の昭和レトロな貴重資料や、
都営地下鉄12号線=現在の大江戸線
もう一度見たかったあの広告、
妙な存在感がある
そういえば意識してじっくり見たことなかったな……という装飾品まで、幅広く紹介されています。
昨年ご紹介しましたね。遊ぶのそっちのけで真剣に見入る人たちばかりでした
としまえん閉園時に園内で行われていた展示とは、コンセプトや内容がちょっと違います。特にデザインとコピーライターを志すクリエイターは必見でしょう。クリエイティブでフロンティアなとしまえんスピリットをぜひその目で見て確かめ、じっくり味わってくださいね。
最後に再度のご案内です。企画展は11月7日まで、入場無料。場所は石神井公園ふるさと文化館で、西武池袋線石神井公園駅から徒歩15分。池袋から片道210円、都営大江戸線利用の場合は光ヶ丘行きに乗って練馬駅で乗り換え。
西武新宿線は上井草駅から徒歩25分だそうですが、それよりも駅からバスを利用した方が楽だし早いはず。JR中央・総武線の荻窪・阿佐ヶ谷・吉祥寺駅からバスが出てるし、東京メトロ・東武東上線成増駅からも石神井公園駅まで行くルートのバスがあるので、諦めずに(?)ぜひお越しください。
あ、あとせっかく石神井公園にいらっしゃるのであれば「井の庄」の辛辛魚ラーメンでランチを楽しんでいただいた後に、石神井観光案内所で練馬の伝統工芸品とおいしい食べ物、そしてねり丸グッズをカゴいっぱいに買っていただいて……いや待て、JA東京あおばの新鮮野菜も……(以下略)