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「本当に父だなと思った。」阿部寛×北村匠海、新たな“とんびと鷹”で『64 ロクヨン』『糸』の瀬々敬久監督が描く家族の物語『とんび』完成披露舞台挨拶

東京
クリエイターズステーション編集部
 
編集者U

クリエイターズステーションを運営する株式会社フェローズのグループ会社、株式会社ディグ&フェローズが企画・制作を行う映画『とんび』の完成披露舞台挨拶が、2月17日都内で行われ、主演の阿部寛、北村匠海、薬師丸ひろ子、杏、安田顕、大島優子、麻生久美子、瀬々敬久監督が登壇し、撮影中のエピソードや作品に対する思いなどを語りました。

写真左から、麻生久美子、安田顕、薬師丸ひろ子、阿部寛、北村匠海、杏、大島優子、瀬々敬久監督

累計60万部を超える大ベストセラー小説、重松 清著「とんび」は、これまで2度TVドラマ化された不朽の名作。待望の初映画化。

2020年末に重松清氏の故郷でもある岡山県を中心に撮影が行われ、2022年の4月8日(金)劇場公開が決定しています。
新たなとんびと鷹を阿部寛と北村匠海で、いつの世も変わることのない親子の絆を描きます。
監督は『64 ロクヨン』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『糸』など多くのヒット作を手掛ける、瀬々敬久監督。
否が応でも期待が膨らみます。

主演の阿部寛(写真中央)さんの熱演ぶりを「本当に父だなと思った。」と息子、アキラを演じた北村匠海さん(写真右)が振り返った。アキラの母親のような存在、たえ子を演じたのは薬師丸ひろ子さん(写真左)。

日本一不器用な父と、皆の温かい手で、僕は大人になった──これは、僕の<家族>の物語。

日本一不器用な男・ヤスは、愛する妻・美佐子の妊娠にも上手く喜びを表せない。幼い頃に両親と離別したヤスにとって、“家族”は何よりの憧れだった。時は昭和37年、瀬戸内海に面した備後市。アキラと名付けた息子のためにも、運送業者で懸命に働くヤスだったが、ようやく手にした幸せは、妻の事故死によって脆くも打ち砕かれる。悲しみに沈むヤスだったが、人情に厚い町の人々に叱咤激励され、彼らの温かな手を借りてアキラを育ててゆく。
時は流れ、高校3年生になったアキラは、東京の大学を目指し合格を勝ち取る。だが、別居の寂しさを素直に伝えられないヤスは、「一人前になるまで帰って来るな!」とアキラを突き放す。そして昭和63年、久々に再会したヤスと大人になったアキラだったが──。
「とんび」公式サイトより)

自らの作品について語る瀬々敬久監督。(写真右)
照雲の妻、幸恵役を演じた大島優子さん。(写真左)

 

ヤスとしての熱量と愛情を肌で感じて、阿部さんに全力でぶつかっていく毎日だった。本当に父だなと思った。

舞台挨拶で、主演の阿部寛さんは、ヤスを演じるにあたり「常に温度が高い、周りをかき回していく役。そのエネルギーは失ってはいけないと思って演じた。周りの出演者とのセッションが相乗効果を生んだ」と語りました。ヤスの息子、アキラを演じた北村匠海さんは「ヤスとしての熱量と愛情を肌で感じて、阿部さんに全力でぶつかっていく毎日だった。本当に父だなと思った。」と阿部寛さんの熱演ぶりを振り返りました。

作品の見どころをたずねられた瀬々敬久監督は「昭和の時代を描いた作品。ロケ場所は懐かしい場所ではあるが、今も生活の匂いがする場所。生活感のある場所の空気を感じて欲しい。」と語り、映画『とんび』は「血のつながり、地域のつながりなど、つながりをテーマにした作品。人と人が出会い、悲しみや喜びを共有するシーンがたくさんある。今、人とつながることが難しい世の中で、僕たちの世代の新たなつながりを意識して新しい時代を迎えられればと思います。」
そして最後に「間違いなく面白い!」と力強く語りました。

クリエイターズステーションでは、完成披露舞台挨拶に先駆け瀬々敬久監督に単独インタビューを行いました。その模様は、4月6日(水)公開のViVA!映画でお伝えする予定です。お楽しみに!

『とんび』

重松 清 永遠のベストセラー、親子の絆を描く感涙の名作、待望の初映画化

 

阿部 寬
北村匠海 杏 安田 顕 大島優子
濱田 岳 宇梶剛士 尾美としのり 吉岡睦雄 
宇野祥平 木竜麻生 井之脇海 田辺桃子
田中哲司 豊原功補 嶋田久作 村上 淳
磨 赤兒 麻生久美子 / 薬師丸ひろ子

原作:重松 清「とんび」(角川文庫刊)
監督:瀬々敬久
脚本:港 岳彦 音楽:村松崇継
主題歌:ゆず「風信子」
配給: KADOKAWA
©2022『とんび』製作委員会

 

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