江戸の資料が欲しいクリエイター必見!江東区深川江戸資料館に行ってきました。
江戸時代の町並みの資料が欲しい。
常々そう思っていたのですが、どうやら「江東区深川江戸資料館」で実物大で再現した江戸の町を鑑賞できるらしい。
これは堪能せねばと資料館へ行ってきました!
※写真撮影許可済
※照明の都合で画像にノイズがかっています。
江戸時代後期の深川佐賀町の町を再現
深川江戸資料館は都営地下鉄大江戸線、半蔵門線の清澄白河駅から徒歩3分の場所にあります。
1階の受付で料金(大人400円)を支払った後、導入展示室へ入ります。
導入展示室では、深川に縁のある有名人がずらり。
地図で各人の居住地を確認する事ができるのですが、ご近所さん有名人だらけ!?
歌舞伎界のレジェンド・市川團十郎、奇才・平賀源内などそうそうたる顔ぶれが深川で暮らしていた事がわかります。(出生地は別)
元新撰組隊士・伊東甲子太郎の道場も深川です。
導入展示室を抜けると、地下へ降りていよいよ江戸の町並みを散策です。
説明パネルがない
再現された町の大きな特徴は、建物の説明パネルが無い事です。
現代的な看板が無いことで、景観を崩さず、よりリアルな町を堪能する事ができます。
CREATORS STATIONの読者はクリエイターが多いと思いますが、イラストレーター、フォトグラファー、3DCGモデラーの皆さん!絶好の資料が揃っていますよ!
撮影可で、現代的な看板が映り込まない。
最高すぎませんか?
もちろん他のお客さんの邪魔にならぬようマナーには気をつけてくださいね。
ガイドさんが教えてくれる
説明パネルがないと分からない。
心配無用です。
HPに家屋の説明が掲載されています。
また、町の中をガイドさんが歩いているので、気になることは質問しましょう。
質問してもいいのかな…?なんて心配な人も勇気を出して声をかけてみてください。
様々な江戸文化を教えて貰えるはずです。
私も気さくにお答えして頂きました。
例えばこの桶。
家の前に置いて雨水を溜めているそうです。
これは火災時に利用するそうですが、残念ながら桶では消火が間に合わない事もしばしば。
結局家ごと壊していたそうです。
「火事と喧嘩は江戸の華」
人口密度の高い江戸の町で、小せぇ事は言ってられません。
江戸っ子達は破壊と再生を繰り返して生活していたのです。
ちなみに鳶職の人たちが、町火消しを兼任していました。
彼らは造るプロであり、壊すプロでもあったのです。
火の見やぐら
(画質が荒くすみません)
火事場では火の見やぐらの活躍も欠かせません。
高くそびえ立つ火の見やぐらの最上層には半鐘が吊るされています。
火災が発生すると、この鐘を鳴らして町の人々に火災を知らせていました。
町の中でもかなり存在感があるのでぜひ生で見て頂きたいです。
火の見やぐらの前で伝統芸能が公開されていることもあります。
私が行った日は、開催日ではなかったのですが、日程を合わせて行くのもおすすめです。
火の見やぐら前以外にも、館内に小劇場やレクホールがあり、落語や和楽器のコンサートなども開催されています。
観覧マナーを守りつつ、深川の江戸文化をお楽しみください!
江東区深川江戸資料館概要
- 名称:江東区深川江戸資料館
- HP:https://www.kcf.or.jp/fukagawa/
- 住所:〒135-0021 江東区白河1-3-28
- 開館時間 展示室:9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 開館時間 小劇場・レクホール:9:00~22:00
- 受付時間:9:00~17:00
- 休館日:第2・4月曜日(ただし祝日の場合は開館) 年末年始(12/29~1/3)
※1/2、1/3は正月特別開館で展示室のみ開館
臨時休館(設備点検、展示替え等)