「Midjourney」&「Adobe Firefly」&「ImageFX」で画像生成比較してみた
日々目まぐるしいほどに進化しているAI技術。以前、Adobe Firefly と Midjourneyの生成比較の記事を書きました。今回は、新たに登場したグーグルの画像生成AI「ImageFX」も含めて再度比較してみます!
比較1:アメリカンショートヘアの写真
アメリカンショートヘアの説明を入力し、正しく生成されるか試してみました。Adobe Fireflyは日本語に対応していますが、今回は英語で指示しています。 プロンプト(指示文)はこちら。
“One of the breeds of cats. The Amesho is characterized by its distinctive striped pattern called the “Amesho pattern” and its rounded almond eyes. It has a long tail and a thick coat of short hair. photo.”(猫の品種のひとつ。アメショは「アメショ模様」と呼ばれる独特の縞模様と、丸みを帯びたアーモンドアイが特徴。長い尾と短毛の厚い被毛が特徴。)
では早速生成画像はこちら!
Adobe Firefly
Midjourney
ImageFX
3つともクオリティはなかなかのものですね!よく見ると、Midjourneyの猫は丸みを帯びていてややAI感があるかもしれません。そしてImageFXはプロンプトが悪かったようで、1枚しか生成できませんでした。
しかし生成された1枚、リアル過ぎません??「ウチの猫です」と言ってもバレない気がします。
比較2:アメリカンショートヘアのイラスト
写真だと甲乙つけがたいクオリティなので、次はイラストにしてみました。上記のプロンプトにillustrationという指示を加えただけです。
Adobe Firefly
Midjourney
ImageFX
イラストの場合は三者三様ですね。Midjourneyのリアルタッチも可愛いです。
ImageFXはillustrationと指示を加えただけでは、生成されなかったので、illustration of cat.としました。それでも2枚しか生成できませんでしたが…。
比較3:人物(プロ野球選手)
人物の生成でどこまでリアリティを出せるのか試してみました。
プロンプトはこちら。
Japanese professional baseball player. The moment he hits the ball with the bat.
(日本のプロ野球選手。バットでボールを打つ瞬間。)
Adobe Firefly
Midjourney
ImageFX
これはImageFXに軍配ではないでしょうか!Midjourneyもリアルなんですがちょっと高校野球っぽい雰囲気があります。野球経験者が見るとImageFXも思うところがあるかもしれませんが、パッと見いい感じです。靴がちょっとおかしいですが、もっと細かいプロンプトを与えれば修正されそうです。背景も日本の球場っぽい感じがしますね。
比較4:人物(剣道)
野球は世界的に競技人口が多いスポーツなので再現度が高かったのかもしれません。
そこで日本の武道、剣道で試してみることにしました。プロンプトはこちら。
Japanese performing a kendo match. photo.
(日本人が剣道の試合をしている。写真。)
Adobe Firefly
Midjourney
ImageFX
ImageFX凄いですね!特に右上の写真はかなり剣道っぽいです。(なぜか屋外になってしまいましたが)
よく見ると、右の人の構え方が違うのですが、剣道の試合風景には見えますね。
MidjourneyとAdobe Fireflyは予想通りで安心(?)しました。
最後に
Midjourneyはdiscordでの生成、Adobe FireflyはAdobeアカウントが無いと使えないのに対し、ImageFXはGoogleアカウントさえあれば誰でも無料でブラウザから簡単に使うことができます。
手軽でハイクオリティな画像生成にImageFXも選択肢の1つになりそうですね。