WEB・モバイル2019.10.25

龍っていつから

東京
WEBクリエイター
日本文化×デザインあれこれ
いのうえ

どういうわけか龍について調べてしまいました。

10月と言えばハロウィンイベントが各地で開催されます。
東京でもここ数年、渋谷のハロウィン(というかコスプレ)イベントが盛り上がっています。

そこで日本的なお化け・妖怪について書こうかなと考えていました。
何か面白い妖怪話でもあればなぁと。

しかしいつのまにか龍に辿りついてしまい、それはそれで面白いなと思ったので書き記しておきます。

龍についてどのようなイメージを持っていますか?
私は、おめでたい瑞獣だと思っており、概ね東洋ではそのような認識だと思います。神聖な動物とか。
目視した事はないので、架空の生き物だと思っています。
(スピリチュアルな世界では龍を見る事ができる人もいるみたいですけどね)

では日本の歴史において龍が登場したのはいつなのか?
妖怪そっちのけで龍について調べる事にしました。

結論から言うと弥生時代後期になります。思ったより遥か昔に登場している事に驚きです。
正確には「龍のようなもの」が描かれた土器が複数出土しています。
これは現・中国からの伝来品に描かれた龍を模したものではないかと言われています。
中国では新石器時代には龍が登場しており、神聖なものとして扱われているのです。
龍の歴史は古いんですね。

余談ですが、日本人は擬人化とか百鬼夜行とか架空の生物を描くのが大得意。
ですが、歴史的に弥生前期までの土器には架空の動物は描かれてなかったようです。実在する動物は描かれたみたいです。鹿とか。

中国との交流で龍の概念が流れ込み、徐々に見えない存在を見える化し始めたのかも・・・?なんて想像してしまいます。
ちなみに龍のルーツは蛇と言われています。龍は水と関連しており、龍神とは水の神です。
日本のヤマタノオロチもそうですね。

日本文化の多くは中国からの影響を受けているのですが、龍についても例外ではなさそうです。

プロフィール
WEBクリエイター
いのうえ
WEBクリエイター(デザイン/コーディング) サイトリニューアル、デザインの他、企業系大規模サイト制作・運営などに携わる。fellowsでのセミナー講師経験もあり。 ここでは個人的に情報収集・発信している日本文化とデザインについて紹介していきます。

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