八に祈りを
この記事を書いているの八月八日。(公開は十日ですが)
月日が過ぎるのは早いものだなと年々思いながら、今日は八という数字にスポットを当ててみます。
八は数の多さを表す
八が使われている言葉って沢山あるんですよ。八百屋、八百万の神、八重などなど。
これは「非常に多い」という意味で八が使用されています。
7月のクリエイターズアイで紫陽花の歌を紹介させて頂きました。
この歌にも八が使用されています。
あぢさゐの 八重咲く如く やつ代にを いませわが背子 見つつ思はむ(しのはむ)/橘諸兄(たちばなのもろえ)
現代語訳:八重に咲く紫陽花のように、貴方様もいつまでもご健勝でいてください。そしてこの花を眺めては貴方を思い出しましょう。
これは紫陽花の花びらが八枚という意味では無くて、花びらの多さを形容しています。
「やつ代」は弥つ代または八つ代と解釈されており、こちらも長い年月を表しています。
「君が代」の歌詞、「千代に八千代に」も同じですね。
末永く繁栄しますようにと願った唄です。
あとは、八という漢字は使われていませんが、「雲孫」という言葉があります。
これは八代先の子孫を表す言葉です。
孫、ひ孫・・・といって八代先が雲孫です。この言葉を使う事はあるのだろうか?と思えますが、ずっと先の子孫を表すために八代の雲孫ができたのかなと。
偶然の一致だと思いますが、数字の8を横に倒すと無限マーク(infinity)になりますね。昔の人は無限マークを知らなかったと思いますが、不思議な繋がりを感じます。
八は縁起が良い
今回の記事、意図的に漢字で「八」と書いています。八は末広がりで縁起が良いと言われています。
同じ理由で扇も縁起が良い文様とされています。
中国でも縁起が良い数字とされています。発音が「発財(財を成す)」の発ににているからだそうです。
験を担ぐなんて気の持ちようではありますが、少しでも心穏やかに過ごせるなら良い事だと思います。
今年も後半戦に突入していますが、この先、明るい未来が待っているようにと願いを込めて八月八日に八の記事を書いてみました。