5月19日～21日まで広島市で開催された「先進7カ国首脳会議（G7広島サミット）」が、無事閉幕した。期間中は、友人や知人などの身近な声だけでなく、ネットニュースのコメントやSNSで賛否両論が繰り広げられていた。

何はともあれ「ヒロシマ」という街が、多くの人から注目を集めたことは確かだ。サミットの効果なのか、今年に入ってから海外の観光客がとても増えた。馴染みの飲食店でも、海外の人が食事やお酒を楽しまれている光景を何度も見かけた。日本を、広島を愛してくれる人が、たくさんいらっしゃることが、とても嬉しい。国籍や人種を超えた、人と人との温かい交流。これこそが、平和な世界づくりに大切なことだと思う。

わたしは、これまで「Creators Eye」で広島のことを中心に発信してきた。「せっかく広島の代表として記事を書くんじゃったら、広島のええところをアピールしよう！」という思いがあるからだ。実をいうと、昔から、広島をはじめとする日本の伝統文化や観光名所などを国内外に発信する広報活動に強い関心があり、広島県の観光大使になって全国各地を飛び回りたい！ 近いうちに、なんとしても叶えたいと思っている。

先日、広島県のオススメの観光地をスピーチする機会があり、わたしは「平和記念公園」を挙げた。広島観光の定番かも知れないが、ここを選んだ理由は、樹木の圧倒的な生命力に感動を覚えるからだ。「７５年間は草木も生えない」と言われていた、被爆地・広島。この緑あふれる公園は、復興と平和の象徴として後世に永く残していきたい。また、四季折々の美しい景観を楽しめるのも魅力的だ。

来月は、平和記念公園周辺をメイン会場とした「ひろしまフラワーフェスティバル」が開催される。この「広島と世界を結ぶ平和の花の祭典」が、これまでにないくらい盛り上がることを期待している。