なんとなくノスタルジックな気持ちになる、夏の終わり

広島
コピーライター、エディター
Kyoko Kittaka
橘髙京子

この記事を書いている日は、ちょうど処暑。処暑は「厳しい暑さの峠を越したころ」を言うそうだが、まだまだ暑い日が続いている。
先日の夕方、帰宅している途中に鈴虫の声が聞こえて来たので、もうすぐ秋だなぁと思ったのだが…出勤や買い物で少し外に出ただけで、汗びっしょり。体はぐったり。年齢を重ねたせいもあるのか? あまりの暑さに体力を消耗している。

わたしは「夏と冬、どちらが好きか」と聞かれると、速攻で「冬!」と答える。夏は汗対策だけでなく、日焼け対策も強化しないといけない。子どもの頃は、日焼け止めなども塗らず、無防備な状態で野外に繰り出していたのに。大人になるって、何かと面倒だなぁ!と、時々思ってしまうことがある。

そんな、夏が苦手なわたしだが、毎年お盆の時期を過ぎたころに、なんとも言えない寂しさが襲ってくる。「もう夏は終わっちゃうのか…」と。同時に幼い頃の夏休みの記憶が蘇り、ノスタルジックな気持ちになる。実家の畑で祖母が丹精込めて育てたトマト、枝豆、スイカなどの収穫を一緒にやったこと。その採りたて野菜が、とてもみずみずしくて美味しかったこと。畑に行くと、バッタやクワガタなど、いろいろな昆虫にも遭遇して、生き物が好きなわたしはワクワクしたことなどなど…。そういえば、大人になって、あんなにワクワクしたことがあったかなぁ。

もうすぐ夏が終わる。ここ数年、海やプールにも行っていない。今年も夏らしいことを体験できずに終わってしまうのは心残りだ。夏は苦手ではあるが、夏だからこそ楽しめることをしたい。自分が生きていることを、後悔しないように…。

写真は、旧広島市民球場跡地にオープンした「ひろしまゲートパーク」で行われたナイトバブルイベントのもの。あまりにも美しい光景に感動! 子どもたちの歓声もハッピーな気分にさせてくれた。

https://gate-park.jp/1177/

 

プロフィール
コピーライター、エディター
橘髙京子
大学卒業後、広告代理店のコピーライターや出版社の編集者・ライターとして勤務。現在は映像業界のプロデューサー、フリーライターとして活動中。

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