東広島市の中心部で、しばし古代エジプトにタイムスリップ

広島
コピーライター、エディター
Kyoko Kittaka
橘髙京子

先週末、東広島市立美術館へ行ってきた。広島県内で最も歴史の古い市立美術館だそうだが、実は行くのは初めて。その目的は、開催中の特別展「古代エジプト美術館展」を観るためだ。この特別展は、日本初の古代エジプト専門美術館「古代エジプト美術館 渋谷」のコレクションを紹介するもので、世界的に貴重な遺物やレリーフなど約200点が展示されていると知り、この機会を逃したくない! と思い立ったのだ。

わたしは歴史が特別好きというわけではないのだが…なぜか昔から惹かれるものが、古代文明。日本だと、縄文・弥生時代。古代人がどんな思想を持ち、どんな暮らしをしていたのか…子どもの頃からすごく興味があった。今のような便利な機材がない時代に造り上げられた精巧なピラミッド、来世での復活を信じて作られたミイラ、暗号のようなミステリアスな雰囲気を感じるヒエログリフ(象形文字)…紀元前3000年も前に高度な文明があったことに驚かされる。

中でも特に目を引いたのが、装飾品や器、レリーフ。状態がとても綺麗なのはもちろん、手の込んだ作業に感心してしまう。職人技という言葉がピッタリだ。

 

最後に、ミュージアムショップを物色し、かわいいコースターをゲット。中央にいるのが「メジェド」という神様。ゆるキャラのように見えるが、ちゃんとした神様である(笑)。

下の絵ハガキは、岡山県にあるオリエント美術館で購入したものだが、同じものがミュージアムショップで売られていた。このキャッチコピーのセンス、好き。

メインの写真は棺の背中の部分で、鑑賞しやすいように棺の下に鏡が設置されていた。これを描いた人は、どんな人だったんだろう。もしも叶うなら、タイムマシーンで会いに行きたい!!

 

■古代エジプト美術館展

会期:2023年10月10日(火)~11月26日(日) ※会期終了
会場:東広島市立美術館2階・3階展示室
主催:東広島市立美術館、中国新聞社
特別協力:古代エジプト美術館 渋谷

 

プロフィール
コピーライター、エディター
橘髙京子
大学卒業後、広告代理店のコピーライターや出版社の編集者・ライターとして勤務。現在は映像業界のプロデューサー、フリーライターとして活動中。

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