恐竜が地球からいなくなった時は
いきなり恐竜の話で申し訳ないんですが
ゾンビドラマのウォーキングデッドを見ていてそう言うセリフがあり
そこで興味が湧いて、最近の恐竜に関する研究を読んでいたら話が壮大で面白かったんです。
そもそも恐竜が地球上で繁栄していた時間は
諸説ありますが二億四千万年という長い間だそうです。
オクセンマンオクセンマンです。
それに比べて人類が人間としての体をなしたのが60万年前。
そう比べると
恐竜ってずいぶん長い間、地球上に繁栄していたもんですね。
地球が出来てからは46億年経ってるそうです。
年月で考えると途方に暮れるような長さの話をしていて
考える気がなくなってきますが、金に単位を変えると少し身近にもなります。
地球が生まれてからこれまでが46億円。
その中で恐竜が生きていた時間が二億四千万円。
人間が出現してからこれまでが60万円。というくらいの比率。
僕らの知っているつもりの恐竜の最後というのは
イメージですが
地球上に恐竜たちが、わいわい幸せに暮らしていたときに
大きな隕石がどっかーんとメキシコのユカタン半島あたりに衝突して
その残骸やチリが大気中に舞い上がり、太陽の日が地表に届かなくなって、
急速に地表の温度が下がり、氷河期に突入して恐竜たちは一気にみんな死んじゃった。
という話だったような気がします。
そう、一気に絶滅したんだと習いました。
それが最近の研究をみると、これも諸説ありますが
恐竜が減り始めてから絶滅するまで6万年もかかっているそうです。
隕石の落下が、とどめの一撃的な恐竜絶滅の決定的な理由ではなく、
その当時起きていた大きい火山の噴火が25万年続いたことの方が
原因としては大きいのではないかと言われているそうです。
二億四千万年生きて六万年かかって絶滅する。
25万年続く大火山の噴火。
なんとも、人の一生からすると長すぎてやっぱりどうでもよくなりますね。
というのもこういう話を見ていると
人生100年時代とかなんとかいっても人の一生なんて
言われ尽くされてるけど本当に一瞬で、なんか悩んでいるのも
馬鹿らしくなります。
ちなみに、恐竜個体の寿命はスタスタ走る小さい恐竜で3年。
ドシンドシンとくる大きいやつで50年だったそうです。
個々で見ると恐竜の寿命も人間とあんまり変わらないですね。
大物はやはり織田信長くらいは生きる。
ただ、最近のコロナのパンデミックやCOP26で明かされているような気候変動
の問題、地震や火山の噴火やなんやかんやは、人間さえいなければ地球は健康。
と地球が判断して人間を無くすか減らそうとしているとしか思えないのです。
人間が、地球に優しく、とか、持続可能な社会とか色々言い出しても、はっきりいって
俺たちは地球に迷惑がられてる。ということを意識できないといけないなあと
感じる今日この頃でもあります。
衆議院議員の選挙を見ていても、どいつもこいつも「成長」っていうでしょ?
経済的な成長のことを言ってるんでしょうけど、それ、そんなにいるか?
成長しても環境が病気になったら幸せではないということがなぜわからないのか。
そう言わないと票が入らないから言わなきゃいけないんでしょうけど
とにかく環境のことをなんとかするのが急務だと思っている人は
日本には本当にいないんだなあと思いました。
経済成長なんてどうでもいいんです。地球の環境問題の解決を優先します。
環境問題を解決するノウハウと技術と部隊を持った国。
それをビジネスにしてお金を稼ぎましょう。世界中から尊敬される国に
なりたくありませんか?的なことを言い出す人が出てきても良さそうですが
そうも行かないんでしょうね。
外国の広告を毎日チェックして、毎日自分のチームにはレポートを送る。という
なんともお節介なことを2年くらい続けていますが、そこで感じることは
外国の行政も企業も、気候変動や環境のこと、社会の問題の解決
を持ち出せないと馬鹿だと思われるような世の中になっています。
広告で自分の企業の商品のことばかりいってると世間から嫌われて
株価にも影響するような風潮すらある。
残念ながら日本ではあまりそんな感じがありません。言い出してるところもありますが
今のところまだ本気で問題を考えてやってるようには見えないからです。
実際、ロシアでは本当にでかい隕石が降ってくる事故もあるので、核ミサイルで
大きい隕石を地球に衝突する前に粉砕するテストをしていて、ロシアだけか?
と調べたらアメリカもとっくにやっていた。という記事を発見しました。
じゃあお前、そんなことばっかり言うなら原始人みたいな生活に戻れよ。
と言われたら本当に困るし、実際無理です。やる気もない。
そこが問題。
何も策がない人間は、すぐ文句言って批判して話を終わらせようとする。
まだ若い女の子が自分の世代の問題を訴える演説の揚げ足を取る。
恐竜は吐く息以外はカーボンニュートラルだったでしょうし、
いっぱい生きていても地球には殆ど害はなかったんでしょう。
恐竜が地球から嫌がられて絶滅したとは思えません。
だから二億四千万年も恐竜の世が続いてたのでしょう。
人間は産業革命以後、少し調子に乗りすぎたんでしょうね。
二億四千万年生きて6万年で絶滅した恐竜を例に、比率だけで考えると
60万年生きて、コロナをきっかけにしたとすると、あと15年程で人類は滅亡する。
という計算になります。
僕の寿命としては十分ですが、娘は16歳で人類と共に絶滅するという計算になりますから
それは勘弁してあげて欲しいものです。無理矢理で大袈裟な論だけどあり得ます。
というような危機感の持ち方で暮らしていかないと、次の世代で人類を終わらせたくないと
世界の先進国は真剣に受け止めているし、若者たちも現実的な行動に移しています。
グレタさんが怒っているのは、そういうところですよ。
なにより寂しいのは、なんだかこういう大きい話をさも当然のように子供達に語ったり
酔っ払って大声で話したりするスケールの大きい大人が最近いなくなったことです。
今の大人はなんだか面白くないですね。話題がちっこくて。
すぐデータ見せろとかエビデンス出せとか言い出すバカがいるからでしょうね。
気分とやる気の話をしてるんだけど。アイディアってそう言うとこから生まれるんじゃないの?と。
昔、いたような気がするんですけどね。
とんでもない解決策を持っているけどただの妄想だからやらないおじさん。
妄想でもなんでもいいから一理ありそうなでっかいことを考えていたいものです。
現実では今は不可能かもしれないけど、やったら良くなるよなあ。みたいなことを
一生懸命考えて、飲み屋で語ったり、若者に話して、「達人」みたいなあだ名で
笑われたり、陰口叩かれたり、いつも変人扱いされるんだけど、本当はみんな少しやばいと
気付かされる。みたいな、漫画に出てくるおじちゃんみたいな人間に僕はなりたいんです。