スケボーのリサイクル家具メーカー他、ユニークでオリジナルな活動をしているクリエイターたち

Vol.58
FIND IT. LOVE IT.
Sayuri Fujii
藤井さゆり

今回は、私がフォローしているインスタアカウントの中で、ユニークかつオリジナルな活動をしているクリエイターを紹介します。

 

まずはロサンゼルスで、壊れたスケートボードから家具を製造・販売しているWoby Designことベン・パイク​​さん。

 

Woby Designでは、スケートボーダーがキックフリップ、グラインドといったトリックを行うことによって壊れたボードを加工し、ペン、帽子立て、スツール、テーブル、キャビネットなどを製造しています。製造に使われる資材である壊れたボードはショップから入手しているそうです。

 

 
 
 
View this post on Instagram

A post shared by Ben Paik (@wobydesign)

 

製造工程としては、まず、スケートボードをやすりにかけて、表面に付いている接着剤、塗料、仕上げ剤、ステッカーを落とします。

 

 
 
 
View this post on Instagram

A post shared by Ben Paik (@wobydesign)

 

動画で見ると簡単そうに見えますが、この作業を1時間続けると体のほとんどの部分が痛くなるそうです。“しかし、スケートボードで物を作るからには、やるべきことはやらなくてはいけません​”という投稿があるので、素晴らしい作品を作る上での苦労がわかりますね。

 

次に、家具を作るためのスケートボードの資材を造ります。

 

 
 
 
View this post on Instagram

A post shared by Ben Paik (@wobydesign)

 

そして、このようにマシーンを使って形を造っていきます。

 

 
 
 
View this post on Instagram

A post shared by Ben Paik (@wobydesign)

 

壊れたボードからレインボーカラーのキャビネット、スツール、自転車など様々な作品が生まれています。素晴らしいですね。

 

 
 
 
View this post on Instagram

A post shared by Ben Paik (@wobydesign)

 

 
 
 
View this post on Instagram

A post shared by Ben Paik (@wobydesign)

 

 
 
 
View this post on Instagram

A post shared by Ben Paik (@wobydesign)

 

 

次は、ニューヨークでクロシェットアーティストをしているカルビン・リー(Calvin Lee​​)さん。

 

リーさんは、ニューヨークの地下鉄に乗っている時に編み物をしている様子をTikTokに投稿してバズっています。Instagramでは#crochetというハッシュタグが4,700万回以上使われ、TikTokでは180億回近い再生回数を記録。

 

@calvinlee First cardigan of the year #crochet #crochettiktok #valentine #fashion #diy #mta #nyc #foryou #fyp ♬ Ooh Ahh (My Life Be Like) [feat. Tobymac] – Grits

 

@calvinlee You can make so much with crochet. Not just blankets… #crochet #crochetersoftiktok #diy #fashion #nyc #mta #foryou #fyp ♬ Unwritten – Natasha Bedingfield

 

「ブランケットを作っているの?」と聞かれるそうですが、実はカラフルなカーディガンを作っています。地下鉄で若い男性が編み物をしている姿がレアなこともありますが、その手捌きに思わず見入ってしまいますよね。

 

 
 
 
View this post on Instagram

A post shared by Calvin Lee (@calfunnnnn)

 

リーさんが編み物を始めたのは、小学校6年生の時に、学校の先生が昼休みにかぎ針編みで編み物をしていたのを見て、ねだって教えてもらったことがきっかけだそう。

 

実はリーさんは、2022年1月に、ホームレスへ100個のニット帽を作ってプレゼントするという活動をしたことがあります。リーさんは、帽子を一つ一つ作っている様子をライブストリーミングし、完成までにかかったのは2週間。フォロワーさんたちがこの活動に毛糸とお金を寄付し、リーさんがニット帽をすぐに作れるようにした​​ことも大きかったようです。

 

リーさんの活動はテレビでも取り上げられ、実際に、タイムズスクエアやユニオンスクエアにいるホームレスの人たちにニット帽をプレゼントしている様子が映像に残されています。

 

@calvinlee Should I make hats for the homeless again??? Anyone wanna help?? #crochet #crochettiktok #nyc #foryou #fyp ♬ original sound – Calvin Lee

 

ショップでは、カーディガンの他にも、ハンドバッグも販売されています。

 

 

最後にご紹介するのは、ロサンゼルスのテキスタイルデザイナー、DENEMです。

 

 

デニム生地やトートバッグに直接オリジナルの絵を描いて販売、ジーンズの場合は、デニム生地に絵を描いてからデザイナー自身が製縫しています。

 

 

絵に世界観があり個性的なデニムに仕上がっていますよね。

 

 

インスタで投稿されている新しいコレクション発表や、ポップアップストアの開催告知の広告動画がとても素敵です。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

今回は、他の人と被らないオリジナルでユニークな自分の才能を発揮してビジネスに繋げている人たちのインスタをご紹介してみました。私は自分の好きなことを突き詰めると誰でもマネタイズできるものだと思っています。

 

だから、みんな自分の好きなことをしよう!今回のコラムで言いたいことはそれです。

 

(参考・引用)

Woby Design Instagram

Calvin Lee Instagram

DENEM Instagram

LA woodworker uses broken skateboards to make products – Spectrum News1

This TikToker is breaking crocheting stereotypes and helping the homeless – indy100

Meet the TikToker Making His Own Cardigans

プロフィール
FIND IT. LOVE IT.
藤井さゆり
東京生まれ、2008年ニューヨークに移住。 公益法人に勤務の傍ら、仲間内で企画したクラブイベントのフライヤーデザインをしたことから、デザインの面白さに目覚め転職。 転職後は、都内商業施設のウェブサイトの販促用ページ企画と取材、ライティングを経験。 ニューヨーク移住後は、ウェブマーケティングを企業にて経験、ウェブデザインをフリーランスで行う。 現在は、日本の着物をインスパイアしたオリジナルTシャツブランド「Foxy Lilly」のオーナー兼デザイナーを務める。
foxylilly.com
Instagram: @foxylilly

日本中のクリエイターを応援するメディアクリエイターズステーションをフォロー!

TOP