私は、作り手の個性やこだわりが表現されているモノが大好きなんですが、今回ご紹介するEコマースサイト Etsy（エッツィー）には、そんなアイテムがわんさか揃っています。Etsyに出品されているモノは、アーティストやクリエイターさん自身が創っているものが多いだけあって、どれもセンスがあってオシャレ！そして自分の好みのモノが必ず見つかります。

Etsyにて早速アイフォンカバーを物色。カテゴリーだけで、ジオメトリック、木目調、びょう付き、ラインストーン、エコフレンドリー…etcと、数が多くあります。ケース以外にも、アイフォンドックやストラップまで、個性的なデザインが目白押し。

自分の部屋の壁に何か掛けるものがほしいので、HousewaresのWall Decalなるカテゴリーを見てみたところ、素敵なモノを見つけました。壁にペイントしてあるような仕上がりになっていますが、壁に貼って剥がせるいわゆるステッカーのようなものみたいです。お値段は42ドル。うん、悪くないです。

その他、アパレル、アクセサリー、絵、家具、その他ユニークなアイテムを含め、幅広く売っています。

Etsyは「ワールドハンドメイドマーケットプレイス」であり、ミッションは、世界の経済活動を変える人々にパワーを持ってもらうこと。売り手のほとんどは、自分の創ったものを売っているアーティストやクリエイター、ローカルでスモールビジネスを営んでいるオーナー。世界中から売買が行われており、日本に住んでいても売買は可能です。売り手はEtsy側へ商品1つにつき20セントと、売上げの3.5％を支払う仕組みとなっています。

Etsyがスタートしたのは2005年と日は経っていませんが、急成長しています。誕生7周年だった2012年の6月の商品総売上は6,190万ドル（日本円で約48億3500万円）、前月では6,590万ドル（日本円で約51億4700万円）。商品販売数は2,951,224アイテム、前月では3,034,442アイテム。月内で12億3000万のページビューを記録したそうです。

オフィスは、第1回で紹介したエリア、ニューヨーク・ブルックリンのDUMBOにあります。DUMBOにはアートギャラリーやオシャレなカフェが多数あり、若い人たちに人気の街です。

総売上を見てもわかる通り、Etsyが経済的に及ぼしている額としてはかなりのもの。そして、世界規模でどんどん大きくなっています。売り手はスモールビジネスのオーナーであったり、趣味やサイドビジネスであったりと、個々としては規模が小さいかもしれませんが、Etsyを架け橋として、大勢の人々がここで売買をすることにより、世界の経済を活性化しているのはまぎれもない事実です。また、自分がほしいモノをピンポイントで見つけられた購入者も幸せになり、そして売り手も自分の創ったモノを売る事ができて幸せになる、幸せなビジネスの形がココにあるのではないでしょうか。

実際に、クリエイターやアーティストが自分の創ったものをインターネット上で売りたいといった場合、自分のウェブサイトを創るより先に、Etsyのようなマーケットプレイスで売ってみるほうがてっとり早いですし、見てもらえる確率も高いですよね。バイヤーにとっても「こういうのがほしかった！」ものに出会える確率も高いですし。

アマゾンやebayなどEコマースサイトは大小数多くあれど、他とは一線を画すEtsy。クリエイター心をくすぐるものに出会えると思うので、ぜひ覗いてみてください。

▼Etsy　https://www.etsy.com/