「声優を目指す皆様へ!意外と知られていないナレーターへの道!」
こんにちは。
フェローズ マーケティング セクション 兼 アニメセクション アドバイザー シニアプロデューサー 関田有應(せきたゆうおう)です。
前編・後編と2回に分けて、声優を目指す皆様に向けてのキャリアプランとアニメ業界における声優の現実のお話をさて頂きました。
今回は、同じ声の仕事である「ナレーター」のお仕事についてお話をさせて頂きます。
声の仕事ですが、アナウンサー・声優(俳優)・ナレーターの3つの分野に分けるのが分かりやすいと思います。
アナウンサーは、報道の原点であるニュースを、正しい日本語で一語一句を正確な発音で、読み伝える。
声優は、声で演技をする役者。
では、ナレーターは?
ナレーターも声だけで表現する専門職ですが、その領域は非常に広いので、今回はバラエティ番組のナレーターについてお話させて頂きます。
ゴールデンタイムに放送されている番組のナレーターの声を聴いただけで、どの番組かわかる事はありませんか。
番組ナレーターは「影の主役」といって良いほど、ナレーター自身の表現力や、個性、話し方などで、番組のカラーが決まります。
ナレーターの高い演技力、感情表現力、ナレーターが持ち合わせている強烈な個性と、
時には番組の進行役の部分までを補うスキルを持ち合わせているのがバラエティ番組のナレーターです。
アナウンサーとしてのスキルと、声優(俳優)のスキルの両方の能力が求められるとも言えます。
映像やテロップに合わせてナレ―ションを入れて、番組の幅を広げる。ナレーションを聞くだけで、
番組タイトルが分かる位になると、一流の売れっ子ナレーターです。
番組ナレーターはバラエティやワイドショーなどの番組が制作されるようになってから生まれた、新しいジャンルの声の仕事とも言えます。
声優と同じように顔出しは行わない声だけの仕事です。
声優(俳優)でナレーターとして、幅広い領域で活躍されている方が大勢いらっしゃいますが、ほとんどの方が事務所所属です。
また事務所から独立され、フリーランスになる方もいらっしゃいます。
「声優を目指す皆様へ!意外と知られていないナレーターへの道!」
「ただ声優を目指すのではなく!表現者としての自信の可能性を ありとあらゆる表現方法を学び、己を磨く。マルチな表現者として一番の得意分野が声での芝居・演技する事」
と、前回のコラムでお話をさせて頂きました。
その上で、声優(俳優)を目指す皆さんにナレーターという、声だけの仕事の領域が有る事をお伝えする事によって視野を広げて学ばれる事をお進めしたく、ご紹介させて頂きました。
クリエイターとして歩み始めたアシスタントプロデューサー君。 声の仕事でもこれだけの領域が有ります。 制作者としても視野を広げ、声の仕事をされる方々が活躍出来るステージを更に広げて下さい。
志を高く持ち、自分の選んだ道を迷うことなく真っ直ぐに進んで下さい。
そして素敵なプロデューサーになって下さい。
「がんぱれ」
先輩シニアプロデューサーとして心より願う事です。
□ おやじ一押し!
日本の伝統芸能には、「講談」「語り」「落語」から、無声映画に声を当てていた「活弁士」など、声だけで表現する方々がいらっしゃいます。
声優を目指す皆さん。
是非とも公演に足を運んで下さい。
違う景色が見えて来ます。
これです!
『使える小ワザ』
弊社アカデミーでは、リモートでご受講出来る、マンツーマンのナレーション講座を開催しています。
プロの俳優や声優の方で、ご受講されている方も多く、現在キャンセル待ちの状態ですが、講座数を増やすなどの対応をさせて頂いております。
プロがプロから学ぶ!向上心!意識レベルの高さ!正にプロフェッショナルですね。
ご興味があれば是非ともご参加(有料ですが)下さい。
また新たに、声優・アナウンサーの方から個別指導を受けられる講座開設の準備も進めております。
全国からご受講できますので、こちらもご期待下さい。
【オンライン対3】誰も教えてくれない!匡也ナレーションの作り方
ここまで読んで頂き有難うございました。 それではまた次回。
*株式会社フェローズは日本動画協会の会員です。