お台場に、「the SOHO」誕生。世界最大級のSOHOオフィス専用スペースで、新しい仕事生活を始める。
- Vol.60
- the SOHO 運営事務局 PMマネージャー 岩本裕さん
世界最大級と自称していますが、
たしかにこれほどの規模のSOHO専用オフィスビルは
これまでなかったと思います。
私を含めたプロジェクトチームが、プランニングを行ったのは2005年のことです。当時の背景を説明すると、品川や有明にマンション分譲販売のラッシュがあり、「湾岸戦争」とまで言われていました。魅力的なマンションが数多く売り出され、買い手の中にはそこを事務所として使いたいという希望を持つ方も多くいらっしゃいました。しかし、基本的に住居用に売り出したマンションですから、「事務所不可」の原則でお断りするケースが多くありました。私自身、販売担当としていくつも経験しました。 いわゆるSOHOで働きたい方が、「SOHO可」の条件のものを探したり、時には無断で(笑)、いずれにしろかなりコソコソとマンションで働いていらっしゃる実態を痛感させられました。
それで、ならば、堂々と事務所用のマンション、あるいはビルを、SOHO専用に提供しようというのがプランニングの発端であり、動機です。
あらかじめSOHO専門にプランニングされたビルは
住居用や一般の事務所用ビルとどんな違いがあるのでしょう
たとえば、ユニットバス。マンションを事務所転用している会社などでよく見かけると思いますが、専用設計ならば、不要なユニットバスをあらかじめ省いた設計ができます。法律上、住居用で建築確認をとるためには浴室は必須条件ですから、たとえばそこは事務所の建築確認を前提にプランニングをしたthe SOHOの大きなメリットです。
一般事務所用ビルとの違いと言えば、40~70㎡という小さな区画をベースに設計している点でしょうね。
また、都内にはすでにいくつか「SOHO専用」を特長としたマンションが存在しますが、せいぜい20~30戸規模。the SOHOのように、総床面積約28,156㎡、最大374区画といったスケールのものは、日本初であり、たぶん世界でも初のものです。
入居者は、順調に増えているようですね。
おかげさまで、順調です。昨年(2009年)11月に300戸の入居募集を開始しましたが、2010年4月までの6ヵ月で半分以上の180戸ほどが賃貸契約を成立させています。
坪単価平均1万3000円という賃料と、保証金2ヵ月という条件で、事務所確保の初期費用が低く抑えられる点が人気を呼んだようです。竣工、グランドオープンの前に、ここまで埋まるとは予想していませんでしたので、嬉しい誤算です。
30平方メートルの事務所が月額14万円台で借りられるのは
本当に魅力的ですね。
お台場に、専用設計でつくったからこその賃料と言えます。この規格、このデザイン、このサービスでこの賃料ならばと、魅力を感じてくださる方が多くいらっしゃったのですね。
特徴は、賃料だけではないと思います。
フロントにはコンシェルジュがいて、さまざまな世話をしてくれる。1階には自由に使える打ち合わせスペースもあって、とても雰囲気がいい。
コソコソと賃貸している(笑)SOHOでは、堂々と打ち合わせなどできませんからね。それに代表される「こうあったら、いいのに」を徹底的に実現したのがthe SOHOです。 打ち合わせスペースもそうですが、スパやトレーニングルーム、カフェ、コンビニ、バーラウンジなど、「一度来たら、ビルから外に出ずに働ける」をめざしたプランニングを進めました。
入居者の方々からも、「よくぞ、こういうものをつくってくれた」と賛同の声をいくつもいただいています。
入居者は、どんな方たちですか。
業種としては、文字通り多種多彩です。もちろんクリエイティブ系のお仕事の会社、個人がとても多いですが、税理士事務所や警備会社、声優のマネジメント会社なども入居されています。規模としては、4~8名程度の大きさの会社が主流になっていますね。
ひとつ特徴的なのは、会社を離れて単身で仕事をしていこうと決めた個人が、複数集まって共同で事務所を確保しているスタイルが目につくことです。ああ、そういう使い方もあるのだと、教えられた感じです。
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