WEB・モバイル2024.09.04

営業スキルとデジタルマーケティングを掛け合わせ「東北に恩返し」。際限なく広がる自由な世界へ

仙台
株式会社Lible 代表取締役
Yuki Fujiwara
藤原 悠樹

宮城県仙台市に2023年5月に設立された株式会社Lible(リーブル)。デジタルマーケティングの力を使って中小企業への集客やビジネスの支援を行うWebマーケティング会社です。事業を通して東北に「とどまる理由」をつくりたいと話す代表取締役の藤原 悠樹(ふじわら ゆうき)さんは、周辺地域の魅力を発信しながら東北地方の中小企業をリードする会社を目指しています。立ち上げまでのキャリアや展望を伺いました。

自らが目指すビジョンへ進むアイテムとして、デジタルマーケティングの世界に飛び込む

株式会社Libleを立ち上げるまでの藤原さんのキャリアを教えてください。

出身は盛岡ですが、東北福祉大学への進学を機に仙台に来て、卒業後は大手の照明器具メーカーに就職し、仙台市や福島県郡山市で10年ほど営業の経験を積みました。その後、仙台に拠点を構え、起業し現在にいたります。

営業職を退き、自ら会社を設立したきっかけを教えてください。

営業職で広く人や会社に関わることができるのは魅力ではあるのですが、アナログな業務が多いと感じられ、デジタルマーケティングの仕組みを作ればもっと効率があがるのに!と常々思っていたんです。もともと自分の事業を持ちたいという夢があったこと、家族ができたことなどがきっかけとなって会社を設立しました。

なぜデジタルマーケティングの業界だったのでしょうか?

実はデジタルマーケティングに強い思い入れがあったわけではないんです。まずは自分の会社の規模を大きくしたいという思いが前提にありました。事業を成功させ、大きくするには、営業もマーケティングもどちらも必須です。顧客へのサービスを展開しながら、自身が経験を積んだ営業のスキルとデジタルマーケティングの力を融合させることで、売上を上げ、会社を大きくしたその先に、自分の目指すビジョンへ進んでいきたいという気持ちがあり、思い切ってこの業界に飛び込んだという経緯があります。

なぜ、仙台で会社を立ち上げたのでしょうか?

仙台は学生時代を過ごした第二の故郷であり、故郷の盛岡と並ぶ大好きな街で、とても住みやすいんです。でも、東北地方の人は賃金が低いなどの問題があり、仕事を求めてとかく関東に行ってしまう傾向がありますよね。デジタルマーケティングは東北地方においてまだ普及しているとは言い難いのですが、この事業を通し将来的に「東北にとどまる理由がある」という仕事をつくりたいと思っています。

売上に直接アプローチしていくレベルの高いサービスは、営業のスキルがあってこそ

現在の事業内容について教えてください。

全国各地、特に関東圏の企業や個人事業のYouTubeの運用をサポートしたり、Googleの広告などのデジタルマーケティングを使った集客のお手伝いをしたりしています。仙台を含め東北地方にはまだ利用する人が少なく、だからこそ東北に広めていきたいという気持ちは強いですね。

他社とは違う、御社の強みを教えてください。

YouTubeの運用サポートなどは競合が多い世界ですが、チャンネル登録者数や視聴回数を伸ばすことに重きを置いて、実際の売上につながっていないことが意外に多いです。狙ったターゲットにきちんと届けられ、売上に直結する費用対効果が高いサービスを提供しているのがうちの強みですね。

これまでの事業の事例を具体的に教えてください。

埼玉のとある事業者さんなのですが、それまではYouTubeを使った集客や見積もりの件数がゼロだったのに対し、サポートを始めて9カ月ほどでYouTubeからの売上が月平均1000〜2000万円に届くほどになりました。大きな案件が決まるたびにその方が埼玉から仙台にお礼に訪れてくれるほど感謝していただいています。人と向き合い、その人に何が必要であるかを見極める力や姿勢は営業の経験で培われたものかもしれません。

売上の大枠だけ決めて、やることの枠は定めない。際限なく広がる自由な世界を目指す

地方の中小企業をリードする会社を目指していると伺いました。具体的な展望、さらにビジョンなどはありますか?

先ほども話したとおり、まずは会社の規模を大きくするのを目標にしています。規模が大きくなることで、地方に住む若者が働きたいと思う会社になりますよね。それが地方の中小企業をリードすることにつながる。そのために5年後に10億の会社になるという目標を立てていて、市場があるものであればどんどん参入し収益を上げていく。そして、さらにその先のビジョンへ進んでいきたいと思ってます。
現在は、自社で日本酒を作ろうと思っています。松島あたりに日本酒の店を出したり、海外向けに日本酒の販売を展開したりすることを考えているほか、海外のお客さまをターゲットにしたオーダーメイドツアーを組んでもらえるような会社と提携し、町おこしにもつながるようなこともしてみたいですね。営業とマーケティングのスキルはここですべて生きてくる、それがあれば何でもできるんです。
時代はどんどん新しい方向に流れていて、その時に興味がわく、いろいろなことにチャレンジできるよう、あえてビジョンに関しては具体的には決めていません。とにかく自由な発想で、際限なく自由な世界を目指したいので。

マラソンがご趣味と伺いました。マラソンのコースを人生に置き換えるとしたら今はどこのポイントにいらっしゃいますか?また、ゴールに見えるのはどんな景色ですか?

学生時代はサッカーをやっていましたが、ここ最近は趣味で県内のハーフマラソンの大会に出場しています。マラソンにランナーズハイという言葉がありますけど、正直経験したことはないです。21km走るうち、15kmを超えてくると本当に辛い。何で走っているんだろうと毎回思います(笑)。でも、自分で出場する時は必ずひとつ目標を決めるんです。それをクリアした時には何とも言えない達成感があります。スモールステップをクリアしながらどんどん景色が変わっていくのを楽しんでいる、そんな感覚があります。
マラソンを人生に置き換えるとしたら、目標を定め、これから見える景色にわくわくして、スタート地点に立っているというところでしょうか。また、走り切ってゴールしたとしたら、すぐに次の目標を決めるでしょうね。10億が達成したら100億とか500億とか。
目標の達成を重ね、会社の規模が大きくなれば、それなりに社員数も増える。仙台や東北に恩返しできるようなそんな会社になっている。そんな景色が見えますね。

高校最後の文化祭の一体感、そんな熱意を持った人とともに未来をつくりたい

一緒に働くクリエイターに対して、藤原さんはどのようなことを求めたいですか?

熱意や思いを持っている人が大前提ですね。あとは能力はもちろん人間性を大切にしたいです。同じ熱量で同じ方向を向いていける人。
現在、ともに会社を支えるパートナーとは大学の同期でお互いに尊敬・尊重できるいい関係を保っています。高校最後の文化祭の一体感みたいな(笑)、同じ熱量で同じ方向を向いて進んでいけるいい仲間です。そんな仲間と際限なく広がる自由な未来を作っていきたいですね。

取材日:2024年7月17日 ライター:天野 崇子

株式会社Lible

  • 代表者名:藤原 悠樹
  • 設立年月:2023年5月
  • 資本金:50万円
  • 事業内容:YouTube運用代行・Web広告運用代行・SNS広告運用代行・SEO対策・マーケティング施策を用いた営業支援
  • 所在地:〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央1-7-4 宮城商事ビル4F
  • URL:https://www.lible.co.jp/
  • お問い合わせ先:https://www.lible.co.jp/contact

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