様々な経験を活かして、仲間と会社を設立

今回は、社長室室長の中村さんにお話を伺います。

よろしくお願いします。 当社は設立6年目になりますが、私は3年前に入社しました。社長とはもともと大学の同級生で、新卒で同じ会社に勤めていました。別々の会社になってからも交流が続き、仕事の話もよく聞いていました。

では、会社を設立されるまでの経緯を教えてください。

社長の戸木田は鹿児島の大学で機械工学を専攻し、メーカーに就職。その後、車情報誌の編集長などを経て、メディア会社で働いていました。 35歳のとき、福岡で株式会社ファイブステージを設立。立ち上げから20人ほどのメンバーがおり、最初こそ資金繰りに困ったものの、右肩上がりに業績が上がったと聞いています。

中村さんは中途入社ということですが、前職はメディア関係ですか？

いえ、それが全く違うんです。 私自身はメーカーから転職して、経営コンサルタントとして東京と福岡で働いていました。 3年前、社長に声をかけられて、入社を決意しました。

メディアを起点として、多角的に事業を展開

御社の事業内容について教えてください。

当社は2009年、出版・映像コンテンツを駆使した情報提供による地域社会への貢献をビジョンに掲げて創業しました。具体的には「月刊パチンコプレイガイド」というフリーペーパーを核として、テレビ番組、WEBなどのメディアミックスによる効果的なプロモーションを行っています。 さらに、誌面と連動してガールズユニット「プレイガイドエンジェルス」を結成し、イベントに派遣しています。これは業界初の試みとして注目を集め、西日本ナンバー1のユニットとして人気を博しています。 また、タレント招致からノベルティ作成、流通まで、幅広く宣伝・販促活動を支援。テレビからCM、PV、WEB動画まで、映像事業でもあらゆるニーズにお応えしています。 ほかにも、海外で積極的に事業を展開したり、コストダウン事業なども行っています。コストダウン事業では、様々な企業や医療機関などを対象として、社会保険料の最適化、電気代の削減、コスト改善のベストプランを提案しています。この分野においては、私のこれまでの経験をフルに活かしています。

社員の方は何人いらっしゃいますか。

現在は42人の社員がいて、拠点もどんどん広がっています。ここ福岡本社を中心として、熊本・大分・鹿児島・山口・岡山に支社、東京に営業所があり、さらに中国と東京に関連会社もあります。

仕事に誇りを持ち楽しむ社員に支えられている

御社の特徴や強みは、どんなところでしょうか。

大きな強みは、先ほどお話したように、あらゆるメディアをミックスして戦略的なプロモーションを提案できることですね。 その背景には、優秀な社員の存在があります。当社には元芸人や元バーテンダーなど異色の経歴を持つ人も多いのですが、みんなこの仕事が大好きで第一線で活躍し、とても雰囲気のいい職場です。コアタイムのない裁量労働制を導入しており、一人ひとりが自由に生産性の高い仕事をしています。 また、当社の働き方の特徴のひとつとして、営業から編集まで一人がトータルで担当しています。業務の効率を優先して営業は営業、制作は制作のみとわける会社が多い中で、クライアントと直接接して現場を知りつつ要望に応じた提案をするという働き方は、社員にとって非常にやりがいがあるようです。一度、営業と編集をわけるかどうかという話が出たとき、社員たちはこのままがいいと主張しました。みんな自分の仕事に誇りを持って働いているのだと実感しましたし、そのおかげでクライアントの方々にも厚い信頼を寄せていただいていると思います。

それは素晴らしいですね。

ありがとうございます。私もこれまでいろんな会社を見てきましたが、当社は社員がとてもいきいきと働いていると感じます。 それからもうひとつ、当社の特徴があります。広告表現の規制が厳しくなる中で、いわゆるグレーゾーンのギリギリを狙った表現をする会社がたくさんあります。けれど、当社はきちんと規制を守ることを第一としており、管轄する機関から表彰されたこともあります。ルールを守っているからこそ、クライアントの方々に信頼され、安心して長くお付き合いいただけるのだと考えています。

メディアを主として新分野にも果敢に挑戦したい

今後の展望についてお聞かせください。

様々な競合誌がありますが、当社の「月刊パチンコプレイガイド」は九州ナンバー1の媒体として業界で認められているという自負があります。現在は、WEBや動画にも力を入れています。「全てのお客様に感動と興奮を」をゴールとして、これからも雑誌を軸に新たな組み合わせを考えたいですね。当社だからできる効果的なプロモーションや事業に、積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

最後に、クリエイターの方にメッセージをお願いします。

当社のケースから考えると、クリエイターはクライアントや現場を知ることが大事だと思っています。現場を知りいろいろな経験をすることで、その方のクリエイティビティが高まり、ひいては自分の価値を上げることにつながるのではないでしょうか。

取材日：2015年5月14日