Webテクノロジーを軸に、クライアントの困りごとを解決
- 京都
- 株式会社なないろ 代表取締役 政井 淳 氏
事業は目的を達成するための手段の一つ
会社設立までのいきさつを教えてください。
高校卒業後、大手情報システム会社でシステムエンジニアとして従事していたのですが、将来的なビジョンを見出せずに退社し、Webデザインと3Dアニメーションを学ぶためにアメリカにある制作会社のインターンシップに参加しました。帰国後、3Dアニメーション制作、モバイルコンテンツ制作のキャリアを積み、友人と会社を設立。その後、お客様とさらに近い距離でクリエイティブなことをしたいと思い、一人で株式会社なないろを立ち上げました。フリーランスとしても活動できたのですが、「よく稼ぎ、よく使い、よく納める」という社会に経済で貢献したいという思いに至り、株式会社を立ち上げたんです。
現在の事業内容について教えてください。
当社はお客様が求めるゴールに向けて、必要となるさまざまなプロジェクトに取り組んでいる会社です。Web制作やシステム開発などのWebを使ったテクノロジーは手段の一つにすぎず、必要があるなら農業であれ、飲食であれ、あらゆる事業展開をいとわない考えです。これこそ「世の中にさまざまな色を輝かせたい」と「なないろ」という社名に込めた思いで、当社最大の強みだと思います。また、ただ言われたことをやるのではなく、求められている以上のことをやり、結果を出すことを大切にしています。それが信頼へとつながり、様々なお客様に支えられてお仕事をさせていただいております。
政井さんが仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
当然のことですが、嘘をつかないことです。そして、時間を守ること。時間に遅れてしまうことで、どのくらい相手に損失が生まれるかを常に考えて仕事をしています。そして、自分たちだけでお客様の課題をクリアするのではなく、お客様と一緒になって汗をかきながらクリアしていくことを大切にしています。その積み重ねが信頼につながるのです。
「幸福・成長・完全性」の追求が、仕事の好循環へとつながる
将来的なビジョンについて教えてください。
設立当初から、50年、100年続くような会社にしたいと考えていました。例え、僕がいなくなっても継続する会社にしたいと。あらゆる機械化(AI化)が進むこれからの世の中において受託だけでは絶対生き残れないので、自分たちが生み出すサービスを事業の柱にできるようにシフトしていきたいと考えています。そのために様々なサービス開発を現在行っております。
ビジョンを実現するためは、どのような人材が必要ですか?
当社の社訓は「幸福の追求・成長の追求・完全性の追求」という3つの追求です。幸せを得るためには自分の時間を作る必要があり、時間を生むためには仕事を効率化させる必要がある。それが成長の追求へとつながり、自己成長すれば仕事での完全性が保たれる。そして、またそれが無駄な時間を減らし、自分の時間が増えていくという好循環の追求です。まずは、この考えに共感いただける人材であることが条件です。そして、ただ会社から言われたことをやるのではなく、仕事以外でも率先して自己成長を目指し、「やがて会社の成長を支えたい」というくらいの気概を持つ方と仕事がしたいです。
当社では常に問題意識を持たせるために細かいことでも社内で問題・改善点をなくしていくというプログラムを実施しています。常に問題改善意識を持っていないと、仕事において最大のパフォーマンスが出ません。
最後に、当サイトを見ているクリエイターの皆さんに一言お願いします。
感度の高い若い人材が出てきても、決して負けない才能を持ち続けられるクリエイターは一握りですが当然いると思います。しかし、そうでないのであれば、マネジメントという次のステップを意識して行動することが必要です。そのためにはいろんなものを見て、いろんなものを感じて、いろんなものを表現できるようになること。つまり、総合的な力を養うことが大切なのです。自分のステータスを考慮した上で、キャリアパスを見越して、今の仕事を務めていただきたいです。
取材日:2018年2月5日 ライター:大垣 知哉
株式会社なないろ
- 代表者名:代表取締役 政井淳
- 設立年月:2014年12月
- 事業内容:Web制作、システム開発、Webマーケティング、ECサイト、サーバ保守・運⽤、コンテンツ制作、ビジネス開発など
- 所在地:〒604-8206 京都府京都市中京区町頭町112 菊三ビル4 階 405
- URL:https://www.7-16.co.jp
- お問い合わせ先:上記、ホームページお問い合わせフォームよりお問い合わせください。