顧客に答えがある!チャレンジ精神を忘れない! アイデア溢れるソフトウエア開発会社。
誠実な人柄、アイディアマン、チャレンジ精神を忘れない! 平成25年設立とまだまだ新しい会社だが、つねに先を見据え、顧客のことを考え新しいシステム開発に取り組む。 さらに進化する「勤怠管理システム」。これからが本領発揮! 穏やかな中にも静かな熱意を感じる株式会社ITZマーケティングの朴社長にお話しを伺いました。
実家を継ぐはずが・・・リストラ!
起業された経緯を教えてください。
東京の大学を卒業後、4年間京都で数学教師を務め、結婚を機に広島に帰って来ました。 実家がマツダ関連の町工場を営んでいたため、長男だったこともあり、父の後を継ぐため帰ってきました。しかし、当時は、平成不況の真っただ中、実家の業績も厳しく一番最初にリストラされたのが後を継ぐはずの息子の私でした。「自分の稼ぎは自分で!」と追いやられるように起業しました。
どうしてIT関連の会社を?
じゃ-何のビジネスを始める?ということになり、中学時代からPCのプログラミングもできたので、自分のスキルを生かして起業しました。
その後どのような展開に?
当時、アイデアはたくさんあったがなかなか開発に至らず、門前払いされることもしばしばありました。アイデアはあっても具体的に実現する力がいる。自分自身でシステムを作れるようになろう!これから5~10年先を見据えてこの業界(IT業界)で食べていけるよう、今はまだできないけれどシステム開発に力を入れようと、かじを切ったのが平成25年。もう一度改めてプログラミングを勉強しようと本を買い込み独学で学び、仕事を受けて自分で開発し納品するということを始めました。
きっかけは焼肉屋さんの管理システム
最初に作ったシステムは?
焼肉屋さんの管理システムです。今日一日どれくらい儲かったのか?今、月単位で累計はどれくらい儲かっているのか?などがわかる日時決算の管理システムを作りました。
そのシステムは好評だった?
いいえ。当初はこれでできるの?という状況で・・・。先方に「できます!」と答えてから納品日に合わせ一生懸命勉強し、スキルをあげ納品させてもらいました。こんな状況ですからもちろんクレームが来ますよね。「ごめんなさい!」と謝りながらなんとかそれを修正して使っていただきました。これが、次へ進む始まりとなりました。
それが「らくらく勤怠管理システム」の始まり?
出退勤を記録して人件費を計算するというシステムの一部が出来ました。自分である程度システムを作れるようになった時、一人で作っていては、広がりがないことに気が付き、エンジニアを雇うことにしました。
中国に進出、北京で会社を立ち上げ、優秀なエンジニアと一緒に様々なシステムを開発しました。求人サイトやIモードの広告を見せると通話料が無料になるサービスなどで数々のアイデアを具体化し、受託開発から、自らのハード&ソフト開発に乗り出しました。
「勤怠管理システム」とは?
これまで社員や従業員の出退時間をタイムレコーダーに紙を入れ打刻していましたが、より合理的に人員をかけないで管理するためには、どうしたらいいか?それにはそれに代わるタイムレコーダーを作らないといけません。ということで、これまでの経験を踏まえ最新型のタイムレコーダーにICカード(交通系、電子マネー系、お財布携帯)をかざすだけで出勤退勤時間を記録し自動で集計できるシステムを開発しました。
それはどんなシステムなんですか?
勤怠管理システムをオフィスやお店などに使ってもらおうと思った時、一番なくさなければいけないものは、紙にガッシャンと押しているタイプのタイムレコーダーだと思いました。この「らくらく勤怠管理システム」は、タブレットがタイムレコーダーとなっています。これを無料で提供、お試しで使っていただいて、使い勝手が良ければ、そのまま一拠点につき月額5000円で利用していただきます。人数課金なしで何人でも使っていただけます。勤怠管理システムはクラウドシステムですから、PC画面で一括管理していただけるのでとても便利です。お申込みいただくと、タブレットが届きます。箱を開けてネットにつなげるだけでそのまま使えます。
詳しい使い方や、トラブル時の対策などは?
使い方等は電話やメールでサポートしています。お客様と同じ画面を見ながら遠隔でも対応できるのが、クラウドサービスの良さです。タブレットの故障も、連絡を頂いたら即日新しいタブレットを送らせて頂きます。現地に行かなくても、迅速にトラブル対応できるのも、弊社のサービスの強みです。
どういった企業が「勤怠管理システム」を利用している?
業界特化型なので、ビルメンテナンス、病院、介護、飲食店、アミューズメントなど5つ業種に特化したものを提供しています。業界のニーズに合わせて何が求められているのか徹底分析して、本当に必要とされる機能を搭載しております。きめ細かい勤怠管理ができるのが特徴です。ネーミングは「かえる勤怠システム」。「効率をかえる」「形態をかえる」「早くかえる」など、イメージキャラクターの「カエル」は身近で解りやすく、親しみやすいのも特徴です。また、業界初!ビル管理など一人勤務の現場にも対応できる「かえる勤怠管理byGPS」は、子供用の見守りGPSからヒントを得て、出勤時退勤時にボタンを押すだけ。ボタンを押した場所や出退勤の履歴は、管理画面で一括管理できます。年配の方でも使い勝手が良いと喜ばれています。ビル管理、訪問介護、家事代行などの職場で利用が増えているようです。徐々に顧客を増やしていき継続的に新しいサービスを提供していきたいと思っております。
ところで社名「ITZマーケティング」の由来は?
どんな会社にしたいか?理念は?ビジョンは?と考えた時、「I」…アイデアが必要。「T」…実現するため技術、テクノロジー。「Z」…ジール、熱意。そして「マーケティング」…お客様が求めるサービスを理解し作るという意味です。いかに、お客様が求めるものを知る力が重要かと感じています。難しいこと大変なこともありますが、やっぱり仕事は面白いですね。
今後の展開は?
既に、出回っている第一世代のジュピタータブ①(ISO取得)を改善し、今、第二世代のジュピタータブ②を中国の技術者が日本に来て開発中です。また、バッテリーを長持ちさせる技術の向上、故障する箇所などの改善に取り組んでいます。今後オリジナル端末も準備してハードもソフトもあわせた開発を進めていきたいと思っています。現在、勤怠管理システム提供会社は約30社。今後10年、この分野で一番のシェアを取れなければ生き残れないのがIT業界。存続か、淘汰か。シェアの確立を目指します。これからの戦略としては「勤怠管理システム」をキーテクノロジーに据えてAIとブロックチェーン(仮想通貨)を取り込みアップグレードしていきたいと考えています。業界で一番を取ることと同時に顧客のことを考えた新たなサービスの提供も重要になってきています。 現在、開発拠点をベトナム、カンボジアに移し、東南アジアにも目を向けております。
最後に、クリエイターの方へメッセージを!
チャレンジ精神を忘れない!先を見据えて新しい技術を身に付け、向上心を持つ!
これからの会社なのでビジョンや夢はたくさんあります。 同じ思いを持って一緒に働いていただけるクリエイターの方お待ちしています。
取材日:2019年7月16日 ライター:土井 美幸
株式会社ITZマーケティング
- 代表者名:朴 賢一
- 設立年月:2013 年8月
- 資本金:2,000万円
- 事業内容:システム開発・運用・保守からモバイル/カードを利用したマーケティング・ ソリューションまで。
- 所在地:〒735-0017 広島県安芸郡府中町青崎南6-24 向洋ビル3F
- URL:http://itzmkt.com/
- お問い合わせ先:Tel) 082-258-2988