ドイツの大晦日に欠かせない花火
東京
編集ライター
海外暮らしと帰国してから
Joshy氏
今年ももう残りわずかとなりました。
ドイツではクリスマスは、一般的に家族で過ごします。小さい子供からおじいちゃん・おばあちゃんまで、遠方からもこの日を楽しみに家族が集い、みなでご飯を食べ、愛とプレゼントを交わし合い、教会に行ったりします。
大晦日はどうかというと、友達と一緒に年越しを迎えるというのが多いようです。もともとは宗教行事であるクリスマスのおごそかな雰囲気とは対照的に、ドイツの大晦日は浮かれ騒ぐパーティ感が強いです。
気の置けない仲間と食事やゲームを楽しみ、0時のカウントダウンをして、その場にいるみんなとハグやキスで新年をお祝いした後(おそらく今年はそれはないでしょう)、欠かせないのが「花火」です。
そうドイツでは、年越しに花火を上げるのが慣わしなのです。
それも1つや2つといった数ではありません。各世帯が100とか1,000といった単位で花火を用意し、バルコニーや路上から一斉に打ち上げます。
街中いたるところに花火が舞い上がる景色は壮観で美しく、新しい年の幕開けに相応しい華やかさが、新年への期待とともに冬空に広がります。
花火の数たるや、ものすごい量が用意されているので、打ちあげ終わるまで1〜2時間かかるということも珍しくありません。
元日の明け方は、そんな花火のセレモニーが明け方4時ぐらいまで続くので、よく眠れないというのも懐かしい思い出です。
2020年を振り返ると、クリエイティブ界も新型コロナに多大な影響を受けた年だったと思います。また、ひとりごとのようなこの自分の文章を読みに来てくださり、ありがとうございました。
来たるべき2021年は、みなさんのクリエイティビティがさらにパワーアップして花火のように炸裂する年となることを願っています。
プロフィール
編集ライター
Joshy氏
ヨーロッパに20年間滞在し、日本のメディアに情報を発信してきました。海外生活で経験したこと、帰国して感じたことを綴っています。