極限状態で覗く人間の裏の顔とは。「ノイズ」
先日、1月28日(金)に公開になったばかりの映画「ノイズ」。
出演は、藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介、黒木華、永瀬正敏という錚々たる布陣だったので、これは観に行かねばと早速行ってきた。
絶海の孤島に突然現れた不気味な男。
誰も名を知らないその男に家族を狙われた泉圭太(藤原竜也)は、親友の田辺純(松山ケンイチ)、新米警察官の守屋真一郎(神木隆之介)と共に、誤ってその男を殺してしまう。
それは、圭太が生産した”黒イチジク”が人気となり、国からの交付金5億円が内定、過疎に苦しむ島に明るい未来が見えた矢先のことだった―――。
(『ノイズ』公式サイト)
家族を守るため、生まれ育った島を守るため、死体隠しに奔走していく3人。
事件が表に漏れていく中で、平然と嘘をつく者、ついた嘘の恐ろしさに潰れそうになる者など、「極限状態」に陥った時に見せるそれぞれの苦悩と彼らの過去、そして普段は隠し持っている「裏の顔」に胸がぎゅっとなった。
事件を追う刑事を永瀬正敏さんが演じているのだが、田舎独特の閉鎖性や連帯感、島を守るという大義名分のもと狂っていく恐ろしさをズバリと突いていく。かっこよかった…。
主役以外の登場人物も、その人の背景が透けて見えるような確かな演技力で物語に引き込まれていき、時間はあっという間だった。
最後はかなり驚く結末が待っているが、上映後に思ったことは、何が怖いって本当に怖いのは人の本性ということ…。
上映は始まったばかりなので、結末が気になる方はぜひ劇場でご覧になってみては。
『ノイズ』大ヒット上映中
主演:藤原竜也 松山ケンイチ
出演:神木隆之介、黒木華、渡辺大知 / 永瀬正敏
原作:筒井哲也「ノイズ【noise】」(集英社 ヤングジャンプ コミックス GJ 刊)
監督: 廣木隆一
脚本: 片岡翔
音楽: 大友良英
企画・プロデューサー:北島直明
製作・企画: 日本テレビ放送網
制作:クレデウス
配給:ワーナー・ブラザース映画
クレジット: ©筒井哲也/集英社©2022 映画「ノイズ」製作委員会
公式サイト: noisemoviejp 公式 Twitter: @noise_movie