夏休み直前!「チームラボボーダレス」 追いかける、浸る、五感で感じるアートに酔いしれる
作品空間に身体ごと 浸かる体験!麻布台「チームラボボーダレス」
2024年2月から常設展示されている、森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(以下、チームラボボーダレス)。猪子寿之 氏が率いるアーティスト集団・チームラボと森ビルによって共同設立された本展示が、東京・お台場から移転し2024年2月9日(金)麻布台ヒルズに新たにオープンされました。
コンセプトは、境界のないアート群による「地図のないミュージアム」。デジタルテクノロジーを活用したアートを常設展示する世界初のミュージアムで、展示では70以上の作品群と、作品と鑑賞者が作用し合う新感覚の展示が話題となり、米TIME誌が選ぶ「世界で最も素晴らしい場所 2024」にも選ばれています。
本記事では、国内外から多くの人が鑑賞に訪れる「チームラボボーダレス」の魅力を少しだけ紹介!これから夏休みに入る人も、夏休み真っ盛りの人も、ひとりで、みんなで楽しめる展示会となっております!
境界のないアート群による「地図のないミュージアム」
作品名:花と人、コントロールできないけれども共に生きる
“ボーダレス”という言葉にもあるように、展示されている作品は一つの場所にとどまらず、部屋から出て移動したり、他の作品と影響しあったりと、境界なく連続するひとつの世界が余すところなく表現されています。
その広さはなんと、約7000平米!実際に入ると目の前にはデジタルアートが延々と続いており、まったく終わりが見えません。
作品名:Walk, Walk, Walk: 探し、遠ざかり、また 出会う
鳥獣戯画を模したようなこのアートは、触ると動物たちがこっちを向いて反応してくれます!見て、触って、聞いて楽しめる魅力が、国籍や世代問わず愛される理由なのかもしれません。
またこのミュージアムには、作品の説明文がありません。なぜなら、“ボーダレス”という名の通り、作品が移動していくから!私が上の動物たちを最初に見たのは廊下でしたが、別の密室にも登場しました(作品のコンセプト自体はガイドアプリを用いて知ることができます)。
作品名:The Way of the Sea: Crystal World
こちらは光の柱に包まれた空間。上の写真は白味のかかったライトのようですが、時間によって下の赤色のように、色や流れる音楽も変化します。タイミングによっては急な暗闇とともにゆっくりとまばゆい光が表現され、幻想的な空間が広がっていきます。
作品名:人々のための岩に憑依する滝
こちらは比較的広めのスペースで行われるアート作品。取材時は営業時間外だったので人はいませんが、普段は来場客がせり上がりの部分に座って景色を眺めたり、みんなで写真撮影をする場所として盛り上がっています!
この夏、ここでしか味わえない“ボーダレスな体験を!”
圧倒的なボリュームと没入感。そして無限に広がるアートの世界。私は会場を2時間近く回っていましたが、すべてを見終えることができませんでした。
別の空間にいた動物が、遠く離れた作品内に登場したり、同じ場所でも色や音楽が変わったり…。無数に広がるアート作品たちが時間によって何度も顔を変えて観客を楽しませてくれます。なお2024年6月には、サウジアラビアの世界文化遺産ジッダ歴史地区に、チームラボにとって中東初となる、大規模なミュージアム「teamLab Borderless Jeddah」(チームラボボーダレス ジッダ)を開館。境界のない作品群を更に発展させ、チームラボボーダレスのコンセプトを拡張しています。
コンセプトでもある“ボーダレス”がまさに体現されている「チームラボボーダレス」。“アートって大体こうだよね?”という先入観がある人ほど、おススメしたい展示です。ほかにも紹介したい場所は山ほどあるのですが、恐らくとんでもない文字数になりそうなのでこの辺で。ぜひ会場で思う存分“ボーダレスな世界”を体験してみてください!
開催概要
■開催期間:2024.02.09(金) – 常設
■会場:麻布台ヒルズ 〒106-0041 東京都港区麻布台1丁目2−4 ヒルズ ガーデンプラザ B B1
■営業時間:10:00 – 21:00(最終入館 20:00)
■料金:
大人(18歳以上):3,800 ~ 4,800円(入場日によって異なる)
中学生・高校生:2,800円
子ども(4 – 12歳):1,500円
障がい者割引:2,100円
■公式サイト:https://www.teamlab.art/jp/e/tokyo/