映像2019.08.21

夏の映画、何を観ました?

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつらひさこ

早いもので、8月も後半に突入。いつの間にか、という表現が本当にぴったりで、毎日何かの予定をこなしていたらあっという間に夏の終わりを実感する季節になっていて、気を抜くとしんみりしてしまう。

 

この夏は実家の北海道へ母の墓参りに行ったり、子供が受験予定の大学のオープンキャンパスに参加したり、北海道の美味しい物を(父に御馳走してもらって)堪能したり。個人的には友人に連れ出してもらい、さまざまなイベントを楽しむことができたのが嬉しかった。

 

さて、夫がお盆休みのとある日に、一緒に映画に行ってきた。

この夏はいろいろな話題作が公開されていたが、時代的にとっても気になっていた「アルキメデスの大戦」へ。

 

キャスティングがとにかく素晴らしく、100年にひとりと言われた天才数学者役の菅田将暉さんと海軍少尉役の柄本佑さんのコンビネーションに、写真から飛び出してきたような舘ひろしさん演じる山本五十六に心を奪われた。出演の役者さん達が上手くて、安心して物語に没入できた。

 

いわゆる「戦争物」ではあるが、海軍における派閥争いをメインに描いており、物凄く乱暴にまとめると、戦艦「大和」を作りたい側とそれを阻止したい側の丁々発止が最大の見所なのだが、本当に時間があっという間だった。

 

かと言って過去の戦争を全く描いていないわけではなく、さらに歴史の展開のどうしようもなさみたいなものを終盤で感じて、心にずしんと来た。

 

架空の物語から、喜怒哀楽やそれ以外の何とも表現し難い感情を揺さぶられることがあり、映画はやはり好きだ。

この夏はそんな作品が多く公開されている気がして、さぁ次はどれを観に行こうと楽しみにしている。

プロフィール
ライター
かつらひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、6年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

日本中のクリエイターを応援するメディアクリエイターズステーションをフォロー!

TOP