イントロクイズをやってきた!
東京
ライター
来た、見た、行った!
かつらひさこ氏
私の数少ない趣味のひとつに、クイズがある。
一度好きになったらどんどん深みにハマっていく性格なもので、3年ほど前から同時期に一緒にハマった夫と一緒にクイズイベントに行ったり、友人達と練習会を開いたり、たまにクイズ番組にお邪魔したりなど、忙しくも楽しい生活を送っている。
成績の方はその時々でいろいろだが、40代になってから一生懸命打ち込める趣味が見つかり、さらに幅広い年代の友人知人が増えたことは、人生がとても豊かになった気がするのだ。
さて、「イントロクイズ」というクイズがある。ご存知、曲の最初の部分だけを聞いてそのタイトルを当てるというもので、先日、友人が主催するイントロクイズのイベントに参加してきた。
成績は振るわなかったものの、知っている曲懐かしい曲、そして「メロディは知っていたけど、肝心のミュージシャンやタイトルをずっと知らなかった」という曲に再会できたのがとても楽しかったし、単純に音楽っていいなと思った。
そんなわけで、今度は「初心者を対象としたイントロクイズ」のイベントにも参加してみたのだが、様々な年代のメジャーな曲ばかりを流してくれたので、「あ、知ってる。懐かしい」の連続で、これまた楽しかった。
音楽は感情を揺さぶるからか、記憶と結びつきが深いのかもしれない。
学生時代に好きになったミュージシャンや、その時代時代でヒットした曲を改めて聴いていると、当時好きだった人や夢中になっていたことなど、昔の記憶が鮮やかに蘇ってくるのだ。
日々の忙しさにかまけていると、何かに感動したりすることがついつい後回しにしがちになる。
手軽に集めた情報に振り回されるのではなく、定期的に本や音楽、映画や芸術に実際に触れて感情を揺さぶることが必要だなと、梅雨の日の朝、そんなことを考えた。
プロフィール
ライター
かつらひさこ氏
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、6年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。