グラフィック2020.01.08

ミッション18 2019二度見したものベスト10

ミッション18
電通第5CRプランニング局 クリエーティブ・ディレクター / コピーライター
Akira Kadota
門田 陽

2020年もすっかりあけました!さて、今回の指令は一年前、まだ世の中が平成最後のお正月をおくっていた頃から始めたものです。もともと僕ら世代の好奇心オジサンは、雑誌宝島の「VOW」や赤瀬川源平さん達の「超芸術トマソン」などが大好きなので、ふだんから街なかで気になるものはよく撮影しています。とはいえこの一年はほんとにキョロキョロ落ち着きなく過ごしました。

<選出方法・ルール>

選び方の基準は超シンプル。日常生活の中で僕が「うん?」「え!」「どした!?」とつい二度見したものをその場でスマホでパシャッと撮り、その中からよかったものを並べました。ランキングの上下は単純に僕の心がときめいた順(こんまり方式)、完全無欠な独断ですのでお許しを。ひとつだけルールがあって、この二度見はどれも僕が直接ライブで見たものだけです。テレビやネットや雑誌等で見たものは入れていません。そちらはこの時期、メジャーな番組や広告雑誌等で年間ベストのような形で沢山あるのでお任せします。

※この一年で撮った写真は約1万点、そこからざっくり500点まで粗選りして、一点ずつ丁寧に確認。さらに絞られた100点を上記の選考方式で順位を決めました。

ではでは、発表!ベスト10だけでは忍びないのでベスト50をご覧ください。

 

第50位 

これは東銀座の歌舞伎座裏の通りに出ていた看板です。一度通り過ぎたあとに違和感があり戻ってよく見ると価格の異常さに笑ってしまいました。1,000円~3億円って。買う人の顔を見てみたいです。


写真㊿ (撮影地:東京都)

 

第41位:9点

同率での41位は看板シリーズ。㊶は仕事で行ったパラオの街の和食店。夢が儚く消えそうです。お店の名前ってほんとに大事なはずですが意外とダジャレが多くて日本中どこの街にも1軒はありますね。㊼は空き店舗なのですが、なぜか前の店の看板だけが生きていました。看板は旨そうなんだけどな。㊽㊾は二刀流、どちらもどことなく緩くてかわいいです。


写真㊶ (撮影地:パラオ)

写真㊷ (撮影地:静岡県)

写真㊸ (撮影地:宮崎県)

写真㊹ (撮影地:東京都)

写真㊺ (撮影地:東京都)

写真㊻ (撮影地:静岡県)

写真㊼ (撮影地:宮崎県)

写真㊽ (撮影地:東京都)

写真㊾ (撮影地:神奈川県)

 

第40位

そんなに遠くない。というのはつまり遠いということですよね。コピーは難しいです。


写真㊵ (撮影地:山形県)

 

第38位:2点

このふたつも名前が気になって二度見しました。いくらなんでも「どつく」って、と思って調べたらどうやら地名のようです。


写真㊳ (撮影地:東京都)

写真㊴ (撮影地:東京都)

 

第37位

551のチカラを思い知らされました。第3弾って頼り過ぎでしょ笑。


写真㊲ (撮影地:大阪府)

 

第36位

大麻がかっこよく思われそうな。


写真㊱ (撮影地:東京都)

 

第35位

いわゆるゆるキャラですが、今さらなぜ渋谷に必要?


写真㉟ (撮影地:東京都)

 

第33位:2点

この2点は海外で見たものですが、ピクトグラムのカタチが日本にはないものです。国民性なのか、特に㉞の二人はぶつかりますよ。


写真㉝ (撮影地:ペルー)

写真㉞ (撮影地:メキシコ)

 

第32位・第31位

この写真を撮った日は、とにかく明るい安村さんとAMEMIYAさんを家に帰ってユーチューブで見直しました。


写真㉜ (撮影地:山形県)

写真㉛ (撮影地:東京都)

 

第27位:4点

動物イラストはテッパンです。㉙は一体何の会社でしょうか。㉗は都内に住んでいる人はしょっちゅう見かけるポスターです。なぜか僕はこれがツボに嵌り見るたびに口角が上がるのです。


写真㉗ (撮影地:東京都)

写真㉘ (撮影地:東京都)

写真㉙ (撮影地:東京都)

写真㉚ (撮影地:神奈川県)

 

第24位:3点

24位は後ろ姿シリーズ。㉔は小学生が日傘をしていて、へ~と思ったのですが、これが令和時代ですかね。


写真㉔ (撮影地:東京都)

写真㉕ (撮影地:東京都)

写真㉖ (撮影地:ニューヨーク)

 

第23位

いわゆるトマソン的なもの。勝手口ではなさそうですし、全く意味がわからないままです。
水素イオン?


写真㉓ (撮影地:福岡市)

 

第22位

これはペルーの標高3000メートル地点にあったお店の光景。ピカチュー恐るべし!


写真㉒ (撮影地:ペルー)

 

第20位:2点

⑳の文化活動、気になります。㉑はカレー屋さんのオープン前に貼られていたのですが、会ったことのない店主の顔が思い浮かびます。絶対カタコト。


写真⑳ (撮影地:東京都)

写真㉑ (撮影地:東京都)

 

第19位第18位

ゴシック体が強いのか、文言自体が強いのか、どちらもその前で立ち止まりました。


写真⑲ (撮影地:宮崎県)

写真⑱ (撮影地:福岡市)

 

第15位:3点

人は(いや僕は?)鮪に弱いです。⑮はついつい2階へ上がりました。旨かったです。⑯くらいまで崩せば本家も何も言わないでしょう。⑰は築地ですが、時代は変わっても立体広告は永遠です。


写真⑮ (撮影地:東京都)

写真⑯ (撮影地:東京都)

写真⑰ (撮影地:東京都)

 

第14位

これはGSと隣接した牛丼屋さんなのですが、もの凄いコラボになってしまっています。


写真⑭ (撮影地:東京都)

第10位:4点

崩れる人シリーズですが、この中に1点だけ正気な人がいます。わかりますか?⑩⑪⑬は明らかに酔っていたり暑さにやられていたりしたのですが、⑫はスマホで下から撮影をしている人です。ある意味一番異常でした。


写真⑩ (撮影地:東京都)

写真⑪ (撮影地:東京都)

写真⑫ (撮影地:宮崎県)

写真⑬ (撮影地:東京都)

 

第9位

座席が双子に見えたのです。ただそれだけ。


写真⑨ (撮影地:小田急線車内)

 

第7位:2点

⑦は狙ってやったのでしょうが、⑧はおそらく店主には何の思惑もないはずです。ただどうしても山田花子さんを思い出してしまいます。お元気でしょうか。


写真⑦ (撮影地:東京都)

写真⑧ (撮影地:佐賀県)

 

第6位

は~?どんな間取りなんだろう。


写真⑥ (撮影地:佐賀県)

 

第5位

これ実は左右にまだ数倍の花輪が並んでいました。さゆり大ママ、一度お目にかかりたいです。


写真⑤ (撮影地:佐賀県)

 

第4位

これは確か中野駅のそばで撮ったと思うのですが、一体何のお店(?)なのか今でも謎です。動物画は強し。


写真④ (撮影地:東京都)

 

第3位

いやいや、カレーくらいまでだったらついていけるけど、これはムリでしょ。流石新橋。


写真③ (撮影地:東京都)

 

第2位

どれだけ禁止やねん!となぜか関西弁になりたくなったメキシコでのひとコマ。


写真② (撮影地:メキシコ)

 

第1位

パンパカパーンって古ッ!2019年二度見したものベスト10の第1位はズバリこの看板でした!!!このお店、江東区にあるのですが昼間に通ると至ってふつうのワイン屋さんです。ところが夜の帳に照らされると一気に味わい深い看板に見えて、何度も振り返ってしまいました。全部がひらがなというのも強いんだよなぁ。「おすぎ」という名前の由来は何でしょうか。まさかあの方のお店ではなさそうだしなぁ。気になっておちおち眠れませんが、もうすでに2020年の二度見の探検を開始しています。ではまたみなさん、本年もCR探検隊をよろしくお願いいたします。


写真① (撮影地:東京都)

 

おまけ

この一年、僕の本業の方はグラフィック広告を作ることがずいぶん減りました。クライアントさんからはデジタル的なものの提案を望まれることが増えました。その中でこの秋、渋谷駅だけで展開した広告をおまけにチラッと。ザ・アナログな表現ですがインスタやツイッター等SNSで拡散してもらうことを狙いました。笑顔で写真を撮る人たちを見て救われました。ありがとうございました。(撮影地:東京都)

 

プロフィール
電通第5CRプランニング局 クリエーティブ・ディレクター / コピーライター
門田 陽
電通第5CRプランニング局 クリエーティブ・ディレクター/コピーライター 1963年福岡市生まれ。 福岡大学人文学部卒業後、(株)西鉄エージェンシー、(株)仲畑広告制作所、(株)電通九州を経て現在に至る。 TCC新人賞、TCC審査委委員長賞、FCC最高賞、ACC金賞、広告電通賞他多数受賞。2015年より福岡大学広報戦略アドバイザーも務める。 趣味は、落語鑑賞と相撲観戦。チャームポイントは、くっきりとしたほうれい線。

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