何かを書くとき、思うこと
東京
ライター
来た、見た、行った!
かつらひさこ氏
「書く」ということをお仕事にして6年くらいになる。派遣だったり業務委託だったり、仕事によって内容はそれぞれ違ったりもしたが、途切れなく続けてきたのはこのくらいだ。ジャンルはそれぞれ違えど、対象となることを調べて裏を取り、頭の中でぼんやりとしていることを具体化していく作業は、苦しいけど楽しく、性に合っているのかもしれない。
物を書くときに心がけているのは、「わかる人だけわかればいい」という文章を書かないこと、読む人に「どういうこと?」と思わせないこと、独りよがりにならないこと。自分で書いてて何を今更と思うことばかりだけれど、それでもこれらの「当たり前のこと」を常に頭に置きながら、書いている。
ただ書きたいだけで誰にも見せたくないというなら日記にでも留めておけばいい話で、誰かが読むのを前提としたものを書いているということは、褒めにしても貶しにしても読んだ人からの反応が欲しくて、つまりは人とのコミュニケーションを求めているのだと思う。
共感・疑問・否定・毒にも薬にもならない・ためになった・などなど、読んだ人の感情はそれぞれかと思うが、誰かの時間をいただくからには何かしらが届きますようにと(ついでにお給料になると有難いなと(笑))、そんな気持ちで今日もパソコンに向かっている。
プロフィール
ライター
かつらひさこ氏
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、6年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。