たべるようにみる
「たべるようにみる」 cineca / Mio Tsuchiya
会期:2021年12月3日(金) ~ 2022年1月9日(日)
Open : 木~日 12:00~19:00 ※最終日は17:00まで
会場:OFS gallery (OUR FAVOURITE SHOP 内)
※2021年12月27日(月)ー 2022 年1月5日(水)は年末年始のためクローズします。
食事をすることと
映画をみることは
私にとって似ていることです
どちらも 私の血や肉をつくる 命のそばにあるもの
そしてどちらも だれともおなじ感想を持たないもの
みることも たべることも
それぞれの想いを抱えるはずのものだと考えています
たべるようにみて
みるようにたべる
そうやって 私は
自分の鼓動を聴くことができるのだと思います
映画と菓子のアートワーク連載、足かけ五年分の展示を行います。敬愛する山ほどの映画の中から選んだ一本を、菓子を主軸としたアートワークとテキストで物語る連載。「cinecaのおいしい映画」という名前をいただき2017年にはじまったこの連載は、私が映画をみるときに大切にしている「たべるようにみる」という視点と姿勢の表現として取り組んできました。
本展では、新作のモノクロのアートワーク3点を含むこれまで制作してきた写真作品と、アイデアを形にしていくまでの私の頭の中のイメージを自身で描き下ろした線画の展示。アートワークが起源の新作菓子の発表も予定。他、cinecaの「herbarium」や「palette」などの菓子作品も数多く販売します。
また、はじめての著書となる『Shewatchesfilms.Shetastesfilms.』(たべるようにみる)を本展にて先行販売。展示されるアートワーク、イラスト、コラムなどのすべてが収録される本となります。
アートワークの一つが、イラストの一コマが、コラムの一文が、私から離れて自由に巡り、誰かの心の遊びとなることを楽しみに展覧します。
会期中に関連イベントを開催予定です。詳細については当ギャラリーのSNSにてお知らせいたします。
https://www.instagram.com/ofs_tokyo/
土谷未央 つちや・みお (cineca)
東京都生まれ。菓子作家、映画ファン。
多摩美術大学環境デザイン学科卒業。在学中は建築やランドスケープを学ぶが、グラフィックデザイナーの職に就く。退職後、製菓学校に通い、卒業。2012年に映画をきっかけに物語性のある菓子を制作するcineca(チネカ)を創始。製菓において、日常や風景の観察による気づきを菓子の世界に落とし込む手法をオリジ ナルのものとする。2017年頃からは企画や菓子監修、アートワーク・執筆業なども数多く手がけ、様々な活動を通して、菓子の新しい形を提案する。最近の仕事に、東京国立近代美術館『ピーター・ドイグ展』(2020)オリジナル菓子監修・制作、LUMINE全館クリスマスフェア 2019『POWER CAKES』菓子監修など。
cineca HP http://cineca.si/
instagram https://www.instagram.com/cineca/
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