ユニークプロダクツ
これまで私たちが出会ってきた、佇まいや制作過程がユニークなプロダクトを紹介します。
今回の企画にあたり、制作者の皆さんにお話を伺っていると「商品として販売する」という手段を通しつつも、そこには、届けたい思いや、繋ぎたい技術、気付きの種となるものがありました。
今回集まったプロダクトは、日常の中に既にあった、何気なく存在する素材や要素のひとかけらを、作り手の愛ある目線で拾い上げられたものたち。
プロダクトはコミュニケーションの一つの手段として
私たちが手にするのは、そこに込められたメッセージなのだと思います。
個性的で美しく、どこか愛嬌のある表情を持つプロダクトが、
私たちの生活をより豊かに、楽しいものにしてくれるでしょう。
OFS gallery では、プロダクトの紹介とお買い物をお楽しみいただき、
OFSのSNSからは、インタビューによる作り手の声をお届けします。
会期:2022年10月14日(金) ~ 11月6日(日)
Open:木~日 12:00~19:00 ※最終日は17:00まで
会場:OFS gallery (OUR FAVOURITE SHOP 内)
【参加作家/ブランドプロフィール】
1 elements
井上真彦(建築家)、置田陽介(アートディレクター)、横山道雄(グラフィックデザイナー)の3人が、デザインの手法を通したものづくりのプロセスにおいて、私たちのまわりに存在する様々な現象や要素を探求する、リサーチプロジェクト。人間がものをつくる動機や根源に繋がるテーマを選び、フィールドワークやリサーチ、実験、ディスカッション、ときには遊びを通じて、思考を重ね、オブジェやプロダクトとして成果物にすることを目指している。https://elements-p.net
2 石井洋二
1969年生まれ。1992年に千葉大学工業意匠学科を卒業後、三菱電機デザイン研究所、株式会社サン・アド勤務を経て、2019年に石井洋二スタジオ設立。2011年より多摩美術大学プロダクトデザイン専攻で非常勤講師を務める。http://iy-studio.com/
3 ISHIZO
1951年の創業以来、世界各国の石を建築家や大手建築会社に届けてきた関ヶ原石材が、2015年に立ち上げた「ハロー ストーン プロジェクト」から生まれたプロダクトブランド。https://www.ishizo.online/ja
4 貝山伊文紀
東京藝術大学大学院デザイン専攻機能設計研究室修了。飛驒産業株式会社デザイン室勤務。のち東京藝術大学デザイン科教育研究助手を経て2013年、アトリエ灯を設立。藝大アートヴィレッジ招待作家。木の枝の素材としての可能性に魅了された貝山氏は、自由な形の家具デザインと木材の真の美しさを特徴とする芸術作品を制作。https://www.atelier-hi.com/
5 河野誠人
滋賀県甲賀市信楽町に約70年前に設立された、障がい者福祉施設「信楽青年寮」で暮らしながら、作品制作を行う。信楽青年寮は 1.働きたい。2.無用の存在ではなく、有用の存在と思われたい。3.みんなと一緒に暮らしたい。4.楽しく生きたい。この「4つの願い」を基本理念として日々支援を行いながら活動している。 河野誠人さんは、昭和40年入寮。以前は地域にある信楽焼関連事業所に就労されていたが、約25年前から寮内の作業活動に参加。ほぼ毎日、一心不乱に粘土を紐状にし、編むようにして網目ボウルの制作を続けている。https://shigarakikai.or.jp
6 KIKOF
東京を中心に様々なクリエイションを行うKIGIと滋賀県の職人たちが集まってできた組織であるマザーレイクプロダクツが共同で立ち上げたプロダクトブランド。今企画では、1年にひとつずつ、KIKOFの目線を通して滋賀の魅力を伝えていくプロジェクト『Lake of Grace』を通して、信楽への思いを通して生まれた新色、ブラウンのKIKOFを展示・販売いたします。https://kikof.jp/
7 PAPIER LABO.
「紙と紙にまつわるプロダクト」をコンセプトにオリジナルプロダクトや世界中から独自の視点で選んだグッズを取り扱う雑貨屋として千駄ヶ谷に店舗を構える。また、 印刷物やロゴなどの デザインや、活版印刷をはじめとした印刷、紙加工のディレクションも行う。http://papierlabo.com/
8 Rocca SPIELE
デザインカンパニー「10」代表の柿木原政弘と、ゲームデザイナーのトゥルーリ・オカモチェクがはじめたゲームブランド。
いわゆるテレビゲームではなく、カードや木の駒を使って、テーブルのうえで人と人とが遊ぶゲーム。「ロッカ」は彼らの最初のカードゲームの名前。「シュピール」は、遊びや競技、演奏などを意味するドイツ語。http://rocca-game.jp/
9 中川木工芸比良工房
比良工房、主宰である中川周士が2003年に父清司(人間国宝)が主宰する京都・中川木工芸から独立し滋賀県の比良山の麓に工房を開いたのが始まり。木桶を中心に指物刳り物などの木工技法を用い様々な作品を製作。2010年には木ノ葉型のシャンパンクーラーがドンペリニヨンの公式クーラーに認定。デンマークのデザイナーとコラボレーションのKI-OKE STOOLがロンドンV&Aやパリ装飾美術館のパーマネントコレクションに選出。新たな木工芸を求めて国内外で精力的に活動を行う。https://nakagawa.works/
10 田村奈穂
Parsons School of Design 卒、工業デザインを専門にするSmart Design を経て独立。現在はニューヨークを拠点に活動中。コミュニケーションデザインを軸に、Issey Miyakeの時計、パナソニックのグローバル展開、Lexusのインスタレーション、Palais De Tokyo (現代美術館)での展示など幅広く活動中。IF Design Award (独) Red Dot Design Award(独) IDEA (米) SaloneSatelliteAward最優秀賞(伊)他、国際的なアワードを多数受賞。https://naotamura.com
11 tempo
2013年に誕生したモビールブランド。国内外のデザイナーとのコラボレーションから生まれる美しい構造のモビール は、栃木県足利市にある工房で、アッセンブリのプロフェッショナルが、バラン スを損なわないようひとつひとつ丁寧な手作業で組み立てています。http://www.t-e-m-p-o.com/
12 寺山紀彦
デザイナー・美術作家。日本にてデザインを学んだ後、オランダ‘Design Academy Eindhoven’に留学。在学中に‘Studio Richard Hutten’‘MVRDV’にて研修。帰国後‘studio note’を立ち上げ、プロダクトをメインに建築設計や内装デザイン、展示会場構成、家具、グラフィックのほか、‘21_21 DESIGN SIGHT(デザインあ展、コメ展、単位展、雑貨展)’への参加やギャラリーでの作品展示など、作家としての活動を行なっている。http://studio-note.com
13 THINK OF THINGS
コクヨが運営する東京・千駄ヶ谷のライフスタイルショップ&カフェ。”ワークとライフの境界を超える”をコンセプトに、オリジナルアイテムを中心とした生活と仕事の双方に刺激や発見をもたらす道具を新しい働き方や暮らしのスタイルと共に提案しています。https://think-of-things.com/
14 UMEBOSI
UMEBOSI(ウメボシ)は、伝統工芸をもとに、新しい技法と現代の美意識により産み出された日用品で「豊かな暮らし」を提案するWISE・WISEとグラフィックデザインを基軸に様々なプロダクトを提案し続けているD-BROSさんが立ち上げたプロジェクト。クリエイティブユニットKIGIがプロジェクトのデザインディレクターとなり、未来の伝統工芸を発信します。https://www.wisewisetools.com/category/item/craftsman/umebosi
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