世界に先駆けて「機体制御OS(オペレーションシステム)」、 「UTM(運航管理システム)」同時開発に成功! 8月に福岡市で実証実験
世の中を「空」から改革するリモート制御テクノロジー企業 株式会社Flight PILOT(本社:長崎県佐世保市、代表取締役:川上 貴之、以下 当社)は、世界でも先進的となる(※1)オリジナルジェネラル・パーパスオペレーションシステム(以下 OS)と運航管理システム(以下 UTM)(※2)の同時開発に成功しました。
このOS(※3)を搭載したドローンを用いて、エアモビリティなど運航管理が必要な場面で使用するUTMで自動飛行ルートを作成し、ドローンを制御することに成功しました。
※1 当社調べ
※2 運航管理システム(UTM):株式会社Flight PILOTが株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:榑谷 典洋)及び株式会社リメディア(本社:東京都中央区、代表取締役:杉野 裕章)と共同で研究開発を行い、共同出願中。
※3 ドローンの精密な姿勢制御や誘導を行う基本的なソフトウェア群で、一部他社製のドローンにも搭載が可能。また搭載したドローン同士やUTMとの詳細な相互データ通信も可能となる。
■背景
日本では急速にドローンの普及が進んでいるが、実際には外国製品のシェアが高い状況にあります。その為、現状のスタンダードである外国製品に合わせる形で、実質的にルール構築がなされています。昨今の国際情勢をみると有事の際に国内製品を整備して標準化することが望まれている為、今回開発したOSに関しては国産ドローン開発の後押しとなります。基本性能は基より各種カスタマイズが可能、専用FC(ハードウェアによる姿勢制御装置)の必要が無く、ラズベリーパイ(ワンボードコンピュータ)などのコンピュータにインストールが可能で場面に応じた機器類の選択が可能になります。また、安全性・透明性が高く、飛行禁止エリアの飛行が出来ない仕組み・通報システムも組み込まれます。
■取組&将来像
・当社は来るべきモビリティ社会を見据え、その一歩としてドローン制御を行います。そのためにはOSによる機体制御から行う必要があり、機体制御の肝として、運行管理システムとの相互通信が必要と考え今回同時に構築を行いました。SLAM技術に対応したOSなので自己位置推移しながらの飛行が可能でビジュアルSLAMに関しては標準装備する予定です。
・OSと運航管理システムUTMは様々な場面での多数のトラフィックを管理することができ、気象条件や飛行形態に応じたルートを自動で設定することができ、また他社のUTMとも連携可能で、安心安全な運行に対応することができます。
・OSは国内で先駆けて開発した(※4)ジェネラル・パーパス(万能)オペレーションシステムとして、ドローン以外にも搭載することができ汎用性が高い為、ロボット・クルマ・船などでの使用も想定されます。
※4 当社調べ
■実証実験
福岡市の協力で福岡市内で自動飛行試験を行います。日程詳細場所は8月頃の予定ですが決まり次第広報をするようにしております。今回オリジナルOSを使って飛行に成功したので、これから詳細な仕様を作り上げていく為、非GPS環境下での飛行・自己位置推定飛行・UTMとの相互連携などを目標に実証実験を行います。
■その他の技術的な特徴
・OSα版の10月頃提供予定
・すべての開発が国産
・国の定める無人航空機セキュリティーガイドラインに準拠する
▽イメージ画像
福岡市より提供(福岡市で実証実験)
飛行ルート作成イメージ(地図はイメージであり、実際の飛行ルートとは異なります)
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