世界最大級のストックフォトサイト「iStock」が2021年のクリエイティブトレンドを予測!『iStock Creative Trends 2021』を発表!
市場の分析データに基づいた、質の高い1億2500万点以上のコンテンツを提供する世界最大級のストックフォトサイト「iStock」(以下iStock)は、時代に合わせた企業コンテンツを提案し、クリエイティブの分野においても業界を牽引し続けています。
iStockを運営するゲッティイメージズのレポート「Visual GPS」(*)に裏付けられた市場のニーズやトレンドをもとに、世界中の34万人のコントリビューターと呼ばれる契約フォトグラファー(うち85,000人が専属)に対して撮影指導を行うことで、時代に合わせたコンテンツを提案しています。
*ゲッティイメージズは、2020年2月より、世界的な市場調査会社である YouGov社と提携し、26カ国13言語で1万人以上の消費者と専門家を対象に調査を行い、「今、求められているビジュアルコンテンツ」を具体的な数字とともに明らかにした「Visual GPS」と呼ばれるガイドラインを作成しています。Visual GPSの詳細情報はこちらをご覧ください。
ブランド価値や企業の社会的責任が消費者とのエンゲージメントを高め、消費行動に直結する時代において、10年以上にわたり”本物“のビジュアル表現のあり方を提唱し続けてきた、iStockのクリエイティブ専門チームが、ニュースレター<iStock Creative Trends>を通じて、クリエイティブにまつわる最新のトレンドを定期的に配信していきます。
第一回目は、2021年の流行を予測した「iStock Creative Trends 2021」を解説していきます。
▼iStock Creative Trends 2021
1.サステナビリティに配慮したビジュアル
「Visual GPS」の調査によると、消費者の83%は「今の地球の扱い方が将来に大きな影響を与える」と考えていることが判りました。また80%が製品やサービスが環境に直接関係していなくても、企業やブランドが広告やコミュニケーションのすべてにおいて環境に配慮していることを期待しています。
2018年6月に発表されたUNEP(国連環境計画)の報告書『シングルユースプラスチック』によると、1人当たりのプラスチックごみの廃棄量が世界第2位と、日本は世界的に見ても化石燃料への依存度が高く、環境への配慮に後れを取っていますが、新型コロナウイルスの流行中は、移動手段を自転車に変えたり、野菜の自家栽培をしたり、キャンプに出掛けたりとサステナブルなライフスタイルが広がっています。大企業だけでなく小規模ビジネスにおいても、日常的なものとしてサステナビリティな取り組みを可視化することが重要です。
2.ダイバーシティ&インクルージョン
「Visual GPS」の調査よると、消費者の80%が、「異なる文化やライフスタイルなど、多様性を取り入れた広告に好感を持っている」ことが判りました。業界を問わず、あらゆる団体や企業が「ダイバーシティ&インクルージョン」を取り入れるうえで重要なことは、人種/民族性だけではなく、年齢や、性別、ジェンダー・アイデンティティ、社会経済的地位、身体能力、性的指向、宗教など、あらゆる要素が交差することで、“個人”が形成されているということを理解することです。
iStockサイトの検索回数を見ても「ダイバーシティ」は昨年対比で93%増、さらに新型コロナウイルス感染拡大後はより具体的なキーワードが増えており「テレワーク 日本人女性」が2400%増、「ジェンダー平等」が680%増となっています。あらゆるコミュニケーションにおいて、消費者イメージを正しく捉えたビジュアルコンテンツの制作、選定、発信をしていく意識が広がっており、個人一人ひとりを受け入れる姿勢を表現することがますます求められるようになってくるでしょう。
3.落ち着きのある配色
この5年間で、iStockのトップセラーの色調は寒色系のブルーから、暖色系のオレンジに変化しています。新型コロナウイルス流行後は、精神的なストレスを緩和する落ち着きのあるトーンや、安心感を与える温かみのある色調のビジュアルニーズがさらに加速しています。また、「Visual GPS」の調査では日本の消費者の90%が「正直で公正な企業から購入する可能性が高い」と述べ、88%が「透明なビジネスを行っている企業で働きたい」と答えています。このことからも、不安や恐怖といった感覚を与える可能性のある暗い色や冷たい色ではなく、見る人に安心感を与える落ち着いた色や、シンプルな形、分かりやすいビジュアルを使うことが、エンゲージメントを高めるために効果的をもたらすでしょう。
4.SNS優先
新型コロナウイルスの流行により、日常生活におけるあらゆる消費活動がオンラインへ急速に移行し、直接顔を合わせることなく容易に商品やサービスを購入/利用できるようになりました。「Visual GPS」の調査によると、消費者の60%は、「より(自分に近い)身近に感じられるブランドや企業から商品やサービスを購入したい」と考えていることが判りました。
また、日本の消費者は、より新しいテクノロジーを受け入れていることもデータから明らかになっています。学校、仕事、生活といったあらゆるシーンで新しいテクノロジーを取り入れる流れは今後も加速することが予想され、消費者からより高いエンゲージメントを得るためには、SNSを使った情報発信やコミュニケーションをビジュアルでも示すことが重要になってきます。
5.動画がブーム
2021年は「5G」の普及により通信速度が向上し、今後はますます動画ビジネスが躍進することが予測されます。CSA Researchの調査によると、2023年には世界での動画閲覧者数は31億人に達すると言われており、動画コンテンツがこれまで以上に需要が高まってきます。
日本における「Visual GPS」の調査では、58%が「購入する製品やブランド、使用するサービスを選ぶ際に、写真、イラスト、チャートや図表、ビデオで情報を得たい」と回答しているように、日本の消費者はテキストよりも視覚的な情報を重視していることがわかります。このような動向や消費者傾向を意識し、より多くの適切な動画コンテンツを作成することがますます必要になるでしょう。
■参考動画集:https://www.gettyimages.co.jp/collaboration/boards/XfuOu_u9lUi-tDz37Uehsg
▼iStock クリエイティブ専門チーム Creative Insights マネージャー 遠藤由理 コメント
「ビジュアルは人々の思考や行動に大きな影響を与えます。見た人の共感を呼び、高いエンゲージメントを得られるかどうかを大きく左右する重要なコンテンツです。写真や映像などのビジュアルコンテンツが、全世界共通のコミュニケーション言語となった現代社会において、クリエイティブの質の高さだけでなく、見る人目線でビジュアルを選択し発信していくことが、ますます重要になっていきます。多様なコミュニケーションが求められる時代において、iStockのクリエイティブ専門チームは、時代 に合った写真、ビデオ、イラストなどのコンテンツを今後も提案し続けていきます。」
▼iStockとは
豊富な経験と専門知識を持つゲッティイメージズが運営しているストックフォトサービス。世界最大級のデジタルコンテンツカンパニーとして、消費者の心に響くビジュアルコンテンツを1億2500万点以上提案し、時代に合ったコミュニケーションをサポートします。
「Visual GPS」に裏付けられた市場のニーズやトレンドを、世界中の34万人のコントリビューターと呼ばれる契約フォトグラファーやビジュアルクリエイター(うち85,000人が専属)に対して撮影指導を行うことで、時代に合わせた写真、映像、イラストを収集しiStockでしか入手できない厳選プレミアム素材(プラス/Signatureコレクション)も数多く収録しています。
特に、インクルージョンを反映した写真と映像素材は継続的に注力しており、日本においても、ローカル性の高い画像、動画、イラストまで、顧客のニーズに合わせた多様なコンテンツをタイムリーに提案することで、日本の個人事業主や中小企業の顧客エンゲージメント向上をサポートしています。
(最新ページ:https://www.istockphoto.com/jp/ダイバーシティ:多様性)
iStock by Getty Images 日本語公式サイト:https://www.istockphoto.com/jp
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