• サイトトップ
  • ニュースリリース
  • 楽天と福岡県福智町、12月15日(日)に「パラスポ体験パーク by Rakuten」を実施 – 小・中学生55名がパラアスリートの永盛 楓人選手、木村 和平選手とともに4種のパラスポーツを体験 –
その他2024.12.17

楽天と福岡県福智町、12月15日(日)に「パラスポ体験パーク by Rakuten」を実施 – 小・中学生55名がパラアスリートの永盛 楓人選手、木村 和平選手とともに4種のパラスポーツを体験 –

福岡
楽天グループ株式会社

 楽天グループ株式会社(以下「楽天」)と、「共に生きるまちづくり計画」を推進する福岡県福智町は、12月15日(日)に、スポーツにおけるダイバーシティの取り組みとして、小学生・中学生を対象にパラスポーツの体験などができる「パラスポ体験パーク by Rakuten」を福智町の金田体育館で開催しました。本イベントでは、国際的なスポーツ大会でも活躍するパラアスリート2選手が参加し、児童らと一緒に様々なパラスポーツを体験しました。

 楽天は、今後も様々な活動を通じて、すべての人々にとって持続可能な未来に向けた取り組みを推進してまいります。

 

楽天担当者:新保 和洋と、福智町町長:黒土 孝司開会の挨拶

 今回の「パラスポ体験パーク by Rakuten」は、パラスポーツに興味・関心がある小学生・中学生55名が参加しました。


 金田分館で行われた開会式では、はじめに主催である楽天グループ株式会社 マーケティングディビジョン グループスポーツ&エンターテイメント課のシニアマネージャー 新保 和洋(しんぼ かずひろ)が、「私たちは『スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER』をテーマに掲げて活動をしています。皆さんはダイバーシティという言葉を聞いたことがありますか?『多様性』と訳されることが多いのですが、人種や性別、障がいの有無など、色々な違いを持った人たちが共存していくという意味の言葉です。私たちはこの世界の実現を目指したいと思っています。今日はこのあとパラスポーツに挑戦しますが、皆さん怪我には気をつけて楽しんでいってください」とコメントしました。

続いて福岡県福智町の黒土 孝司(くろつち こうじ)町長より「今回は楽天さんがパラスポーツに特化したものとしては初開催となるイベントをここ福智町で開催してくれます。スポーツは、ハンデを抱えている方でも誰でもできる、ということを今日体験してもらいます。また、今回のような機会を今後も続けてまいりたいと思います。今日は少し寒いですが、お昼には郷土料理のすいとんも用意していますので、体を温めながら楽しんでください」とご挨拶をいただきました。

パラアスリートの永盛 楓人選手、木村 和平選手が登場

 開会の挨拶に続き、一緒にイベントを盛り上げてくれるパラアスリートの木村 和平(きむら かずへい)選手と、永盛 楓人(ながもり ふうと)選手が登場し自己紹介を行いました。まず、木村選手は「私には視覚障がいがあり、『弱視』と言って矯正視力が上がらない、眼鏡をかけても視力が良くならない病気です。ですので、何となく皆さんが目の前に座っているのはわかりますが、お顔はまったく見えていない状態です。パラサイクリングは聞いたことがないかもしれませんが、障がいのある方の自転車競技です。その中でもいくつかの種類があり、僕の場合は視覚障害ですが、ほかにも脚が片脚の選手がいらしたり、麻痺があったりとか、手を使ってハンドバイクに挑戦されている方などがいます。目が見えないのにどうやって自転車に乗るんだろう?と思われる方も多いと思いますが、『パイロット』という目が見える人が2人乗り自転車の前側に乗り、2人で息を合わせて挑戦しています。今日はゲームを通して体験していただけるので、是非2人で息を合わせて頑張ってください」とコメントしました。

 続いて永盛選手は「私は視覚障害の中でも『全盲』といわれるまったく光が見えていない状態で、完全に真っ暗で皆さんのお顔も見ることができません。今日はアイマスクで目隠しをしてサッカーをしていただきます。目隠しをすることでボールの位置等が全くわからなくて心配だと思いますが、シャカシャカと音が鳴るボールを使いますので、音をしっかりと聞いてボールの位置を確認したり、目の見えるスタッフの声も頼りにコミュニケーションを取っていただきながら体験していただきます」とコメントしました。

 自己紹介を終えると、参加者は近くの参加者とペアを作りストレッチを行います。ストレッチはペアのうち1人がアイマスクを着用し、アイマスクをしていない参加者は木村選手と永盛選手の見本を基に、言葉だけでどんなストレッチを行っているかパートナーに内容を伝えます。会場からは、「え!どうやって伝えるの?」や「言葉で伝えるのって難しい」などのコメントが聞かれました。参加者と一緒にストレッチを行い開会式が終了すると、金田分館からメイン会場である金田体育館に参加者が全員移動し、4種のパラスポーツに挑戦します。

 パラスポーツ体験は、金田体育館の中で4つの種目を同時に実施し、参加者は興味のある種目に自由に参加しました。

・こん棒投
 こん棒投は、椅子に座ってこん棒をイメージしたアイテムを投げます。投げる前に飛距離を宣言して、その距離になるべく近づけることでポイントが得られる仕組みで、参加者は自分に合った投げ方を探しながら挑戦しました。体験した参加者からは「座った状態で投げるのはなかなか力が入らなくて難しかった」や、「なかなか狙った場所に投げることができなくてもっと挑戦したい」などのコメントがありました。

・車いすテニス
 車いすテニス体験は、参加者が実際の競技用車いすに乗り、「進む」「曲がる」「打つ」等、車いすテニスで必要な技術を一通り体験しました。体験した参加者からは「思っていたよりも車いすを動かすのが難しかった」や、「以前一度体験したことがあって2回目だった。慣れるまで大変だったけど、一番楽しかった!」などのコメントがありました。


 

■最後は、来場者全員で一枚のアートを作成!


 
午後のパラスポーツ体験を1時間ほどで終えると、最後に参加者全員でアートを作るワークショップを実施しました。金田体育館に設置された大きな台紙に全員で色を加えてデザインをしました。出来上がった作品が参加者の前に公開されると一斉に歓声が上がりました。参加者からは「考えて色付けしたので完成したデザインがとても素敵で感動した」や、「みんなで一つの物を作ることができて嬉しかった」「このデザインの中に自分も参加できてよかった」などのコメントがありました。その後は参加者全員の想いが形となったアートの前で記念撮影を実施しました。

 

■木村 和平選手、永盛 楓人選手からのコメント


 イベントの締めには、参加者に対してアドバイスや一緒に盛り上げてくれた木村 和平選手、永盛 楓人選手から一日を振り返ってコメントがありました。木村選手からは「言葉だけで伝えるってすごく難しいことだと思うのですが、皆さんがすごく楽しんでくれているので僕も嬉しくなりました。手漕ぎのパラサイクリングを体験してもらった際にも、皆ワイワイ楽しく参加してくれている姿を見て元気をもらうことができました」、永盛選手からは「今日はまず目隠しをした状態でストレッチに挑戦してもらい、言葉で伝える難しさを体験してもらえたと思うのですが、皆さんすごく積極的にトライしていて感動しました。体育館ではブラインドサッカー体験のデモンストレーションをさせていただきましたが、皆さんの吸収の早さに驚かされました。今後も皆さんには色々なことを体験して吸収してもらいたいです」とコメントしました。

 

■「パラスポ体験パーク by Rakuten」概要


・日程: 2024年12月15日(日)11:00~16:00
・場所: 金田体育館・金田分館(福岡県田川郡福智町金田1153番地1)
・スケジュール: 10:00~11:00 受付
 11:00~11:30 オープニング
 11:30~13:30 パラスポーツ体験
 13:30~14:30 昼食
 14:30~16:00 ワークショップ 
・体験したパラスポーツ: タンデムサイクリング/ブラインドサッカー/車いすテニス/こん棒投
※各スポーツは初心者でも参加しやすいようにアレンジされています
・参加者: 小・中学生55名
・参加費: 無料
・特設サイト: https://corp.rakuten.co.jp/event/betterfuturetogether/parasportspark/

永盛 楓人(ながもり ふうと)選手/ブラインドサッカー 


2001年生まれ。茨城県ひたちなか市出身。楽天ソシオビジネス所属のブラインドサッカー日本代表強化指定選手。2016年9月に社会人チーム「free bird mejirodai」に加入。2023年2月にブラインドサッカー日本代表強化指定選手に初選出され、同年の「IBSAワールドグランプリ」や「杭州2022アジアパラ競技大会」に出場。「LIGA.i ブラインドサッカートップリーグ2023」では最優秀選手賞を獲得。「パリ2024パラリンピック競技大会」にも日本代表として出場。

 

木村 和平(きむら かずへい)選手/パラサイクリング

 
1996年生まれ。北海道帯広市出身。楽天ソシオビジネス所属のパラサイクリングMBクラス(視覚障がい)日本代表選手。2018年「UCI世界選手権大会 パラサイクリング・トラック」で国際大会に初参戦以降、数々の大会で好成績を残す。「2022年トラック世界選手権」(フランス)で日本新記録。「2023アジア選手権トラック」では出場3種目すべてで金メダルを獲得。また、「パリ2024パラリンピック競技大会」の1kmTTでは6位入賞を果たす。

 

「スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER」について


楽天は、スポーツをきっかけに、多くの方の「もっといい未来」を創っていくことを目的に、「スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER」をテーマにした活動を行っています。ダイバーシティ、公平性、インクルージョンを意識し、スポーツに関わる様々な局面でスポーツを誰もが自分らしく楽しめる環境を創り出す「Sports for Everyone」と、気候変動対策や資源の好循環を実現し、これからもスポーツを楽しめる豊かな環境を生み出すことを目指す「Green for Future」という2つの指針につながる活動を行っています。
URL: https://corp.rakuten.co.jp/event/betterfuturetogether/

 

あなたの会社のニュースを掲載しませんか?

ニュースへの新規掲載お申込み(無料)

日本中のクリエイターを応援するメディアクリエイターズステーションをフォロー!

TOP