横浜において生糸貿易や製糸業などで財をなした実業家・原三溪（1868－1939）。今も市民に親しまれる、三溪園（横浜市中区）を造園したことでも知られますが、生涯に5,000点を超える美術作品を収集した大コレクターでもあり、横山大観ら近代画家を支援したパトロンでもありました。
　この夏、横浜美術館では、開館30周年、三溪の生誕150年・没後80年を記念し、「原三溪の美術　伝説の大コレクション」展を開催します。本展とともに、三溪の生んだ最大の芸術品である名園「三溪園」を併せてお楽しみいただきたく、会期中相互割引を実施します。
　開港160周年を迎えた今年、開港後の横浜で活躍した偉人の足跡をたどってみてはいかがでしょうか。