第38回松坂屋史料室企画展『ー松坂屋コレクション生誕の地―松坂屋 京都仕入店とその遺産』開催【名古屋店】
会 期:令和元年5月24日(金)〜8月26日(月)
会 場:松坂屋名古屋店 南館7階・松坂屋史料室 入場無料
平成も終わりに近づいた昨年(平成30)10月末、松坂屋コレクションの桃山時代〜江戸時代の能装束4点が国の重要文化財に正式決定となりました。これによりすでに2011年(平成23)に重文指定となった江戸時代の小袖1点とあわせ、計5点の重要文化財が松坂屋コレクションの一角を占めることとなりました。ところが、残念ながら重文指定は知っていても、これら約1千点を超える松坂屋コレクションについてはよくご存じない方がほとんどです。2008年の松坂屋コレクションの一般公開から10年が経過しましたが、どうして松坂屋にこのような江戸時代以前の染織品が残っているのか、どんな方法で残したのか、そこにどんな意味があったのかなどについて、知る人は多くありません。松坂屋では、新たな令和の時代を迎え、この松坂屋コレクションの文化的価値をもっとたくさんの方に知っていただこうと、コレクションの形成過程に焦点を当てながら、その聖地である松坂屋京都仕入店の歴史を辿る初の企画展を開催します。
展示内容は、京都仕入店の変遷、従業員数の推移、建物の概要などをパネル写真で紹介し、松坂屋コレクションが生まれる土壌となった歴史的背景などについてもわかりやすく説明します。展示スペースの関係で、今回松坂屋コレクションの衣裳展示は1点のみですが、この江戸時代の「貝桶模様振袖」とそのデザインを参考に約40年前に松坂屋が顧客から受注し、京都の技術者たちの協力を得て制作した「貝桶模様振袖」の2点を同時にご覧いただける展示コーナーも設けました。江戸時代と昭和時代の呉服の最高傑作をじっくり比較して鑑賞頂けます。そして何故昭和初期に松坂屋京都仕入店の社員たちが社運をかけてコレクションの収集に全国を奔走したのかという疑問に対する回答もここにあるのです。
松坂屋コレクションというわが国の貴重な文化遺産が、令和の時代も無事継承されていくことを願って開催される、松坂屋史料室の令和初の企画展です。
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