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プロダクト2021.11.25

12月16日より国内販売がスタートする「新型アウトランダーPHEV」。本質を追求するデザイナー・鬼木孝一郎氏が語る魅力とは?

全国
三菱自動車工業株式会社

先日10月28日に三菱自動車より発表された「新型アウトランダーPHEV」。
三菱自動車の技術の粋を集め、アライアンスの技術を活用したフラッグシップモデルとなっている。

また、“威風堂堂”をコンセプトにフルモデルチェンジし、力強い走りやゆとりある居住性と多彩な使い勝手といったSUVとしての魅力、力強く滑らかな加速と緻密な制御による、意のままで安心・安全な走りといった電動車としての魅力の双方を高めた。

「新型アウトランダーPHEV」は、いよいよ来月28日から日本国内での販売をスタートさせるが、それはかつての一般的な自動車が持つ機能をはるかに超越する、驚くべき用途としても楽しむことができるという。


その1つが、PHEVの代名詞とも呼べる充電機能だ。商業施設や高速道路などにある急速充電スポットの利用が可能となり、外出先でもスピーディに充電できる急速充電にも対応したことで、あらゆる状況に応じた充電が可能となっている。充電中にはエアコンが使用でき、冷房はもちろん、暖房した車内で快適に待機することができるという。

そして2つ目が、停電時や災害時には非常用電源としても活用できるということ。家庭のコンセントと同じ100V AC電源(1500W)となっているため、アウトドアでも家庭の電化製品がそのまま使用可能となっている。

 

そんな「新型アウトランダーPHEV」は、先日の発表会で公開されたスペシャルムービーに3名の「ニューノーマルリーダー」を起用。今回は、その中の一人であるデザイナーの鬼木孝一郎氏に、物事の本質を追求するクリエイターの立場で、新たなるアウトランダーの魅力について語っていただいた。(以下、一問一答)

 


Q.鬼木さんが設計を手掛ける上で大切にしていることや心がけていることは?

空間をつくる際は、その場所のストーリーやコンセプトを大切にしたいと思っています。実際にその空間を訪れた人に対して、メインとなるコンセプトやストーリーをしっかりと伝える為にも、その他の部分を引き算して、シンプルに要素を抑えていくことを意識しています。


Q.(新型アウトランダーPHEVを見てみて)鬼木さんの普段の仕事に通ずる部分はありますか?

シートのレザーに施されたステッチが特徴的で、手仕事感を感じるんですよね。僕もデザインするときに、全てが工業製品で出来ているよりも、何かそこに手仕事感みたいなものを取り入れたいと思っています。

また、スマホと車を簡単に連動することができます。空間においても、照明の色温度と光の強さ、さらには、その広がりが、全てタブレット一つでコントロールできる時代になっているので、それらをコントロールすることで、今まで以上に快適性が生まれると思っています。

 


Q.新型アウトランダーPHEVの魅力については?

フロントフェイスというのは、その車のコンセプトを表現するための重要な部分だと思っています。上下二つに分かれているライトも、機能性だけでなくデザインにも落とし込まれていると思います。サイドにある水平のラインは前後のデザインをつなぎ留めていて、統一感があり、まとまりのあるデザインになっています。後方にもこのラインが連続している上、インテリアにも入り込んでいるので、統一感のあるデザインになっています。

あとは、なんと言ってもこのタイヤですね。迫力ある大きなタイヤとボディのバランスが、車体の力強さを表現していると思います。


Q.新型アウトランダーPHEVならではの可能性について教えてください。

給電が可能なところに可能性を感じています。この車があることによって、例えば災害時の電力の供給源としても使えますし、電気が全く届いていない山奥に行くこともできます。建築で言えば、電気が届いていない場所に自分だけの小屋を建てて、2、3日そこに籠るといった楽しみも味わうことができたりするのかなと思っています。



このように、プロフェッショナルなデザイナーの視点で高い評価を得ている「新型アウトランダーPHEV」は、国内外の多くの企業やデザイナーが参加する2021年の『グッドデザイン賞』においても賞を獲得した。

インパクトのあるどっしりとした佇まいのエクステリアに加え、高級感と親しみやすさの両面を併せ持つインテリアは、これまでの三菱自動車ファンをも唸らせる全方位的な進化を遂げて誕生する。


<鬼木孝一郎氏 プロフィール>
1977年東京都生まれ。少年時代を英国で過ごし、早稲田大学にて建築を学んだ後、組織設計事務所の日建設計に勤務。その後、nendo入社。10年間に渡り国内外の空間デザインを手がける。2015年鬼木デザインスタジオ(ODS)設立。建築、インテリア、展示会の空間デザインを中心に、多方面で活動。一級建築士。
International Design Awards 金賞(2020)、Sky Design Awards 金賞(2020)、日本空間デザイン賞銅賞(2020)等、受賞歴多数。 2019年に銀座のギャラリー「THE GINZA SPACE」にて個展「CORD/CODE」を開催。
主な事例として、「HERMES」や「SHIRO」、「STUDIOUS」といった数々の有名ブランドの空間デザインを担当。

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