オリジナルアニメ「火の鳥”道後温泉編”」続編決定。新たに板尾創路、友近、福山潤、立花慎之介が加わり豪華声優陣に。
2019年11月8日(金曜日)東京・港区のポニーキャニオン本社ビルにて、松山市・道後温泉本館の保存修理工事の観光資源化に取り組む「道後REBORNプロジェクト」が打ち出すオリジナルアニメ「火の鳥"道後温泉編"」の続編の制作発表会が行われた。野志克仁・松山市長、吉村隆・ポニーキャニオン代表取締役社長、スペシャルゲストに第3話に出演の俳優・板尾創路を迎え、第2話に出演する松山市出身の友近、声優の福山潤のビデオコメントも寄せられた。第2話、第3話の制作と主要なキャラクターを発表、豪華なキャスト陣が紹介された。
■道後REBORNプロジェクトから、「火の鳥」オリジナルアニメーションの第2弾
日本のマンガ・アニメーションの先駆者・手塚治虫のライフワークといえる「火の鳥」と「道後温泉本館」のコラボレーションが今、注目を集めている。松山市・道後温泉本館は、明治時代の改築から125年を経て、その雄姿を次の世代に大切に受け継ぐため、重要文化財の公衆浴場では全国で初めて、営業を続けながら令和6年末の完了を目指し保存修理工事を行っている。この期間でしか実現できないプレミアムなコンテンツを制作、発信を続け、国内はもちろん海外にも道後温泉本館の文化的、歴史的意義を伝えていく「道後REBORNプロジェクト」を展開中。5月に配信が始まった、「火の鳥」の新たな物語である「火の鳥"道後温泉編"」プロローグ~第1話に続き、同作の第2話、第3話の制作が決定。2019年11月8日(金曜日)東京・港区の株式会社ポニーキャニオンの本社ビルにて、制作発表会が行われた。野志克仁・松山市長、吉村隆・株式会社ポニーキャニオン代表取締役社長、スペシャルゲストに第3話に声の出演の俳優・板尾創路が登壇。第2話に出演する松山出身の友近、声優の福山潤のビデオコメントが寄せられた。
■"道後温泉編"は原作「火の鳥」のように、時空を超える壮大な物語に
公開中のオリジナルアニメーション「火の鳥”道後温泉編”」プロローグ~大国主と少彦名は、道後温泉の守り神とされる、大国主命と少彦名命の記紀に記された伝説を描いている。続く、第1話~聖徳太子、来浴~は飛鳥時代を舞台に、のちの聖徳太子となる厩戸皇子が道後温泉を訪れた伝説を描いている。日本最古の湯といわれる道後温泉は、実に多くの足跡を日本の歴史に刻んでいる。一方原作の「火の鳥」は、遠い過去から未来まで時空を行き来し、時代の転換点に姿を現し、壮大なスペクタクルを巻き起こす。「火の鳥"道後温泉編"」では原作に倣い、様々な時代で道後温泉を守り伝えてきた人々が懸命に生きる姿を「火の鳥」の新たな物語としてアニメーション化することで、エンターテインメントとして親しみやすく、道後温泉の歴史・風土を伝えていく作品となっている。
■新たに声優・福山潤、立花慎之介、松山市出身の友近、そして板尾創路が出演し豪華キャストに
この日発表された第2話は、明治時代を舞台に描かれる。道後温泉本館が現在の姿となったのは、125年前の明治27年、当時の伊佐庭如矢(初代道後湯之町町長)の「明治の改築」によるものだ。伊佐庭町長は江戸時代から外湯として多くの人に親しまれてきた施設を、「100年後に他所でまねできないものを作ってこそ」と、私財を投げうって当時の最新の建築技術を導入し改築を果たしたと言われている。その際、棟梁を務めたのが、松山城の城大工の家系に生まれた坂本又八郎である。第2話はこの二人のエピソードから始まる。声優には、伊佐庭如矢に大国主役も務める俳優・つるの剛士。坂本又八郎に少彦名役も務める三森すずこ。二人の配役が一人二役となっているところに何らか意味が込められているようだ。また、火の鳥役は引き続き、愛媛県出身の人気声優・水樹奈々が務める。
翌、明治28年、正岡子規と親友・夏目漱石が完成したばかりの道後温泉本館を訪れる。病身の子規の身を案じながら、二人は道後のまちを歩き、俳句について、日本文学について語らったと言われる。漱石は当時の東京にもない温泉施設に驚き、その時の体験がもとになり、処女作のひとつ「坊っちゃん」が生まれたとも言われる。アニメ第2話では、そんな時代の転換点にあった日本の明日を切り拓くため、ひたむきに、一途に情熱を燃やす男たちの青春群像が描き出され、空を舞う火の鳥はそれをそっと見守っている。
第3話は、舞台は未来へ。現在、道後温泉本館の東側の一部を覆う巨大な工事仮設物には、「道後温泉本館ラッピングアート」として、巨大な火の鳥と道後温泉を守ってきた人々の姿が歴史絵巻のように描かれている。物語はこの現代の道後温泉でタイムスリップが巻き起こり、未来へとつながっていくファンタジックなストーリーに。その鍵を握るのが、この日登壇した板尾創路が演じる一遍上人となる。全3話の完結編には、現代の保存修理工事を通じて、100年後の未来に道後温泉本館を守り伝えようとするすべての人の気持ちが込められることになりそうだ。
■制作発表会では板尾創路が長編アニメ化を熱望
この日、正岡子規役の声優・福山潤は、正岡子規と夏目漱石の熱い友情の物語を、自身の盟友でありともに所属事務所の社長を務める声優・立花慎之介と演じられることを喜ぶコメントを寄せた。一方、松山市「いい、加減。まつやま」応援団・応援団長の友近は、道後温泉本館は自分の家のお風呂のようだったと、松山にいた時代を振り返り、登壇している板尾創路にも道後温泉を訪れるように促すコメントを寄せた。それに対し板尾創路は「友近と一緒だと、扱いに困るから一緒に行きたくない」と言って、報道陣を笑わせた。また、同プロジェクトに関心を深め、この作品を長編のアニメーションにして欲しいと語り、新作の制作に向け、大いに情熱を燃やしているようだった。「火の鳥"道後温泉編"」第2話は、2020年2月1日公開。第3話は2020年中の公開を予定している。共に、道後REBORN公式サイトや道後温泉公式サイトで無料で視聴可能になる。
■道後REBORNプロジェクトのさらなる進化に注目
道後温泉本館ではさらに、2020年以降も様々な展開が予定されている。発表会では、現在、火の鳥とのコラボデザインで人気の本館の入浴券などが新たなバージョンにリニューアルされることや、道後商店街で販売されている「火の鳥」コラボのオリジナル商品なども紹介された。新元号、令和元年も早くも年末に向け、ぬくもりが恋しくなる季節となっている。是非、同作を見て歴史ロマンにひたったり、道後温泉に足を運んで入浴を楽しんだり、にぎやかな道後商店街や風情ある道後のまちを散策してみてはいかがだろうか。
【公開中】
「火の鳥"道後温泉編"」プロローグ~大国主と少彦名~ 第1話~聖徳太子、来浴~
https://www.youtube.com/watch?v=FgPl9Lro80g
「火の鳥"道後温泉編"」第2話~子規と、漱石~
2020年2月1日公開
声の出演:大国主・伊佐庭如矢 CV : つるの剛士 少彦名・坂本又八郎 CV : 三森すずこ
正岡子規 CV : 福山潤 夏目漱石 CV : 立花慎之介
火の鳥 CV : 水樹奈々 マドンナ・ナレーション:友近
アニメーション制作:手塚プロダクション 制作:ポニーキャニオン
「火の鳥"道後温泉編"」第3話~そして、未来へ~
一遍上人 CV:板尾創路 ほか
2020年中公開予定
道後REBORN公式サイト
https://www.dogoreborn.info/
道後温泉公式サイト
https://dogo.jp/
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