ものづくりの技術「はんだ付け」を芸術に変える! “はんだ付けアート”コンテスト優勝作品2019の発表( 優勝作品は、ステンドグラスの手法を用いた万華鏡の世界)
NPO法人 日本はんだ付け協会(所在地:滋賀県東近江市 理事長:野瀬 昌治、以下、日本はんだ付け協会)は、ハンダゴテとはんだを使って製作された芸術作品(はんだ付けアート)を日本全国からインスタグラムを使って募集し、厳正な審査の結果、優秀作品が選ばれました。
優勝 辻 菜月 様「aurora」
他にも、2.Heart 3.花筏 4.baby 5.secretの4点を
ご応募いただきました。
ステンドグラスの手法を用いた万華鏡の世界。はんだとガラス、光の組み合わせが非常に美しく
アートの要素が最も高いと票を集めました。
第2位 白砂勝敏 様「霊長類観測装置」
様々な素材をはんだ付けにより結び付けてユーモラスな
芸術性の高い形状に仕上げられています。(人の形を模したようにも見えます。)
鏡や金属など、ステンドグラスの要素も取り入れ、光の反射も上手く活用した
作品です。
3位 布施 美子貴 様「夕日匣-ユウヒバコ」
落葉樹越しに見た夕日をイメージされたとのこと。
線材をはんだ付けで接合して、木の枝や葉脈をイメージさせるフレームを制作し、内側のフレームに和紙を貼り付けて光をいい具合に透過させていらっしゃいます。
これ、家に1個欲しいですね。
------------------------------------------------------------------------------------------
はんだ付け協会 理事長 野瀬昌治のコメント
他にもチップ抵抗で作られた結晶や、リード抵抗で作られた幾何学的ボールなど
魅力的な作品がありましたが、今年は光を上手く使った作品が結果的に選ばれました。
☆優勝
※辻 菜月様と賞状、トロフィー
☆第2位
白砂勝敏様の作品 タイトル「霊長類観測装置」」と賞状、トロフィー
募集は、インスタグラムを使ってハッシュタグ「#はんだ付けアート2019」を付けて写真を投稿する形で実施。 12作品が応募されました。審査は日本はんだ付け協会のスタッフにより厳正に行いました。
今回、入賞した3作品については協会のホームぺージでご覧いただくことが可能です。
また、インスタグラムで ハッシュタグ「#はんだ付けアート2019」で検索していただくと、応募作品のすべてと、入賞作品のその他の写真(角度を変えるなど)が見られます。
今回、入賞された3人には、賞状の他、協会オリジナルのトロフィーが授与されます。また優勝者の辻 菜月様、白砂勝敏様には、近江牛しゃぶしゃぶ用それぞれ1kgと500gが副賞として贈られました。
電機・電子機器製造業の根幹技術であるはんだ付けは、長い歴史を持ちながら、先端技術にも不可欠で、時代に合わせ進化している非常に奥深く重要な技術です。
また、現在でも中学や高等学校で2時間程度体験する機会がありますが、一部のマニアが電子工作するための技術として捉えられがちで、脚光を浴びることはありませんでした。
今後も、日本はんだ付け協会では、全国約20万人のはんだ付け職人(電気関係の企業2万社×10人と仮定して算出)の地位向上と、広く一般の方にはんだ付けの楽しさを知っていただくため、毎年”はんだ付けアート”コンテストを開催する予定です。
・コンテストの概要
■作品は、「ハンダゴテ」と「はんだ」を使って製作されていること。
(型を作ってはんだを流し込むなどの製法は審査の対象外)
■募集期間 2019年3月1日~10月31日
■審査方法 NPO日本はんだ付け協会のスタッフにより厳正なる審査
あなたの会社のニュースを掲載しませんか?
ニュースへの新規掲載お申込み(無料)