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スペース2020.03.02

世界最大のテクノロジーとカルチャーの祭典「SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)に、The New Japan Islands が出展。今年も統括ディレクターは落合陽一氏。

東京
The New Japan Islands 実行委員会

 The New Japan Islandsは、日本の経済産業省、企業、アーティストから学術関係者や文化人の有志が一体となって、未来ビジョンと未来の風景を模索し、発信するプロジェクトです。
 Creative Experience Arrow Awards「Best Immersive Experience」を授賞したSXSW2019に続き、米国テキサス州オースティン市で今年3月13日から開催されるSXSW2020に、日本館を設営します。今年も統括ディレクターに落合陽一氏を迎え、日本文化の発信と産業振興を行います。

©The New Japan Islands


【全体コンセプト】
ハイパー霊性 - 超感覚がめぐるところ Cycles of Hyper Intuition

 深淵な山奥に足を踏み入れたとき、荘厳な滝の水しぶきを肌に受けるとき、人智を超えた「聖なる何か」を感じたことはないだろうか。人はかつて、崇高なる自然に畏怖の念を抱き、制御しえない時空間そのものを身体を通じて感じていたはずだ。
 身体の内側、いわば深部感覚から「霊性」が立ち上がるとき、世界と身体のあいだに新たな世界がひらく。それは、この世界に存在するありとあらゆるものの質感および質量を超高解像度で受信したときにこそ惹起される、「Hyper Intuition(直観/超感覚)」と呼べるものだろう。その超感覚はまた、人の身体と脳を通じて、無自覚にも新たな崇高と美を生み出していく。
 そして今、常時デジタル情報と接続している私たちの身体は、デジタルと旧来の自然の融合した新たな「自然」の中にある。ネット上を行き交う無数のイメージや情報は、制御不可能な濁流となって私たちの身体に流れ込んでくる。そのとき立ち上がる「Hyper Intuition」とは何だろうか?それは、日々インターネット上で生まれるミームの中から発見されるのかもしれない。人智を超えた「デジタル自然」と、人為を超えた「超感覚」がクロスするとき、新たなバナキュラー的(土着の)創造が生まれていく。
 The New Japan Islands 2020では、日本古来の美意識である「霊性」とデジタル時代の感性とを融合し、新たな創造と美の哲学を訴えていく。


【空間コンセプト】
霊性のたゆたう場所 Field of Divine Nature

現(うつつ)と幻のはざまを歩く。

 霞がかった部屋の中を進むと、8K映像で映し出された日本の民藝の数々が浮かび上がる。かつて名もなき先人たちがつくりあげたそれらの工芸品は、その土地の自然に根ざし、人間の主観すらも超越した、もの自体への内観的かつ直観的な「美」から生まれた結晶である。
 その結晶たちを、人間の視覚の臨界を超えた3200万画素の8K映像で文字通り「体感」するとき、「見る」から「観る」へ――アナログとデジタルの境界を超えた、デジタル時代のHyper Intuitionが立ち上がる。自分がどこにいるのかわからない場所で、もう一度空間と質量への超感覚が復活していくのだ。
 この霊性のたゆたう場所にこそ、未来の創造の種がある。8K映像で投射される民藝の「美」からは、人間対自然、テクノロジー対伝統といった二項対立を超えて、この世界を生きるためのレジリエントな美意識が浮かび上がることだろう。

©The New Japan Islands



■The New Japan Islands とは
 日本の経済産業省、企業、アーティストから学術関係者や文化人の有志が一体となって、未来ビジョンと未来の風景を模索し、発信するプロジェクトです。
 蒸気機関の発明から始まった産業革命は、IoT やAI によって第4次産業革命へと拡大を進めています。しかし、物質的な豊かさを無条件に是認してきたその在り方は環境破壊を引き起こし、人類の居場所である地球を危機に追いやっています。また、大規模化や効率化の結果である独占や寡占は、産まれながらに人類に備わっている多様性を消滅させ、画一的で人間性が見えないモノクロな世界に変えていこうとしています。
 そんな時代に打ち出す「0 次産業革命」とは、近代の資本主義や成長志向の限界を突破するコンセプトキーワードです。従来の中央集権的・大量生産的な社会状況を見直し、人類を含む自然環境の安定、そして個人や組織が自律的に活動しうる社会への移行を目指します。その鍵となるのは、東洋思想における自然観や調和の価値観。たとえば日本は元来、日本庭園にみられるように職人のもつ技と芸術の結節点を生活の一部に取り込んできました。日本古来の建築物もまた、木彫りや陶器など経年劣化を織り込んだ上で、自然と調和するような設計が施されています。生命体としての人間本来の在り方を再確認し、未来を構築すること、そんな「懐かしさを感じる未来」を日本から提案・発信していきます。それは、産業とカルチャーをゆるやかにつなぐメッセージでもあります。

2019実績

Creative Experience Arrow Awards
「Best Immersive Experience」(SXSW 2019)

©The New Japan Islands

 

2019活動レビュー

Special Event Venue: Japan House at SXSW 2019

©The New Japan Islands


Session: Authentic Zen

©The New Japan Islands


Night Event: Bon Dance

©The New Japan Islands

Activity: Bo Soccer

©The New Japan Islands

 



■The New Japan Islands at SXSW2020関係者  ※2020年2月25日現在

〇主催:
The New Japan Islands実行委員会

〇統括ディレクター:
落合 陽一

メディアアーティスト。1987年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学准教授・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤代表・JST CREST xDiversityプロジェクト研究代表
2015年World Technology Award、2016年PrixArs Electronica、EUよりSTARTS Prizeを受賞。Laval Virtual Awardを2017年まで4年連続5回受賞、2019年SXSW Creative Experience ARROW Awards 受賞、2017年スイス・ザンガレンシンポジウムよりLeaders of Tomorrow選出。個展として「Image and Matter(マレーシア・2016)」、「質量への憧憬(東京・2019)」、「情念との反芻(ライカ銀座・2019)」など多数開催。近著として「デジタルネイチャー(PLANETS)」、「2030年の世界地図帳(SBクリエイティブ)」、写真集「質量への憧憬(amana)」。「物化する計算機自然と対峙し,質量と映像の間にある憧憬や情念を反芻する」をステートメントに、研究や芸術活動の枠を自由に越境し、探求と表現を継続している。


〇特別協賛:
 ソフトバンク株式会社
 パナソニック株式会社
〇協賛:
 八海醸造株式会社

〇協力:
 公益財団法人日本民藝館、アストロデザイン株式会社、株式会社アマナ、森ビル株式会社
〇8Kコンテンツ上映:
 NHK(日本放送協会)
〇後援:
 NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)


■The New Japan Islands at SXSW2020について
(開催概要)
・期間:2020年3月14日(土)~16日(月)(米国CST中部時間)
・時間:12:00~22:00(米国CST中部時間)
・場所:800 Congress, Austin, TX

写真引用先:800Congress HP

↓HERE


The New Japan Islands at SXSW2020外観イメージ

©The New Japan Islands


The New Japan Islands at SXSW2020会場レイアウトイメージ

©The New Japan Islands

 


 
■SXSWとは
 SXSWは毎年3月に、アメリカ合衆国テキサス州オースティン市で行なわれる、音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた世界的なクリエイティブフェスティバルで、新しいビジネスの登竜門として位置づけられています。


【本プロジェクトに関するお問い合わせ先】
The New Japan Islands実行委員会 事務局
Email:info@thenewjapanislands.com

※リリース掲載情報は、2020年2月28日時点のものになります。
※最新情報は随時公式Webサイトにて公開を行います。
URL: http://thenewjapanislands.com/

本記事に関するお問い合わせ:The New Japan Islands 実行委員会

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