【そごう美術館】東京藝術大学スーパークローン文化財展
会 期 2020年8月1日(土)~31日(月)*会期中無休
開館時間 午前10時~午後8時 ※そごう横浜店の営業時間に準じます。(入館は閉館の30分前まで)
※展示作品(映像除く)は、 撮影OK!(フラッシュ・動画・機材使用不可)
展覧会公式サイト https://geidai-clone2020.sogomuseum.jp/
文化財保護法が制定されて70周年にあたる本年、そごう美術館では東京藝術大学で開発された高精度な文化財複製による展覧会を開催いたします。
日本を代表する文化遺産・法隆寺の焼損した金堂壁画や間近で鑑賞することができない釈迦三尊像をはじめ、爆破されたバーミヤン東大仏天井壁画、保存のために一般公開が困難な高句麗江西大墓や敦煌莫高窟、バガン遺跡壁画などシルクロード文化財の再現・復元作品および映像を約50点展示いたします。
また、来夏に開催予定のスーパークローン文化財展第2弾〝謎解き「ゴッホと文化財」展″を一部ご紹介。
時空を超えて眼前に現れた貴重な文化財をぜひお楽しみください。
*展示作品はすべてクローン文化財・スーパークローン文化財。
(調査研究に基づく再現・復元。部分・縮小の作品を含む。)
- 開催概要
・主 催 そごう美術館、東京藝術大学
・特別協力 東京藝術大学COI拠点、株式会社IKI、株式会社竹尾、小川香料株式会社
・助 成 文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会
この展覧会は東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2020(令和2年度日本博イノベーション型プロジェクト)の一環として行われます。
・協 賛 株式会社 そごう・西武
・料 金 一般500円(300)円、大学生以下無料
*消費税含む。*要学生証提示(大・高・中学生)
*障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは無料でご入館いただけます。
*以下のカードをお持ちの方はカード提示で( )内の料金にてご入館いただけます。
[ミレニアム/クラブ・オンカード、セブンカード・プラス、セブンカード]
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展覧会の中止や延期、一部内容が変更になる場合がございます。
最新情報は、そごう横浜店ホームページ・そごう美術館ホームページをご確認ください。
※美術館入口掲示「ご入館の際のお願い」にご理解・ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
- スーパークローン文化財とは?
東京藝術大学で開発された高精度な文化財複製である「クローン文化財」は、伝統的な模写の技術と最先端のデジタル技術に人の手技や感性を取り入れ、素材・質感・技法や文化的背景や精神性などの〝芸術のDNA”に至るまでを再現したものです。
現在は、オリジナルを超越する新たな価値を創造する「スーパークローン文化財」へと発展し、失われた文化財の再現など世界中の文化を継承する手段として期待されています。
■法隆寺釈迦三尊像の再現
法隆寺のご本尊・国宝釈迦三尊像を3D計測や3Dプリンターの技術を用いて金銅仏として再現。欠落した螺髪(らほつ)や白毫(びゃくごう)も復元。
■焼損した法隆寺金堂壁画の再現 令和の再現 初公開
1949(昭和24)年の法隆寺金堂火災により焼損した壁画を再現。
本展では彩色を当初の姿にさらに甦らせたスーパークローン文化財を初公開展示。(縮小版の展示)
■破壊されたアフガニスタン・バーミヤン東⼤仏天井壁画《天翔る太陽神》の復元
2001年に破壊されたアフガニスタン・バーミヤン東⼤仏の天井に描かれていた壁画《天翔る太陽神》を復元。
破壊前に撮影されたポジフィルムと、後に計測された3Dデータをもとに画像を合成し、ラピズラズリをはじめとする絵具で彩色。会場では部分展示。
2016年5月26日、G7伊勢志摩サミットのサイドイベント「テロと文化財―テロリストによる文化財破壊・不正取引へのカウンターメッセージ」にて、クローン文化財(破壊されたバーミヤン東大仏天井壁画・焼損した法隆寺金堂壁画第6号壁)の2点が展示されました。千数百年以上前に描かれた人類の遺産のクローン文化財を通して、物は亡びても魂が永遠に人々の心の中に生き続け再生され継承されていく日本特異の文化伝承をアピールし、人々の英智により、テロや戦争のない平和な世界を創り出す事の尊さを、日本から発信しました。
■アフガニスタン流出文化財
戦乱によりアフガニスタンから流出し日本に辿り着いた文化財は保護・修理の後、2016年アフガニスタン政府へ正式に返還されました。返還前に制作した壁画仏坐像、紀元前3世紀頃のものとされるアイ・ハヌム遺跡《ゼウス神像左足》と左足をもとに想定復元された《ゼウス神像》を展示。
■高句麗古墳群江西大墓四神図の再現
世界遺産・高句麗古墳群の江西大墓(北朝鮮)壁面の花崗岩には四神図(青龍、朱雀、白虎、玄武)が描かれている。高松塚古墳やキトラ古墳に描かれた四神図の源流とも称される江西大墓玄室を復元。
■敦煌莫高窟第57窟の壁画再現、塑像復元
近年観光客の増大により、文化遺産の劣化が進み、拝観者の制限が行われている世界遺産・敦煌莫高窟(中国)の中で「美人窟」と称される第57窟の精緻で華麗な壁画を再現。制作当初の姿に復元した如来坐像と菩薩立像を展示。
■ミャンマー・バガン遺跡 グービャウッヂー寺院(ミンカバー)壁画の再現
略奪や盗難、地震や水害などにより、保存のため一般公開が難しい状況にある世界三大仏教遺跡のひとつと称されるミャンマー・バガン遺跡の寺院内壁画を再現。楽器や舞踊が描かれ文化芸術の水準の高さが感じられる。
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