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舞台・ライブ2021.01.24

鹿児島・薩摩川内市の入来神舞と薩摩琵琶。国歌 “君が代” の起源をめぐる伝統芸能パフォーマンスを、オンラインで配信。

東京
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
「NOBODY KNOWS」は、芸能の視点から、日本遺産や地域文化の魅力を再発見するプロジェクト。全国各地の日本遺産を舞台に、地域に伝承される芸能とプロの伝統芸能パフォーマンスを組み合わせ、 “伝統芸能ライブ・ツーリズム”という新たな観光の形を開発します。 文化庁と公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(以下、芸団協)らが主催となり「日本博」事業として昨年度より開始。
新型コロナウイルス感染拡大にともない 今年は現地へのツアーを控え、地域の歴史文化、そして伝統芸能ライブを楽しめるオンラインプログラムを配信。第2弾は武士が生きた街並みの残る薩摩川内から、知られざる地域の魅力、日本の伝統を知る旅に誘います。
  • [ 第2弾プログラム ]
  • 2021年1月15日(金)薩摩川内(鹿児島)
  • 入来神舞と薩摩琵琶から日本のルーツを辿る伝統芸能ライブ配信
  • 【出演】入来神舞保存会、花柳源九郎(日本舞踊)、友吉鶴心(薩摩琵琶)、稲葉明徳(雅楽)
  • 【進行】東川隆太郎(かごしま探検の会)
  • 【映像撮影・編集】株式会社シイツウ (撮影協力:株式会社HEIYA、Cスタ)
    【スチール撮影】南 修一郎

大宮神社に伝わる”君が代”の起源・入来神舞、そして大陸から薩摩の地へ琵琶や芸能を伝えた「シルクロード」の物語を日本舞踊・薩摩琵琶・雅楽と四方鬼神舞の共演でお届けします。進行は「ブラタモリ」にも出演したかごしま探検の会の東川隆太郎氏、地域の歴史や芸能についてのトークもあわせてお楽しみいただけます。

[背景]
江戸時代に全人口の4分の1が武士だった薩摩藩。一藩に一城のみ認める「一国一城令」に対し、藩主
島津氏は、山城の周辺に100以上の「麓(ふもと)」と呼ばれる武家屋敷群を構えて武士を配置し、独自の外城
(とじょう)制度を生み出し ました。今回は、その中央部に位置する入来麓の旧増田家住宅(国の重要文化財)を舞台に、日本のルーツを辿る伝統芸能パフォーマンスをお届けします。

入来麓は国歌「君が代」発祥の地であり、そのルーツには鎌倉時代より継承される入来神舞、そして薩摩武士と薩摩琵琶の三者に深い関わりがあります。鎌倉時代より伝承されている 入来神舞には、「古今和歌集」に収められた賀歌から歌詞を取り「君が代は千代に八千代に〜」と歌う十二人剣舞があります。この剣舞を見て感銘を受けたのが、戦国時代の薩摩武将・島津忠良(日新斎)。忠良は、当時の薩摩武士の嗜みであった薩摩琵琶の琵琶歌「蓬莱山」を作詞する際、「君が代は〜」の一節をそのまま引用します。それから約300年後の明治時代、国歌制作に携わった薩摩藩の歩兵隊長・大山巌が、自身の愛唱歌であった「蓬莱山」より歌詞を取って誕生したのが、現在の「君が代」です。

【配信(無料)】2021年1月15日(金)20:00より
【配信チャネル】https://www.youtube.com/channel/UCUijQum5WevbXbHQ3OolFKA
【キャンペーン】2021年1月15日(金)~2021年2月28日(日)
 映像をご覧になってアンケートに回答いただいた方の中から、30名様に大宮神社の御朱印をプレゼント。

〇入来神舞(十二人剣舞、杵舞、猿女舞、四方鬼神舞)

入来神舞 画像提供:芸団協

鎌倉時代以来、大宮神社を総社として11月23日と大晦日に奉納する神舞神事。古代入来の隼人神楽、上世雅楽、出雲神楽などが混成されて、現代の演劇的入来神舞が生まれたものと推定される。十二人剣舞の中には国歌「君が代」の歌詞があり、国歌の基となったと言われる。一時途絶えていたものが昭和30(1955)年代に復活し、2020年4月に鹿児島県指定無形民俗文化財に指定。

◯ 伝統芸能パフォーマンス「シルクロード~春夏秋冬によせて~」

「シルクロード~春夏秋冬によせて~」画像提供:芸団協

  • 出演者プロフィール

花柳源九郎 写真提供:芸団協

花柳源九郎(日本舞踊家)
1981年奈良県出身。2003年東京藝術大学卒業。華やかで力強い芸風が持ち味で、観客を惹きつけて離さない、将来を嘱望される実力派。2007年文部科学大臣奨励賞、2013年舞踊批評価協会新人賞受賞。

友吉鶴心 写真提供:芸団協

友吉鶴心(薩摩琵琶)
1965年浅草生れ。両祖父の偉業である薩摩琵琶の発展を志し鶴田錦史に師事。祖父の名跡を世襲。文部大臣奨励賞・NHK会長賞等受賞。国立劇場主催公演を始め国内外で活躍中。NHK大河ドラマ『西郷どん』を始め数多くの大河ドラマやスペシャルドラマの全芸能の考証、指導等を担当。

稲葉明徳 写真提供:芸団協

稲葉明徳(雅楽)
8歳より篳篥を始め、11歳より宮内庁の東儀兼彦に師事。1979年に日本雅楽会に所属し、80年、東京楽所に抜擢され、多忠麿の下 数多くの雅楽公演に参加。国立劇場を中心に国内外での演奏やCD制作、数多くの現代音楽公演等に参加する。

 

東川隆太郎 写真提供:芸団協

東川隆太郎(進行/かごしま探検の会)
「まち歩き」を活動の中⼼に据える。⿅児島県内の歴史や地理を機軸に、考現学・世間遺産・鄙びた温泉・廃線・微地形など様々なテーマで⾃ら案内⼈として地域を語る。NPO法⼈まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会代表理事。大河ドラマ「西郷どん」史料取材協力。「ブラタモリ」(#98⿅児島、#99 薩摩の奇跡)出演。
  • NOBODY KNOWS  [令和2年度 日本博主催・共催型プロジェクト]
主催:文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)
共催:薩摩川内市、薩摩川内市教育委員会
企画協力:入来神舞保存会、入来麓伝統的建造物群保存地区保存会、入来麓伝建地区協議会、清色地区コミュニティ協議会、縦糸横糸合同会社 
広報協力:伊藤総研株式会社
コミュニケーションデザイン:株式会社Que
デザイン:株式会社新村デザイン事務所
ウェブ制作:株式会社テオ
協力:株式会社薩摩川内市観光物産協会、公益社団法人日本舞踊協会
後援:環境省、鹿児島県教育委員会、日本遺産「薩摩の武士が生きた町」魅力発信推進協議会

※「日本博」事業…2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の機運醸成や訪日外国人観光客の拡大等を見据え、我が国の文化芸術の振興と、その多様かつ普遍的な魅力を発信するため、日本全国を舞台に展開される事業。

※日本遺産…全国各地の歴史や魅力を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として認定する 文化庁による取り組み。ストーリーに関係する各地の有形・無形の文化財群をパッケージ化し、地域活性や観光振興へ活かすことを目的とする。2020年6月時点で104箇所が認定されている。
  • その他画像

 

入来神舞より「十二人剣舞」 画像提供:芸団協

入来神舞より「十二人剣舞」 画像提供:芸団協

 

薩摩琵琶「蓬莱山」(友吉鶴心) 画像提供:芸団協

入来神舞より「杵舞」 画像提供:芸団協

入来神舞より「猿女舞」 画像提供:芸団協

 

「シルクロード~春夏秋冬によせて~」 画像提供:芸団協

「シルクロード~春夏秋冬によせて~」(日本舞踊・花柳源九郎)画像提供:芸団協)

旧増田家住宅 画像提供:芸団協

薩摩川内市 入来麓 画像提供:芸団協

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、リリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

 
本記事に関するお問い合わせ:公益社団法人日本芸能実演家団体協議会

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