“ひらめき”をカタチにするミュージアム「AkeruE(アケルエ)」ロゴデザインが決定&展示の情報を一部先行公開!
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、総合情報受発信拠点「パナソニックセンター東京」(所在地:東京都江東区有明3-5-1)内に、パナソニック クリエイティブミュージアム「AkeruE(アケルエ)」を2021年4月3日(土)よりオープンします。今回、このAkeruE(アケルエ)のロゴデザイン、および展示の情報を一部先行公開いたします。
AkeruE(アケルエ)は、子どもたちがもつ好奇心や探求心を起点とし、新しいモノやコトをつくる人材を育むための場所です。パナソニックはこれからも、子どもたちの創造性あふれる行動を支援するとともに、次代を担う人材の育成支援活動を通じて社会に貢献していきます。
■ロゴデザインに込めた想い
AkeruE(アケルエ)のロゴでは、あらゆる表現に使われる普遍的な形である”まる(丸・円・球)”を、点や領域に見立て、配置や関係性、構造体として捉え直しています。五感を示す5つの”まる”を、大きな”まる”の中に集合させることで、自然やアートの中から原理を知り、ひらめきをカタチにする場所であることを表現しています。
▼「AkeruE(アケルエ)」ロゴデザインコンセプトムービー
https://youtu.be/ftP57R7Sy5k
制作:岡崎智弘、岡篤郎(音楽)、西本瑶(モーショングラフィック)
■展示の情報を一部先行公開
AkeruE(アケルエ)の入り口部分にあたる2階のGAIAでは、「自然との共生」をテーマに、水産養殖と水耕栽培を組み合わせた農法である「アクアポニックス」を展示します。
アクアポニックスでは、魚と植物を同じシステムで育てる循環型栽培を通じて、地球という大きな惑星で起きている循環の一部を再現しています。アクアポニックスを観察し、水、植物、魚など目に見えるものと、微生物、二酸化炭素など目に見えないものとの関わりを考える中から、自然の不思議に触れる体験を提供します。
▼「アクアポニックス」展示イメージ
■参加クリエイター・団体紹介 ※敬称略
【VIデザイン】岡崎智弘(SWIMMING、グラフィックデザイナー)
【展示】・井上仁行(パンタグラフ)
・邦高柚樹(モンドワークス株式会社代表取締役)
・児玉幸子(メディアアーティスト、電気通信大学准教授)
・スズキユウリ(サウンドアーティスト、ペンタグラムパートナー)
・中山晃子(画家)
・前川和純(東京大学大学院博士課程在籍、研究者・アーティスト)
・松信卓也(エンジニア、デザイナー)、筧康明(研究者・メディアアーティスト、東京大学准教授)
・油井俊哉(メディアアーティスト)、横田智大(エンジニア)、橋田朋子(研究者)
【コンテンツデザイン】・近森基(株式会社プラプラックス代表取締役)
・鈴木順平(unworkshopエデュケーター、クリエイティブディレクター)
【空間デザイン】山口茜、古賀紗弥佳、佐々井歩、谷清鳳、中出未来之(株式会社乃村工藝社)
【クリエイティブディレクション】浅井亜紀子、飯沢未央、飯島拓郎、上村直人、河合美咲、河村慧、北島識子、小菅奈穂子、越本春香、佐川夏紀、新澤梨緒、武田真梨子、仲村健、松井創、皆川凌大、村田真純(株式会社ロフトワーク)
■パナソニック クリエイティブミュージアム「AkeruE(アケルエ)」とは
「AkeruE(アケルエ)」は、子どもたちの知的好奇心と「ひらめき力(Eureka(※))」を育む場として、”学び”と”モノ・コトづくり”の双方を体験できる施設です。展示作品の中では、知性を育む科学館の要素と、感性を育む美術館の要素を兼ね備えた学びを提供します。また、モノ・コトづくりに取り組めるスペースやワークショップを展開し、子どもたちのアイデアを形にする機会を設けます。
加えて、より創造性あふれる場づくりのために、若者や教育関係者、近隣地域などさまざまなステークホルダーとの協働を模索。子どもたちを含めてあらゆる人材・世代がともに学び合い、未来を築く場とコミュニティを構築していきます。
この場所を通じて、子どもたちがもつ好奇心や探求心をもとに、新しいひらめきのきっかけをつくりながら、それを形づくれるようにサポートをしていきます。
※Eurekaとは、ギリシャ語で“ひらめき”を意味する言葉
■団体見学の先行予約開始について
パナソニック クリエイティブミュージアム「AkeruE(アケルエ)」の団体見学について、オープンに先立ち2021年2月3日(水)より予約を開始しました。
修学旅行や校外学習でのご利用など、積極的なご予約をお待ちしています。
▼見学内容や、予約に関する情報については、下記URLにて順次ご案内予定
https://www.panasonic.com/jp/corporate/center-tokyo/school.html
<施設概要>
【営業時間】10:00~17:00(新型コロナウィルス感染拡大防止のため、当面の間短縮営業中)
【休館日】毎週月曜日
【入場料】一般700円(オープン初期は200円割引適応)、団体300円(15名以上、60分コース)
【住所】〒135-0063 東京都江東区有明3-5-1 パナソニックセンター東京 2~3階
【公式URL】https://www.panasonic.com/jp/corporate/center-tokyo.html
【お問い合わせ先】
パナソニックセンター東京
電話:03-3599-2600(受付時間:10:00~17:00)
<参加クリエイター・団体プロフィール>
■VIデザイン
岡崎智弘(SWIMMING、グラフィックデザイナー)
東京造形大学デザイン学科視覚伝達学部卒業。2011年よりデザインスタジオSWIMMING設立。グラフィックデザインの思考を軸に、視覚情報を中心とした多様な領域のデザインの仕事を文化と経済の両輪で行う。依頼者との協働のほか、分野の違いを問わずデザイナーとの協働も積極的に行う。多摩美術大学情報デザイン学科非常勤講師。主な受賞歴にJAGDA新人賞2019、JAGDA賞、TDC賞など。
■展示
井上仁行(パンタグラフ)
立体造形と立体アニメーション専門のアーティストユニット。書籍等のグラフィックやCM・短編アニメーション・ゾートロープ制作など幅広い分野で活動。作品やワークショップを通じて“実物“の存在感 や“動き“の本質を探る。著書に『造形工作 アイデアノート』、『パラレルワールド御土産帳』他。動きのカガク展 出展(21_21 DESIGN SIGHT 2015年)、中学校数学 教科書メインビジュアル(学校図書 2015年~)など。
邦高柚樹(モンドワークス株式会社 代表取締役)
農家 / アーティスト。水産養殖と水耕栽培を組み合わせた資源循環型の食料生産システム「アクアポニックス」の制作・運用を行う。魚から出る有機物を微生物に分解させた有機肥料で野菜を栽培することで、生態系の循環をあらゆる都市空間で発現させる。ラスベガスにて開催されたテクノロジーの祭典「CES 2019」に出展、大型水族館における企画展示への参加、小中学生を対象とした生態系ワークショップも行う。
児玉幸子(メディアアーティスト、電気通信大学准教授)
磁性流体によるアートプロジェクトを2000年より開始。作品「突き出す、流れる」(竹野美奈子との共作)で、第5回文化庁メディア芸術祭インタラクティブ部門大賞、日本のメディア芸術100選に選ばれる。ダイナミックに創発する有機的なテクスチャーと造形によるインタラクション、光と運動と視覚をテーマに、デジタルメディアと新素材を駆使した美術の領域で国際的に活躍している。
スズキユウリ(サウンドアーティスト、ペンタグラムパートナー)
サウンドアーティスト、エクスペリエンスデザイナー。2018年よりPentagram Londonのパートナーに就任。コンセプトメイキング、インタラクティブデザイン、アートディレクション、音に関わるインスタレーションを中心にデザインコンサルティングを行っている。クライアントが本質的に求める価値の実現の為に、実験・トライアルのプロセスを繰り返し、革新的で美しく、ユニークなプロジェクトをデザインしている。
中山晃子(画家)
画家。液体から固体までさまざまな材料を相互に反応させて絵を描く「Alive Painting」というパフォーマンスを行う。あらゆる現象や現れる色彩を、生物や関係性のメタファーとして作品の中に生き生きと描く。様々なメディウムや色彩が渾然となり変化していく作品は、即興的な詩のようでもある。近年では MUTEK Montreal等にも出演。
前川和純(東京大学大学院博士課程在籍、研究者・アーティスト)
動きへの興味から、生物と人工物の境界に着目した研究活動や作品制作を行う。成果はHCIやRoboticsといった各研究分野の最重要国際会議で発表されるとともに、Ars ElectronicaやSIGGRAPHをはじめ国内外で展示されている。主な受賞歴にACM CHI 2020 Honorable Mention Award、第23回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門新人賞など。
松信卓也/筧康明(エンジニア、デザイナー/研究者・メディアアーティスト、東京大学准教授)
松信卓也は慶應義塾大学を卒業後、現在はエンジニア/デザイナーとして活動。筧康明はインタラクティブメディア研究者であり、メディアアーティストとして国内外で物理素材の特性に着目した作品を発表する。東京大学大学院情報学環准教授。筧研究室にて制作した本作は、2019年からArs Electronica Center(オーストリア・リンツ)にて招待展示、第23回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品に選出。
油井俊哉/横田智大/橋田朋子(メディアアーティスト/エンジニア/研究者)
油井俊哉は1993年長野県生まれ。早稲田大学 橋田研究室卒。生物らしさを加えた機械や自然現象を用いた作品を制作している。横田智大は1993年 埼玉県育ち。早稲田大学 橋田研究室卒。メーカーに勤務。人間にとって使いやすいインタフェースの在り方を模索している。
橋田朋子は博士(学際情報学)。早稲田大学基幹理工学部表現工学科准教授。対象の固定概念を揺さぶり潜在的可能性を引き出すAlternative Beingsの研究に従事。
■コンテンツデザイン
近森基(株式会社プラプラックス 代表取締役)
インタラクティブ作品の制作をベースに、空間、映像、プロダクトなど、領域を横断しながら活動している。扱うテーマやモチーフの中に潜んでいる物語を掘り下げ、様々なメディアを使って作品化することで、新しい発見、創造的な学びや、ワクワクするような体験の創造に取り組んでいる。
Ars Electronica(オーストリア)、文化庁メディア芸術祭(日本)など国内外で作品を発表。NHK「デザインあ」などの制作にも携わる。
鈴木 順平(unworkshopエデュケーター、クリエイティブディレクター)
静岡大学教育学部 美術教育専修 卒。桑沢デザイン研究所昼間部SD卒。 卒業後、教育系であるNPO法人CANVASのクリエイティブディレクターに着任し、こども向けの創造・表現力をテーマにしたワークショップ企画設計や、教材開発を行う。在籍担当時、マレーシアで展開した体験型展示では、海外ブランドとしては初となる、政府の教育省が掲げる教育指針の認証を取得。 2018年からフリーランス。教員免許(小学校一種/中学校一種・美術/高校一種・美術)所有。
■空間デザイン
山口茜、古賀紗弥佳、佐々井歩、谷清鳳、中出未来之(株式会社乃村工藝社)
乃村工藝社は明治25年の創業以来、人びとに歓びと感動を提供する「空間」をつくり続けています。このプロジェクトでは、様々な分野で活躍するデザイナーが集結し、ノウハウ×アイディア×デザインの総合的なクリエイティブ力で、空間ならではの体験を提供していきます。乃村工藝社は、空間のもつチカラを通して、これからの社会のために何ができるかを考えアクションを起こしていきます。
■クリエイティブディレクション
浅井亜紀子、飯沢未央、飯島拓郎、上村直人、河合美咲、河村慧、北島識子、小菅奈穂子、越本春香、佐川夏紀、新澤梨緒、武田真梨子、仲村健、松井創、皆川凌大、村田真純(株式会社ロフトワーク)
ロフトワークはクリエイティブ・カンパニー。社会に新しい価値を生み出すために、クリエイティブなマインドで状況を創造的に捉え、デザインの力で解決します。オープンコラボレーションを通じて世界中のクリエイターコミュニティと共創することで、Web、コンテンツ、コミュニケーション、空間など幅広いクリエイティブサービスを提供しています。
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