東京国立博物館と凸版印刷、国宝「鳥獣戯画」の新作VRを公開
独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:銭谷 眞美、以下 東京国立博物館)、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター(所在地:東京都台東区、センター長:旭 充、以下 文化財活用センター)と凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、このたび、栂尾山(とがのおさん) 高山寺(こうさんじ)(所在地:京都市右京区)が所蔵する国宝「鳥獣戯画」を鑑賞するVR作品『鳥獣戯画 超入門!』を製作し、東京国立博物館・東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で2021年4月14日(水)から初公開。2021年4月13日(火)から東京国立博物館にて開催される、特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」とあわせて楽しめます。
本VR作品では、今からおよそ800年前、平安時代の後期から鎌倉時代につくられた国宝「鳥獣戯画」の甲・乙・丙・丁の全4巻のうち、主に甲巻にスポットを当て、最初から最後まで、大画面で絵巻を繰り広げるように流れに沿って、動物たちがいきいきと遊ぶ鳥獣戯画の世界を詳しく、やさしく解説します。
特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」では、VR作品の中で紹介する甲巻を含む全4巻全場面が展示され、VR作品とあわせて鑑賞することで、作品への理解が深まります。
■ VR作品『鳥獣戯画 超入門!』について
国宝 鳥獣戯画は「誰が描いたのか詳しいことはわからない。おそらく、複数の人物が別の時代に描いたのではないか」と考えられています。今もなお、多くの謎に包まれながらも、たくさんの方に親しまれ、愛され続ける鳥獣戯画。本作品ではその魅力を、動物たちの動きや表情に注目して解説します。
【作品のみどころ】
・鳥獣戯画の世界観に惹き込むアニメーション
冒頭では、甲巻に登場する動物たちの様子を臨場感のあるアニメーションで表現。コミカルな動きでいきいきと遊ぶ動物たちの表情に注目してください。
・最初から最後まで、有名な甲巻をじっくり解説
各シーンに登場する動物の細かい動きや表情に焦点を当て、「何が」「どのように」描かれているのか、描かれた当時の文化、風習にも触れながら詳しく紹介します。
・より理解を深められる簡単なクイズも出題
来場者に配布するミュージアムシアターオリジナルうちわを使用し、甲巻にまつわるクイズを出題します。世代を問わず、鳥獣戯画を初めて見る方も楽しんでいただける内容になっています。
■ 上演案内
場所 | 東京国立博物館東洋館地下1階 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター |
期間 | 2021年4月14日(水)~2021年7月11日(日) |
上演日時 | 11:00※、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00 ※土・日・祝・休のみ *所要時間約35分、各回定員90名(新型コロナウィルスの感染拡大予防のため、当面の間、定員数を48名に制限して運営) *上演スケジュール・定員は都合により変更する場合がございます。 |
鑑賞料金 | 高校生以上:600円 中学生・小学生:300円 未就学児、障がい者とその介護者各1名無料 *チケットは、シアター前チケット売場でご購入いただけます。 *開演時間までにチケットをお買い求めください(当日券のみ)。 *博物館の入館に際しましては、オンラインでの事前予約が必要です。 *新型コロナウイルス感染拡大予防対策を行っております。詳しくはシアターWebサイトをご覧ください。 |
シアターWebサイト | http://www.toppan-vr.jp/mt/ |
■ SNSハッシュタグ投稿でさらにステッカープレゼント
上演終了後、本VR作品の画像をスクリーンに投影し、記念撮影会を実施。撮影した写真や感想などにハッシュタグ「#トーハクでVR鳥獣戯画」または「#FrolickingAnimalsVR 」 をつけてSNSに投稿した方には、ミュージアムシアター限定オリジナルステッカーをプレゼントします。
交換日時 | 2021年4月14日(水)~2021年7月11日(日)のシアター上演日 9:30~17:00(予定) *祝日を除く、月曜日・火曜日はシアター休演日 |
対象SNS | Twitter/Facebook/Instagram |
交換方法 | 投稿した画面をカウンタースタッフに提示 |
■ 特別展情報
名称 | 特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」 |
会場 | 東京国立博物館 平成館 |
期間 | 2021年4月13日(火)~5月30日(日) |
開館時間 | 9:00~19:00 ※総合文化展は9:30~17:00 ※「鳥獣戯画 甲巻」の待機列には18:30以降はお並びいただけません。 ※休館日:月曜日(ただし、5月3日(月・祝)は開館) |
観覧料金 | 一般 2,000円、大学生 1,200円、高校生 900円、中学生以下無料 ※混雑緩和のため、本展は事前予約制(日時指定券)です。入場にあたって、すべてのお客様は日時指定券の予約が必要です。 ※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料です。ただし、オンラインでの「日時指定券」の予約が必要です。入館の際に学生証、障がい者手帳等をご提示ください。 ※詳しくは、展覧会公式サイトにてご確認ください。 |
特別展公式サイト | https://chojugiga2020.exhibit.jp/ |
主催 | 東京国立博物館、高山寺、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社 |
■ 関連展示情報
名称 | 特集「鳥獣戯画展スピンオフ 動物表現の古今東西」 |
会場 | 東京国立博物館 本館14室、特別1室、特別2室 |
期間 | 2021年3月23日(火)~6月6日(日) |
開館時間 | 9:30~17:00 ※休館日:月曜日(ただし、5月3日(月・祝)は開館) |
観覧料金 | 東京国立博物館総合文化展観覧料 一般 1,000円、大学生500円、高校生以下および満18歳未満、 満70歳以上の方は無料 ※入館にはオンラインによる事前予約(日時指定券)が必要となります。 ※障がい者とその介護者各1名は無料です。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。 ※特別展観覧料で、特別展ご観覧の当日に限り総合文化展もご覧いただけます。総合文化展の日時指定券をご予約いただく必要はありません。 ただし、総合文化展の混雑状況によっては、入場をお待ちいただく場合があります。なお、総合文化展は17:00に閉館いたします。それ以降は、総合文化展はご観覧いただけませんのでご注意ください。 ※詳しくは、東京国立博物館ウェブサイト(https://www.tnm.jp/)にてご確認ください。 |
■ 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」について
「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」は、VRによる文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設です。「バーチャルリアリティで時空を超える」をコンセプトに、東京国立博物館の収蔵品を中心とする文化財デジタルアーカイブをVR技術で可視化。文化財の姿をあざやかに映し出す超高精細4Kプロジェクタ、300インチの迫力ある大きなスクリーン、専属のナビゲーターのライブ上演により、コンピューターが生成する三次元空間の中にいるかのような感覚で文化財を鑑賞できます。文化財の往時の姿の再現や肉眼では鑑賞することが難しい細かなディテールの拡大など、デジタルならではの文化財との新たな出会いと楽しみ方を提供する空間です。
・シアターWEBサイト http://www.toppan-vr.jp/mt/
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、リリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
あなたの会社のニュースを掲載しませんか?
ニュースへの新規掲載お申込み(無料)