映像2021.08.30

VRアニメーション『Clap』が第78回ヴェネチア国際映画祭VR部門「Venice VR Expanded」にノミネート

全国
株式会社CinemaLeap
株式会社CinemaLeapと株式会社WOWOWが共同製作を行ったVRアニメーション『Clap』は、第78回ヴェネチア国際映画祭VR部門「Venice VR Expanded」に、アワードの選考対象となるコンペティション作品としてノミネートされました。
本作品は、『Feather』(2019)、WOWOWと共同製作した『Beat』(2020)に引き続き、VRアニメーション監督の伊東ケイスケが監督を務めており、いずれもヴェネチア国際映画祭のVR部門で上映されております。同じ監督の手がけた作品が、3年連続でヴェネチア国際映画祭のVR部門で上映されるのは日本で初めてとなります。
「Venice VR Expanded」のノミネート作品は、2021年9月1日(水)〜9月19日(日)までの期間、世界中どこからでもアクセスできるバーチャル上のプラットフォーム、および世界各国の上映施設と連携したサテライト会場にて上映が行われます。
株式会社CinemaLeap(本社:東京都品川区、代表取締役:大橋 哲也、以下「CinemaLeap」)と株式会社WOWOW(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:田中 晃、以下「WOWOW」)が共同製作を行ったVRアニメーション『Clap』は、第78回ヴェネチア国際映画祭VR部門「Venice VR Expanded」に、アワードの選考対象となるコンペティション作品としてノミネートされました。

『Clap』ポスター

 

 

本作品は、『Feather』(2019)、WOWOWと共同製作した『Beat』(2020)に引き続き、VRアニメーション監督の伊東ケイスケが監督を務めており、いずれもヴェネチア国際映画祭のVR部門で上映されております。同じ監督の手がけた作品が、3年連続でヴェネチア国際映画祭のVR部門で上映されるのは日本で初めてとなります。

ヴェネチア国際映画祭は世界三大映画祭のひとつで、世界最古の歴史を持つ映画祭として、今年で78回目の開催を迎えます。今年のヴェネチア国際映画祭は、2021年9月1日(水)〜9月11日(土)までヴェネチアのリド島で開催されます。VR部門「Venice VR Expanded」は、リド島での開催後も会期を1週間延長し、9月1日(水)〜9月19日(日)までの期間、世界中どこからでもアクセスできるバーチャル上のプラットフォーム、および世界各国の上映施設と連携したサテライト会場にて作品上映が行われます。

本作品ではコントローラーの代わりに、体験者自身の両手をVR空間で認識して操作するハンドトラッキングを用い、「Clap=手をたたく」というシンプルな動作によって、体験者がインタラクティブにストーリーに参加しながら体験できる作品となっています。またWOWOW Lab(※)が培ってきたイマーシブオーディオ制作技術を活用し、音楽と効果音を11chで制作することで、視覚だけではなく、聴覚でも360度空間を体感できる作品となっています。

CinemaLeapは今後も、VR映画をはじめとする、従来の映画の枠組みを超えた新たな体験の提供に挑戦し、世界中の方々に感動を提供できるよう尽力して参ります。

※WOWOW Labとは、WOWOW単独では難しいさまざまな取り組みを外部連携を積極的に⾏なうことで継続的に実現させるための仕組みです。クリエイター、エンジニア、技術系スタートアップ企業などと組み、コンテンツに関わる新しい技術の実験や試験を⾏ない、お客様に向けた新しいコンテンツ・サービスを⽣みだすことを狙いとしています。
WOWOW Labサイト https://corporate.wowow.co.jp/wowowlab/


■ヴェネチア国際映画祭 公式発表
https://www.labiennale.org/en/news/selection-complete-works-venice-vr-expanded-0

■VRアニメーション『Clap』 概要
・作品名:Clap
・製作年:2021年
・製作:株式会社 WOWOW・株式会社CinemaLeap
・作品尺:13分
・ジャンル:アニメーション
・あらすじ:
この物語はClapの受け手である主人公と、送り手であるあなたの目線で紡がれる物語です。
自分に自信がなく、自分のことをなんの取りえもないちっぽけな存在だと感じてしまい、糸のような姿になってしまった主人公、糸男。
ある雨の日、糸男が路地を歩いていると、偶然目の前にさびた空き缶が落ちてきます。その空き缶から鳴り響く、おかしくも心地良い音に魅了された彼は、缶でメロディーを奏でることを思い付きます。
やがて糸男の周りには大勢の人だかりができ、拍手の音も大きくなっていきます。しかし次第にその拍手が大きなプレッシャーとなり、彼を悩ませます。
糸男はなぜ拍手が怖くなり、受け入れられなくなってしまったのか。
あなたの心からの拍手を糸男に届けることができたとき、「Clap」は本来の意味を取り戻し、美しい音色を奏で始めます。


■制作チーム
・監督:伊東ケイスケ(VRアニメーション監督)
・エグゼクティブプロデューサー:藤岡寛⼦(株式会社WOWOW 技術局技術企画部 チーフプロデューサー)
・プロデューサー:待場勝利(XRコンテンツプロデューサー / Supership株式会社XR戦略企画室 )
・アシスタントプロデューサー:⼤橋哲也(株式会社CinemaLeap 代表取締役)
・⾳楽:森下唯(ピアニスト)
・テクニカルサポート:橋本裕(TECH Planning合同会社 技術顧問(XR担当)、VR Creators Labo事業 Director)
・ストーリーテリングアドバイザー:中嶋雷太(映像プロデューサー兼物語作家)
・振り付け:YAMATO(Choreographer)
・テクニカルサウンドデザイナー:⽜島正⼈(株式会社ソノロジックデザイン 代表/サウンドデザイナー)
・イマーシブサウンドデザイナー:蓮尾美沙希(株式会社WOWOW 技術局技術企画部)


■監督プロフィール

伊東ケイスケ

VRアニメーション監督。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒。メーカーのグラフィックデザイナーを経て、2012年よりフリーランスのCGアーティストに転身。現在はVRを用いたインタラクティブなストーリーテリングに挑戦している。2020年に『Beat』が第77回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門、および「Cannes XR」 VeeR Future Award 2021にノミネート。2019年に『Feather』が第76回ヴェネチア国際映画祭にて、VR部門では日本人初のビエンナーレカレッジセレクションとしてプレミア上映。ほか、ベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭、SIGGRAPHなど数々の映画祭で監督作品が上映されている。


■監督コメント
VRアニメーション『Clap』は、シンプルに手をたたくだけで体験することのできる作品です。しかし「Clap=手をたたく」というインタラクションには、たった一つの動作にさまざまな意味合いが含まれており、とても奥深いものです。
人生には思うように行かず、時には落ち込んでしまうこともあります。そんな時、Clapを通して他者を、そして自分自身を勇気づけて欲しいと思います。
さあ、たくさん手をたたいてください。前向きに!


【会社概要】
■株式会社CinemaLeap
代表:大橋哲也
事業概要:VR映画の製作・配給、VRに特化した国際映画祭『Beyond the Frame Festival』主催
設立:2019年4月3日
所在地:〒141-0031東京都品川区西五反田1-13-7 マルキビル503
HP:https://cinemaleap.com/
Mail:info@cinemaleap.com


■株式会社WOWOW
代表取締役 社長執行役員 田中晃
事業概要:映画、ドラマ、スポーツ、音楽ライブ等のエンターテイメントの放送・配信
1991年4月1日営業放送スタート
所在地:〒107-6121 東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル21階
HP:WOWOWオンライン https://www.wowow.co.jp
コーポレートサイト https://corporate.wowow.co.jp
Mail: corp.support@wowow.co.jp
本記事に関するお問い合わせ:株式会社CinemaLeap

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