LACOSTE SPRING – SUMMER 2022 FASHION SHOW
スポーツにおける捉え方や文化はルイーズ・トロッターが常に着目しており、フレンチスポーツウェアの要としてラコステのダイナミックなアプローチに影響を与えています。サイクリングやバスケットボール、その他のシティースポーツ、そしてブランドの真骨頂と言えるテニスの世界から導き出される動きや軽さ、機能性、そして精神は彼女のデザインプロセスにおいて最も重要です。2022年春夏コレクションは、日常生活にスポーツユニフォームを取り入れ、パフォーマンスと美学の境界線をシームレスにし、都会の夏に順応します。
スポーティさが際立つメンズ・ウィメンズそれぞれに目をやると、表層的な技術革新はもちろん、ディテールに至るまでこだわり抜かれ、格段に進化を遂げています。狂騒の1920年代のルネ・ラコステと彼のテニスパートナー、スザンヌ・ランランのエレガントなポートレートから、2000年代のピーター・サザーランドとフィリップ・ビアロボスによるメッセンジャーのリズミカルなドキュメンテーションに至るまで、テーラーとスポーツの融合の変遷は、ハイブリッドな類型学の結果であり、スポーツサブカルチャーとしての一面も持ち合わせています。ショートスーツはネオプレン素材のピケジャージーから作られ、プリーツテニススカートはマットなパステルラバー素材、そしてラコステのポロシャツはプリントメッシュで再構築されています。
新たなカラーの試みとして、ラコステグリーン、ネイビー、トープ、ブラック、オプティックホワイトのクラシカルなラコステパレットに対して、スカーレット、エメラルド、バーガンディー、オレンジ、アシッドイエローといった明るく温かみのある色を重視することで、これまでの伝統的なスポーツの認識を変えました。素材の通気性や換気はメッシュのロゴパネルを採用し、通気性の良いインサートは、サイクリングベスト、トラックショーツやバスケットボールのタンクトップに用いました。人間工学に基づいたミシン目は手作業でネオプレン素材のヴァーシティージャケットにレザー加工されています。エンジニアードニットがそれに続き、体に沿ったストライプリブドレスとマッチするアンサンブルが、シグニチャーパッチワークのテニスセーターの新しいイテレーションに加わります。ソフトパラシュートナイロンと光沢仕上げが透明感を際立たせ、”ゴーストステッチ” のエンボス加工されたラバーアウターウェアとフラミスジップのドローストリングのアノラックを組み合わせることで、スピード感を表現しています。
プールサンダルやジャカードニーソックスから、ネオプレンストラップ、フラスクホルダー、バックル付きクロスボディのメッセンジャーバッグ、カラーシールドサングラスまで、風変わりなアクセサリーが今シーズンのメトロポリタンスタイルを引き立てます。カットアウトトレーナーはバンジーコードの紐でトレースされ、モジュラーデジタル腕時計、パステルカラーのカラビナキーリング、テニスバイザー、ネオプレンジャージー素材の平たいツバ付5パネル ”ジロール” キャップにて、はつらつとしたエスプリを強調しています。
Production / OBO
Styling / Suzanne Koller
Hair Stylist / Gary Gill
Makeup artist / Lauren Parsons
Music / Frederic Sanchez
Casting / Piergiorgio Del Moro
LS Gommaによるアートインスタレーションは、ラコステ本社で恒久的に展示されます。
セットで使用されているナイロンは、限定版のトラックスーツに形を変えます。
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