多摩美術大学が、誰もが参加できる“デザインの大学”を期間限定開校。50の新たなデザイン領域を知る、講義プログラム公開
東京
多摩美術大学
東京ミッドタウン・デザインハブ第94回企画展「Tama Design University」12月1日(水)〜12月26日(日) 会期中は講義プログラムを毎日開催。聴講無料。
学校法人多摩美術大学(所在地:東京都世田谷区、理事長:青柳正規、多摩美術大学学長:建畠 晢)は、東京ミッドタウン・デザインハブ第94回企画展「Tama Design University」を、東京ミッドタウン・デザインハブにて、12月1日(水)より開催中です。
デザインの先端領域および隣接する分野、社会的なテーマに着目し、それぞれに問いを立て、多彩なデザインについての講義を学内外のデザイナーや研究者などを招いて行います。会場ではヴァーチャル大学としてのデモンストレーションや展示を行います。教室を模したステージでは、無料で聴講可能な講義プログラムを実施し、その模様はライブ配信もします。会期中は、講義プログラムを毎日予定しており、聴講無料。50の新しいデザイン領域を知る機会です。
◎デザインの最先端×ヴァーチャル大学×期間限定開校
2000年代になって、デザインは急速に社会に浸透していきました。ソーシャルデザイン、コミュニティーデザイン、デザイン思考、インクルーシブデザインのように、その対象はかたちあるものだけではなく、関係や考え方、社会的な制度までに及んでいます。我々は今、環境をはじめとした様々な課題や、テクノロジーによる急減な変化と向き合っています。その状況の中でどうデザインするかの前に、何をデザインしていくべきなのかを問い直していくことが重要ではと考えました。
多摩美術大学は、自らの枠にとどまらず、第一線で活躍されている研究者、実務家をお招きして、これから重要と思われるデザインについて伝え、共に考えるための場をつくることにしました。
デザイナーはもちろん、研究者、今までデザインに触れてこなかった方々まで、誰もが参加できる期間限定のヴァーチャル大学“Tama Design University”を東京ミッドタウン・デザインハブに開校します。
◎企画概要
名 称:東京ミッドタウン・デザインハブ第94回企画展「Tama Design University」
会 期:12月1日(水)~ 12月26日(日) 11:00 ~ 19:00 会期中無休/入場無料
会 場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
主 催:東京ミッドタウン・デザインハブ
企画・運営:多摩美術大学 TUB
◎講義プログラム一覧 〜50のプログラムを毎日開催〜
新しい世界をどうデザインできるか?大学教員・研究者や実務家、デザイナーなど、様々な領域の第一線で活躍されている方の視点から、「これから何をデザインすべきなのか」を講義のかたちでお話頂きます。
12月10日(金) 16:00- 山下正太郎 (コクヨ株式会社 ワークスタイル研究所 所長/WORKSIGHT 編集長)
「Future of Workのデザインとは?」
12月10日(金) 18:00- 田中美帆 (株式会社cocoroé / 多摩美術大学 グラフィック・統合デザイン学科 非常勤講師)
ソーシャルデザイン「共創で社会をつなぐ、ソーシャルデザインとは?」
12月10日(金) 20:00- 中村勇吾 (多摩美術大学 統合デザイン学科 教授/インターフェースデザイナー)
インターフェースデザイン「なぜ私たちは画面の中に質感を感じるか?」
12月11日(土) 12:00- 久保田晃弘 (多摩美術大学 情報デザイン学科 教授)
可逆デザイン「可逆デザイン - デザインにUndo機能を実装する(ことは可能か?)」
12月11日(土) 14:00- 宮崎光弘 (多摩美術大学情報デザイン学科情報デザインコース教授/株式会社アクシス取締役)
デザイナーズポートレート「過去のトップデザイナーの言葉から未来は見えるか?」
12月12日(日) 12:00- 廣村正彰 (廣村デザイン事務所/多摩美術大学 環境デザイン学科客員教授)
サインデザイン「デザインの速度とは?」
12月12日(日) 14:00- 小野直紀 (クリエイティブディレクター/プロダクトデザイナー/『広告』編集長)
プロダクトデザイン「モノから発想しないモノづくりとは?」
12月13日(月) 16:00- 土田貴宏 (ライター/デザインジャーナリスト)
デザインジャーナリズム「現代のデザインにジャーナリズムは可能か?」
12月13日(月) 18:00- 上田壮一 (一般社団法人シンク・ジ・アース理事/多摩美術大学 情報デザイン学科 客員教授)
教育デザイン「社会・環境への無関心を好奇心に変える教育デザインとは?」
12月14日(火) 15:00- 岩嵜博論 (武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科 教授/ビジネスデザイナー)
ストラテジックデザイン「ストラテジックデザインによるデザインの拡張の可能性とは?」
12月14日(火) 17:00- 西成活裕 (東京大学 先端科学技術研究センター 教授)
ロジスティクスデザイン「今後の交通・人流・物流のデザインとは?」
12月15日(水) 16:00- 澤田哲也 (ミテモ株式会社 代表取締役/LOCAL CRAFT JAPAN 共同代表・プロデューサー)
ローカルクラフトデザイン「デジタル技術が拡張する身体と工芸の可能性とは?」
12月15日(水) 18:00- 長谷川敦士 (武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科主任教授/株式会社コンセント代表取締役社長)
ソーシャルイノベーション「みんなのデザインとはなにか?」
12月16日(木) 18:00- 施井泰平 (スタートバーン株式会社 代表取締役)
アートインフラデザイン「NFTで広がるクリエイティブの可能性とは?」
12月17日(金) 16:00- 根津孝太 (有限会社 znug design 代表/クリエイティブコミュニケーター)
コミュニケーションデザイン「ものづくり起点のコミュニケーションデザインとは?」
12月18日(土) 14:00- 川崎和也 (Synflux株式会社代表取締役CEO/スペキュラティヴ・ファッションデザイナー)
多次元的デザイン「情報空間と実空間をまたぐ『複数の現実』のためのファッションとは?」
12月18日(土) 16:00- 三好賢聖 (日本学術振興会特別研究員PD(慶應義塾大学)/Studio POETIC CURIOSITY 共同主宰)
キネステティックデザイン「動きへの共感はどのようなデザインを可能にするか?」
12月19日(日) 12:00- 伊福部 達 (東京大学 先端科学技術研究センター・研究顧問/東京大学名誉教授/北海道大学名誉教授)
サウンドデザイン「人を助ける音のデザインとは?」
12月19日(日) 14:00- 島本直尚 (ゲームデザイナー/合同会社itten 代表)
ゲームデザイン「アナログゲームのデザインが持つ可能性とは?」
12月19日(日) 16:00- 丸山 新 (&Form代表/デザイナー)
ビジュアルコミュニケーションデザイン「行動するデザインとは?」
12月19日(日) 18:00- 中村 寛 (多摩美術大学 共通教育/大学院 教授)
デザイン人類学「人類学とデザインは共創できるか?」
12月20日(月) 16:00- 水野大二郎 (京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab特任教授/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授) *ONLINE
サーキュラーデザイン「サーキュラーエコノミーのためのデザイン、サーキュラーデザインとはなにか?」
12月20日(月) 18:00- 三澤 遥 (日本デザインセンター 三澤デザイン研究室 室長/デザイナー)
プリミティブデザイン「何を可視化するのか?」
12月21日(火) 16:00- 高尾俊介 (クリエイティブコーダー/甲南女子大学文学部メディア表現学科講師)
クリエイティブコーディング「何のために,誰のためにコードを書くのか?」
12月22日(水) 16:00- 大林 寛 (株式会社オーバーキャスト代表/ÉKRITS編集長)
エクスペリエンスデザイン「これまでもこれからも変わらないデザインとは?」
12月22日(水) 18:00- 天宅 正 (tentai.design代表/デザイナー、アートディレクター)
デザインアドバイス「デザイン都市のデザインとは?」
12月23日(木) 16:00- 古結 隆介 (エムスリー株式会社 CDO(Chief Design Officer)/ プロダクトデザイナー)
医療デザイン「医療の前進を加速させるデザイン組織とは?」
12月23日(木) 18:00- 濱田芳治 (多摩美術大学 生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻 教授) *ONLINE
デザイン教育「感度・解像度を高めた情報の読み取り/表現とは何か?」
12月24日(金) 16:00- 松川昌平 (博士(工学)/慶應義塾大学 環境情報学部准教授/000studio主宰)
アルゴリズミックデザイン「植物を育てるように建築を育てることは可能か?」
12月25日(土) 11:00- 前野隆司(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授/ウェルビーイングリサーチセンター長)
ウェルビーイングデザイン「人々を幸せにする製品・サービスのデザインとは?」
12月25日(土) 14:00- 石塚尚之 (Niantic Staff UX Designer)
ARデザイン「世界を変えるARのデザインとは?」
12月25日(土) 16:00- 吉田泰己 (経済産業省 情報プロジェクト室長/デジタル庁 企画官)
ポリシーデザイン「デジタルテクノロジーを通じて社会システムはどのように変わりうるか?」
12月25日(土) 18:00- 上平崇仁 (デザイン研究者/専修大学 教授)
デザイン態度「さまざまに枝分かれし続けるように見える『デザイン』のもっとも根幹となることは何か?」
12月26日(日) 12:00- 岩渕正樹 (米NYを拠点とするデザイン実践者・研究者/JPモルガン・チェース銀行 デザインストラテジスト) *ONLINE
トランジションデザイン「我々は、いかにして生きたい22世紀をデザインできるのか?それは『デザイン』なのか?」
*講義プログラムの追加および最新の情報は、特設サイト(https://tub.tamabi.ac.jp/tdu/)よりご確認ください。
*各回1時間です。
◎講義プログラムの参加方法 会場とオンラインの両方で、ご視聴が可能です。
<会場での、講義プログラム聴講について>
会場へのご来場は予約不要で無料ですが、混雑状況により、人数制限をさせて頂く場合がございます。
以下より、観覧席の予約が可能です。
https://peatix.com/group/8504/
(東京ミッドタウン・デザインハブ Peatixページ)
<オンラインでの、講義プログラム聴講について>
以下より、ご視聴いただけます。
https://tub.tamabi.ac.jp/tdu/
(Tama Design University特設サイト)
■東京ミッドタウン・デザインハブについて
2007年4月に開設されたデザインネットワークの拠点です。デザインのプロモーション・職能・研究教育という異なる役割を担う機関が連携し、デザインによって 「人」「ビジネス」「知識」 を結びつけ、展覧会やセミナーの開催、出版などで情報を発信しています。(構成機関:公益財団法人 日本デザイン振興会、公益社団法人 日本グラフィックデザイン協会、多摩美術大学 TUB)
東京ミッドタウン・デザインハブ WEBサイト
https://designhub.jp/
■多摩美術大学 TUB 基本情報
英語名称:Tama Art University Bureau
名 称:多摩美術大学 TUB
所在地:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F(デザインハブ内)
面 積:151.54㎡
ディレクター:和田達也教授、永井一史教授
■多摩美術⼤学 TUB について
2021年4月、東京ミッドタウン・デザインハブ(所在地:東京都港区)に、デザインやアートが持つ創造性と美意識を社会とつなぐ場として開所。“まじわる・うみだす・ひらく” をコンセプトに、多摩美術大学の様々なステークホルダーや企業、社会人と行うオープンイノベーションによる新しい価値の創出、学⽣だけでなく子どもから社会⼈まで幅広い層に向けたデザインやアートのプログラムの提供、学⽣作品の展示・発信を行います。
https://tub.tamabi.ac.jp/
■学校法⼈多摩美術⼤学について
理事長:青柳正規
多摩美術大学 学長:建畠 晢
所在地:〒158-8558 東京都世田谷区上野毛3-15-34
創 立:1935年
大学概要:創立以来「もの派」を牽引した関根伸夫、菅木志雄ら、またデザイン界でも三宅一生や深澤直人、佐藤可士和など世界を舞台に活躍する才能を数多く輩出。東京都世田谷区と八王子市に2つのキャンパスを持ち、絵画、彫刻、工芸、デザイン、建築、映像、演劇、舞踊、芸術学などアート、デザインから身体表現までを網羅する10学科と大学院を設置する美術系総合大学です。
https://www.tamabi.ac.jp
本記事に関するお問い合わせ:多摩美術大学
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