美術家・中村裕太の展覧会が資生堂ギャラリーで、「万物資生」の考えを現代の視点から探る
東京・銀座の資生堂ギャラリーでは、展覧会「万物資生|中村裕太は、資生堂と を調合する」を、2022年2月26日(土)から5月29日(日)まで開催する。
「万物資生」を現代のコンテクストから探る
2022年に創業150周年を迎える資生堂(SHISEIDO)。その名前は、中国の儒教の経典『易経』の一節「至哉坤元 万物資生(大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか、すべてのものはここから生まれる)」に由来している。展覧会「万物資生|中村裕太は、資生堂と を調合する」では、美術家・中村裕太とともに、資生堂の資料を交えつつ「万物資生」の思想に現代の視点から光をあててゆく。
1983年生まれの中村裕太は、「民俗と建築にまつわる工芸」を軸に、文献調査やフィールドワークに基づく作品を発表してきた。本展では、東洋史学者・飯島忠夫が「万物資生」という言葉を「目に見えないつかまへられないものが天から来て、地上の物質がそれを受取つて生物を生ずる」と解した文献に着目し、「調合」という方法に基づいた展示を行う。
会場では、資生堂の創業時から1940年代初頭までの化粧品や広告、そして資生堂ゆかりの人物である岸田劉生、富本憲吉、今和次郎の活動を「調合」し、この時代と資生堂の関係性を、中村の作品と関連付けつつ紹介。また、化粧品の原料となる椿種子の残材を釉薬として調合した、中村の作品もあわせて展示する。
展覧会概要
展覧会「万物資生|中村裕太は、資生堂と を調合する」
会期:2022年2月26日(土)~5月29日(日)
会場:資生堂ギャラリー
住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル 地下1階
開館時間:平日 11:00~19:00 / 日曜日・祝日 11:00~18:00
休館日:月曜日(月曜日が祝祭日にあたる場合も休館)
入場料:無料
※内容およびスケジュールなどは変更となる場合あり(詳細についてはギャラリーのホームページを確認のこと)
【問い合わせ先】
資生堂ギャラリー
TEL:03-3572-3901
あなたの会社のニュースを掲載しませんか?
ニュースへの新規掲載お申込み(無料)