グランプリ賞金300万円!過去受賞作品は商品化し話題に! 第15回 シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション開催決定!
テーマは「こころを感じるしるし」2022年4月1日(金)より募集開始
この度、開催します第15回では、テーマを「こころを感じるしるし」としました。「思いを届ける」「気持ちが伝わる」そんなコンセプトのプロダクトは、世の中に多くあります。しかし本当に、それを実現できているものはどれだけあるでしょう。だからこそ、今回あえてこのテーマを選びます。人と人、人とものとの関係性を見つめ直した、目には見えない「こころ」を感じられるしるしをお待ちしています。
審査員は、中村勇吾氏、原研哉氏、深澤直人氏、三澤遥氏の4名です。受賞作品は、グランプリ1作品(賞金300万円)、準グランプリ2作品(賞金50万円)、審査員賞4作品(賞金20万円)、特別審査員賞1作品(賞金20万円)の計8作品となり商品化を検討します。
なお、本コンペはより大きな視点でものづくりの普及啓発に取り組むため、前回に引き続き一般社団法人未来ものづくり振興会が主催し、シヤチハタ株式会社の特別協賛のもとで開催します。
第15回 シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション概要 |
■応募受付期間:2022年4月1日(金)~5月30日(月)12:00
■テーマ:こころを感じるしるし
「しるし」が持つ可能性を広げるプロダクトもしくは、仕組みをご提案ください。
なお、応募作品は未発表のオリジナル作品に限ります。
■参加資格:
・個人、グループ及び企業、団体。年齢、性別、職業、国籍不問
(ただし、日本語でのコミュニケーションが可能であること)。
・1次審査を通過した場合、2022年9月2日(金)までに、模型制作が可能であること。
・入賞した場合、2022年10月14日(金)18時(予定)から東京都内で行われる表彰式に参加が可能なこと。
※1人または、1グループで複数作品の応募が可能です。
ただし、事前エントリーは1応募につき、1エントリーをお願いします。
■賞:グランプリ1作品(賞金300万円)、準グランプリ2作品(賞金50万円)、
審査員賞4作品(賞金20万円)、特別審査員賞1作品(賞金20万円)
※全ての受賞作品が、商品化の対象となります。また、本コンペの公式サイトで公開されます。
■一次審査提出物:プレゼンシート(サイズ:A3、枚数:1枚、形式:PDF、容量:10MB以内)
■審査基準:1.テーマの理解力|2.新規性・革新性|3.提案の実現性
■応募方法:公式サイト(https://sndc.design)よりご応募ください。
■表彰式:2022年10月14日(金)18時から予定
■主催:一般社団法人未来ものづくり振興会
■特別協賛:シヤチハタ株式会社
審査員紹介 |
中村勇吾 Yugo Nakamura
インターフェースデザイナー
tha ltd. 代表
ウェブサイトや映像のアートディレクション、デザイン、プログラミングの分野で横断/縦断的に活動を続けている。主な仕事に、ユニクロの一連のウェブディレクション、KDDIスマートフォン端末「INFOBAR」のUIデザイン、NHK Eテレ「デザインあ」のディレクションなど。
~応募者へのメッセージ~
「嬉しい」「悲しい」「愛しい」「憎い」など、こころの内実を伝える言葉はとても粗く、だからこそ我々は少しでもその解像度を高めるべく様々な手を尽くしてきたのだと思います。それを通じると、今まで捉えきれなかった解像度でこころの機微を感じとることができる-そういった「こころが映しだす新たな現象」のようなものはないだろうか…などと妄想してしまいました。難しいですが取り組み甲斐のあるテーマだと思います。
原研哉 Kenya Hara
グラフィックデザイナー
日本デザインセンター 代表
デザインを社会に蓄えられた普遍的な知恵ととらえ、コミュニケーションを基軸とした多様なデザイン計画の立案と実践を行っている。無印良品、蔦屋書店、GINZA SIX、JAPAN HOUSE、らくらくスマートフォン、ピエール・エルメのパッケージなど活動の領域は多岐。一連の活動によって内外のデザイン賞を多数受賞。著書『デザインのデザイン』(岩波書店刊、サントリー学芸賞)『白』(中央公論新社刊)は多言語に翻訳されている。
~応募者へのメッセージ~
「しるす」とはなにか。この行為を突き詰めて考えると「わたし」という概念に向き合うことになります。近年、人々は「わたし」という一人称を超えた「わたしたち」が直面する問題として、さまざまな世界の事情を捉えているように見えます。今回は「こころ」がテーマですが、これは主語によって変化する難しい存在です。わたしやわたしたちに対して、新しい解釈を備えた心のありようを感じられる表現を期待しています。これはもはやハンコのコンペではありません。哲学なのです。
深澤直人 Naoto Fukasawa
プロダクトデザイナー
NAOTO FUKASAWA DESIGN 代表
卓越した造形美とシンプルに徹したデザインで、国内外の大手メーカーのデザインとコンサルティングを多数手がける。電子精密機器から家具、インテリアに至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。デザインのみならず、その思想や表現などには国や領域を超えて高い評価を得ている。受賞歴多数。
2018年3月作品集「Naoto Fukasawa EMBODIMENT」(Phaidon)発刊。
~応募者へのメッセージ~
いろんな会話の方法が生まれて、人それぞれが自分で生み出した伝え方を考えるような時代になりました。物を手渡したり、椅子をひいたり、手をとったり、様々な人の行為や仕草や態度もしるしのひとつかもしれません。こころはその人の仕草から感じ取れたり現れたりするものです。しるすということが目的ではなく、こころが感じ取れるとはどんなことかを考えてほしいと思います。どんな時に相手のこころを感じたかを思い出してください。
三澤遥 Haruka Misawa
デザイナー
日本デザインセンター 三澤デザイン研究室
2005年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、デザインオフィスnendoを経て、2009年より日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。2014年、三澤デザイン研究室として活動開始。ものごとの奥に潜む原理を観察し、そこから引き出した未知の可能性を視覚化する試みを、実験的なアプローチによって続けている。
~応募者へのメッセージ~
「しるしで有るか。しるしで無いか。」柔らかな発想は、そんな境界線ぎりぎりのところに落ちているかもしれません。固定概念からちょっと離れ、できるだけ遠くにある「しるし」なものに出会えたら、と期待しています。今回はこころを「表す」のではなく「感じる」。かたちだけでなく、プロセスやストーリーの中にユーモラスな視点を探求しても面白いかもしれません。
特別審査員 |
舟橋正剛 Masayoshi Funahashi
一般社団法人未来ものづくり振興会 代表理事
シヤチハタ株式会社 代表取締役社長
1992年 米国リンチバーグ大学経営大学院修士課程終了。広告代理店勤務を経て1997年 シヤチハタ工業株式会社(現シヤチハタ株式会社)入社。2006年 シヤチハタ株式会社代表取締役社長 就任
~応募者へのメッセージ~
コロナ禍になって、発見できたり、あらためて感じたりしたことがある。目、耳、鼻、口からや、手から得られる幅広いしるし。そして、第六感であるインスピレーション。それらは、どのように人のこころを動かしていくのか。もの、仕組み、コトなど大きな観点で考えていただきたい。ひらがなの「しるし」は、さまざまな解釈が可能です。デザインとしるしの融合が生まれることを期待しています。
受賞作品 商品化実績 |
本コンペでは、全ての受賞作品の商品化を検討しています。2018年に開催しました第11回からは、グランプリ受賞作品「自己QR」の他2点、2019年開催の第12回からはグランプリ受賞作品「わたしのいろ」と特別審査員賞の「ジャパニーズギフト シヤチハタ」を商品化し発売しました。
第11回グランプリ受賞
■作品名 「自己QR」
作者 清水邦重 Kunishige Shimizu
商品名 「myQR」
発売日:2020年6月1日
価格 :¥1,650~(税込)
第12回グランプリ受賞
■作品名 「わたしのいろ」
作者 歌代悟 Satoru Utashiro
商品名 「わたしのいろ」
発売日:2020年7月1日、8月3日にテスト販売。
好評につき9月1日に受注販売を実施。
その後、2021年6月に第二弾、
2021年12月に第三弾を発売。
価格 :¥2,200(税込)
※写真は商品化された商品です。
【お問い合せ先】
シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション事務局
sndc2022@japandesign.ne.jp
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