新ライセンスシステムを導入し、より快適な音楽制作のための機能アップデートを実現 スタインバーグ ソフトウェア 『Cubase 12』
株式会社ヤマハミュージックジャパン(東京都港区)は、Steinberg Media Technologies GmbH(ドイツ ハンブルク、以下、スタインバーグ社)が開発した、音楽制作用デジタル・オーディオ・ワークステーション(以下DAW)・ソフトウェア『Cubase(キューベース) Pro 12』と、その機能を厳選して搭載したミッドレンジグレード『Cubase Artist 12』、エントリーグレード『Cubase Elements 12』のダウンロード販売を開始しました。パッケージ版も順次発売します。
『Cubase 12』は、作曲、アレンジ、レコーディング、波形編集、ミキシングなどをサポートする総合音楽制作ソフトウェアの最新バージョンです。今回のバージョンアップでは、新たなライセンスシステム「Steinberg Licensing」の導入により、ドングルにとらわれないライセンス管理が出来るようになったほか、サードパーティMIDIコントローラーとの連携強化やオーディオワープ機能の向上など、より快適なワークフローの実現を可能とするアップデートが多数施されています。また、用途と価格で選べる3種類のグレードを用意しており、プロフェッショナルなニーズにも応える『Cubase Pro 12』、音楽制作機能を厳選して搭載したミッドレンジグレードの『Cubase Artist 12』、エントリーグレードの『Cubase Elements 12』と、いずれもクリエイター/アーティスト/ミュージシャン/エンジニア/プロデューサーの創造力を加速させる最高のパートナーとなります。
発売日
2022年3月3日(木)
品名/品番/価格
スタインバーグ ソフトウェア 『Cubase Pro 12』/CUBASE PRO /R(通常版)/オープン
スタインバーグ ソフトウェア 『Cubase Pro 12』/CUBASE PRO /E(アカデミック版)/オープン
スタインバーグ ソフトウェア 『Cubase Pro 12』/CUBASE PRO /CPCG(クロスグレード版)/オープン
スタインバーグ ソフトウェア 『Cubase Artist 12』/CUBASE ART /R(通常版)/オープン
スタインバーグ ソフトウェア 『Cubase Artist 12』/CUBASE ART /E(アカデミック版)/オープン
スタインバーグ ソフトウェア 『Cubase Elements 12』/CUBASE EL /R(通常版)/オープン
スタインバーグ ソフトウェア 『Cubase Elements 12』/CUBASE EL /E(アカデミック版)/オープン
※アカデミック版は、学生、学校教員の皆様向けの優待販売版です。ご発注の際には、学生証、教員証等のコピーが必要となります。
アップデート・アップグレードについて
『Cubase 12』へのアップデート・アップグレードは、Steinberg Online Shopにてお買い求めいただけます。詳しくは、Steinberg Online Shopをご参照ください。https://japan.steinberg.net/jp/shop/list.html
特別優待期間(Grace Period:グレースピリオド)について
2021年11月10日以降に「Cubase Pro」「Cubase Artist」「Cubase Elements」をご購入されライセンスのアクティベートをされたお客様は、MySteinbergを通じて無償で『Cubase 12』のライセンスを入手いただけます。無償バージョンアップ対象かどうかの確認や詳細につきましては、スタインバーグサイトにてご案内いたします。
◎スタインバーグ サイト https://www.steinberg.net/
<『Cubase 12』の主な新機能>
1.新ライセンス管理システム「Steinberg Licensing」の導入
ライセンス管理について、従来のドングル(USB-eLicenser)を使用する方法から、ドングルを必要としない「Steinberg Licensing」へ変更しました。新たなライセンス管理システム「Steinberg Licensing」では、ライセンスは「Steinberg Activation Manager」を通じてSteinberg IDと紐づき、最大で3台のPCへのアクティベーションが可能です。
2.オーディオファイルからのコード検出
オーディオファイルをコードトラックにドラッグ&ドロップすることで、コード検出が可能となりました。検出時、コードトラック上に『Cubase 12』が最も可能性が高いと判断したコードイベントが配置されますが、その他に考えられるコードについてもコードエディターで一覧を表示するので、その中から任意の最適なコードを選び直すことも可能です。
3.オーディオワープ機能の向上(『Cubase Pro』『Cubase Artist』)
これまで、サンプルエディター上でのみ作業可能であった、オーディオ素材のタイミング調整「フリーワープ」がプロジェクトウィンドウ上で行えるようになりました。また、複数のトラックを同時に作業できるようになったことに加え、同フォルダ内のオーディオの位相を同期する機能も追加しています。
4.「VariAudio 3」へのスケールアシスタント機能搭載(『Cubase Pro』『Cubase Artist』)
オーディオのピッチ・タイミング編集機能「VariAudio 3」にスケールアシスタント機能が搭載されました。キーエディターで使用するものと同様に、エディター全体で単一のスケールもしくはコードトラックに沿ったスケールノートガイドの表示、指定したスケールに沿ったピッチ編集のスナップが可能です。
5.MIDIコントローラーとの連携向上
エディターの下ゾーンに「MIDI Remote」タブが新設され、MIDIコントローラーとの連携に関して設定できるようになりました。『Cubase 12』内でスクリプトが組まれているMIDIコントローラーについては、接続しただけで「MIDI Remote」タブに製品と同様のGUIが表示されます。スクリプトが組まれていない製品についても、簡単にGUIの作成やパラメーターのアサインが可能です。
6.Verve(『Cubase Pro』『Cubase Artist』)
豊富なサンプラーを備えたプラグイン「HALion Sonic SE 3」で使えるフェルトピアノ音源ライブラリーです。エディター上で「PIANO」と「TEXTURE」を混ぜ合わせ、唯一無二のサウンドを生み出します。
7.FX Modulator(『Cubase Pro』『Cubase Artist』)
素材に対して、さまざまなエフェクトチェーンを適用することができるモジュレーションプラグインです。デフォルトで14種類のエフェクトモジュールと、ファクトリーエンベロープカーブのセットが搭載されており、エンベロープカーブは自由に変形することも可能です。
8.Raiser(『Cubase Pro』)
掛かり具合が可視化された多機能リミッタープラグインです。多様なリリースタイム設定により、パーカッシブな素材に対するアグレッシブなリミッティングや、フルミックスの自然な音圧上げなどに柔軟に対応します。
「Cubase 11」から搭載されたメータープラグイン「SuperVision」にVUメーター、キーボードタイプのスペクトラムアナライザーなどの新モジュールが追加されました。
10.サラウンド、Dolby Atmos対応(『Cubase Pro』)
イマーシブサウンドを扱うための新しいチャンネル設定とバス設定が追加されました。またDolby Atmosのフォーマットにも新たに対応しました。
11.Apple Silicon Native対応
Apple SiliconのRosetta2に加え、Nativeにも対応しました。
12.ロジカルエディターの進化(『Cubase Pro』)
GUIが刷新され、新しい項目やプリセットが追加されました。
13.その他の編集ワークフローの向上
新しいクロスフェードエディターやトラックごとのARA適用など、様々な編集機能が追加、改良されています。
スタインバーグ 製品サイト
https://www.steinberg.net/
ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/
※文中の商品名、社名等はヤマハ株式会社や各社の商標または登録商標です。
※この記事に掲載されている情報などは、2022年3月3日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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